「Xbox One Xを買うなら4Kモニターも買わねば…」ということで、色々と考えた結果、LGの4Kモニター「32UD59-B」を購入しました。LGのディスプレイといえばiPhone8やiMac、MacBook Proにも使われており、僕が普段使っているiMacもまさにそれです。将来的にはどうなるか分かりませんが、現状で言えばApple製品とは切り離せない存在って感じになっていますね。
なぜ32UD59-Bを買ったのか?
まずなぜ32UD59-Bを購入したのかその動機についてですが、僕の場合はXbox One Xに合わせたという部分が大きいです。それがまさに「AMD FreeSync」という機能であります。Xbox One XはHDRにも対応していますが、HDR対応のモニターなりテレビを購入するとなると価格がかなり高くなることから、HDRについては諦めました。それよりはフレームレートの安定に期待が持てるAMD FreeSyncを優先した方がゲームを遊ぶという点において快適性が上じゃないのか?と考え、この32UD59-Bを選んだという経緯があります。またこのモニターはサイズが31.5とそこそこ大きく、それでいて価格も5万円台で済むというところに魅力を感じました。
AMD FreeSync機能を搭載したモニターは他のメーカーも発売していますが、「ディスプレイポート接続時にのみ有効」というものもあるので注意が必要です。Xbox One XはHDMIでモニターに接続するので、HDMIで接続した場合でもAMD FreeSyncが有効となるモニターにする必要があります。念のためこの点についてLGのサポートに問い合わせをしてみましたが、「HDMI、ディスプレイポート双方で有効です」との回答をもらいました。
つまり4K画質、AMD FreeSync、価格面の3点において、自分の中で納得がいく商品かなというところですね。またそれ以外のポイントとしては、
- HDMI出力が2つある。
- モニターにステレオ出力(ヘッドホン出力)がある。
- パネルはVAでノングレア(非光沢)。
- 応答速度は4ms。
というのもありますね。HDMI出力が2つというのはちょっと重要で、20インチ〜30インチクラスだと1つしかない場合も多いのが問題です。2つあればPS4とXbox One Xを同時に接続しておけるのでいいなと思いました。
ステレオ出力については以前購入したYAMAHA NX-50を接続するのに使います。そうすると「直接モニターにヘッドホン繋げないじゃん!」という話になりますが、YAMAHA NX-50にはヘッドホン出力がありますので、ステレオスピーカーとヘッドホンをその時々で簡単に切り替えられるので問題ありません。なお32UD59-B自体にも一応スピーカーが付いているので実のところスピーカーを別途買う必要はありませんが、モニターについているスピーカーはおまけみたいなものなので、安物でもいいのでスピーカーを購入することをお勧めします。
パネルと応答速度についてですが、VAなのでIPSには視野角で劣りますし、応答速度は1msを実現するTNパネルには劣ります。ですがゲームを遊ぶときは正面に座って遊びますし、僕自身よく遊ぶのが一人用のRPGで応答速度が命取りになるようなゲームではそれほど遊ばないことから、別にこれでもいいかなと…。ここら辺は妥協ですね。こだわっていたらキリがないので、この辺りは「そこそこのものでいいや」という気持ちで決めました。またこの他にも「ブルーライト低減モード」などの機能が32UD59-Bにはあります。目の負担が気になる方にはこれもポイントではないでしょうか。仕様の詳細は、公式サイトをご覧ください。
開封と組み立て
というわけで、頼んですぐにAmazonより届きました。
UHD 4Kと書かれた横に長い箱です。ちなみにモニターの幅は72.8cmあります。
箱を開けてまず取り出したのは、スタンド部分。つまりモニターを支える首なわけですが、結構太いですね。また首の部分は上下に移動させてある程度高さを調節することもできます。
その他にもセットアップガイドやPCに接続する場合に使うセットアップCDも入っていましたが、驚いたことにCDはビニール袋に包まれているだけでヘタすると曲がったり傷ついたりしそうな状態でした…たまげたなぁ。僕はPCには接続しないので最悪折れ曲がっても構わないですが、人によっては大きなマイナスポイントでしょうね、これは…。
早速モニターを組み立てます。と言ってもはめ込むだけなのでとても簡単です。モニターの裏側を見ると一箇所に出力部が集中して設置されていました。なお電源にはAC-DCアダプターを使う形になっています。
これまで使っていた21インチのモニターと並べて大きさを比較してみました。やはり全然大きさが違うなと感じます(小並感)。こうやって並べてふと気付きましたが、出荷時の状態ではモニターが左側に傾いているんですよね。ちょ、まじかよ!と思って公式サイトにてPDFをダウンロードして読んだところ、モニターの端を掴んで傾きを調整できるとのことでした。実際やってみると傾きを調整するにはちょっと力を入れる必要があり加減が難しかったですが、直すことができました。自分で傾きを調整する必要のあるモニターは初めてだったので焦りました^^;
電源ボタンはモニターの底についています。白い出っ張りを押すと電源オン。ちなみにこのモニターにリモコンはありません。
画像がぼやけちゃっていて申し訳ないのですが、モニター起動後にボタンを長押しするとメニューが現れて、モードの調整やFreeSyncのオン・オフを切り替えることができます。ただ操作感は独特のクセがある感じです。PCにもつなげるという人はセットアップCDを使って調整した方が楽かもしれません。
モニターを設置し、PS4とYAMAHAのステレオをつなぎ終え、PS4を起動しました。PS4は1080pの解像度なので4Kモニターの恩恵はありませんが、特に何の設定もなく画面そのものはモニターサイズに合わせて表示してくれました。
感想
無事モニターの設置と接続が終わりいくらかゲームを起動してみたり動画を見たりといったことをしてみましたが、やはりモニターのサイズが単純に大きくなったというだけで画面から伝わる迫力が増していいですな。ただ色合いについては僕の感覚ではノーマルな状態だとちょっとドギツく感じられたので、調節してコントラストを抑えました。この点の印象は個人差により大きく違ってくると思いますが、僕は思ってたよりも鮮明な発色をするモニターだなという印象を受けました。しかしVAパネルですので、視野角が正面から少しズレると若干白いモヤがかかったような見た目になりますね。やはりこの点についてはIPSパネルには劣りますが、逆に言えば正面に見据えてプレイする限りにおいては何の問題もありません。
現状ではXbox One Xをまだ購入できていないのでAMD FreeSyncの効果を試せていないのですが、これがゲームプレイにどの程度の影響を及ぼすものなのか楽しみです。ほか、欠点らしい欠点は個人的にないかなぁという感じですね、今のところは。ドット抜けもなかったですし、保証期間は購入後3年間(バックライト含む)とありますので、あとは長持ちしてくれればいいなというところです。
僕が購入した時点では価格は約57,000円といったところでしたが、自分の目的に合った商品で買って良かったと思っています。HDRとAMD FreeSyncが両立できればさらに良しというところですが、さすがに価格も一気に上がっちゃうので無理のない予算の範囲内で、という意味では現状ベストな買い物だったなと。AMD FreeSyncがなければもっと安くてサイズも大きな4Kモニターが買えますが、僕は後々このAMD FreeSyncが効いてくるのではという期待を込めて32UD59-Bにしました。僕と同じように「4KでかつAMD FreeSync機能が欲しい」という方には32UD59-Bがお勧めできるんじゃないかなと思います。
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