Avowed、無事クリアしました。いや〜、面白いRPGだったなぁ!
続編希望
というわけでAvowed、勢いに任せて最後は一気に駆け抜けてクリアしちゃいました。

前回宿敵ルドウィーン審問官と戦ったわけですが、その後火山が噴火し、ソラス砦が溶岩に飲み込まれてしまうかもしれないという状況に。そこで砦に向かってミハラ司令長と話すと、地下に降りて行ったコスチャを止めて砦の崩壊を防いで欲しいと頼まれます。
コスチャというのは裏で鉄環騎士団と連絡を取り合っていた、いわば内通者ですね。こいつが鉄環騎士団に情報を流し、本来であれば鉄環騎士団はソラス砦に進行する予定だったわけですな。
そして砦の地下に潜ってコスチャと対峙するわけですが、ちょっと迷ったけど僕はコスチャを倒し、ソラス砦を救出する選択肢を選びました。まぁ何百年も前の男の遺言に従い続けるばかりに、現代人が生活苦に悩まされているのは終わりにしたいというコスチャの言い分も分からんでもないですが。

コスチャを倒してさらに進むと、なんとそこにはソラス砦の創設者でもあるナンドリュの魂が宿った岩が。となると、その手前にある骸骨がナンドリュ、ということでしょうか。
ナンドリュ曰くサパダルとの繋がりを断ちたいがためにここへ迷い込み、死んだってことみたいですね。で、今は解放されて平穏な時間を送っている、と。神宿りという特別な存在でありながら、最期は神との繋がりを断ち切って安らぎを得るとは、なんだか不憫な終わり方ですな。そして主人公にも、「お前もサパダルから解放された方がいい」と。

ソラス砦の崩壊を防ぎ、コスチャを倒したことをミハラ司令長に伝えると、「ソラスの盾」というごっつい盾を貰えました。ガード時に確率で敵に火属性のカウンターダメージを与えるほか、最大HP+75、最大スタミナ+75というかなり強力な効果を持つ盾ですね。
このゲーム、終盤はほんと次から次に近接ビルド向けのユニークアイテムがバンバン手に入るんですよねぇ。盾だけじゃなくて重装鎧や剣、斧、槍などの近接武器などなど…ちょっと近接向きアイテムに偏りすぎてない?って思うほどに多いという。
近接ビルドの人にとってはどれを装備するべきか迷いまくるくらい楽しいでしょうけど、魔法、銃使いな自分にはちょっと残念な内容なんですよね、ここwう〜ん、杖とか弓のユニークアイテムが手に入る機会も増やして欲しかったなって思います。

そしてソラス砦の地下を抜けて深緑の園へ入ると、これまで夢の中でしか出会ったことがなかったサパダルと直接ご対面。
なんでもサパダルというのは神無しの民の願いから生まれた異神で、その力を恐れたウォウディカ(火刑の女王、絞札魔、契約の番人、往日の女王など複数の異名を持つ女神)は信奉する神無しの民を絶滅させた挙句サパダル自身も幽閉した、という設定になっているっぽいですな。
そして幽閉されたサパダルは孤独の中で生き、その苦しみと苦悩から時として力が暴走し、生ける大地に夢蝕病をばら撒いていた…みたいな感じらしいです。
しかしこの度主人公とサパダルが直接対面できたことにより、サパダルは「もう孤独はイヤなの!私を忘れないで!償うから一緒にいて!」と、なんだか若干メンヘラっぽいことを言ってきて主人公との魂の融合を提案してきました。
ここで「断じて断る」と完全拒絶する選択肢もあるのが笑っちゃうところではありますが、僕は今回はサパダルとの融合を受け入れました。にしても、「だが断る!」とした場合、どうなっちゃうんだろうwこんなメンヘラ神を拒絶したらどんな呪いかけられるやら、分かったもんじゃないですな。
これにより最後の神宿りアビリティ「サパダルの怒り」をゲット。

神との融合を果たしたのち次元を引き裂いて最初のエリアであるドーンショアへ戻ると、鉄環騎士団がパラディスに攻め込んできて、街が戦場と化していました。なんでも倒したはずのルドウィーン審問官がやってきて、ドーンショアを帝国の植民地とする目的で占拠したとのこと。あるいはウォウディカ信仰国家の樹立を目的としているとの噂もあるものの、真相はよく分からない。
鉄環騎士団自体は女神ウォウディカを崇拝していて、ウォウディカは正義、法律、誓い、約束、統治、復讐、記憶、階級を司るため、ウォウディカに誓いを立てる鉄環騎士団にしてみれば自分の中の正義を体現するためならどんな手段も正義になるし、それは法にもなるというめちゃくちゃな理屈っぽいです。
ハッキリ言って外部から見ればこれは鉄環騎士団の暴走であり侵略だ!ということで、各地から集まってきた仲間たちと共にパラディス奪回作戦を遂行することに。

まぁこれが最終決戦となるわけなんですが、ここで面白いのは主人公と仲間4人、全員で戦うことができるという点ですね。
普段このゲームは仲間は2人までしか連れ歩けないのですが、この最終決戦は例外で、仲間4人全員がついてきて、ちゃんと戦闘に参加してくれます。なんかこう…燃える展開でいいじゃない!

また作戦の最中にはところどころこれまでの冒険で助けてきた人たちが駆けつけてきて、援護してくれます。自分がこれまでやってきた行いが最後は最終決戦に反映されるというのは面白くもあり、ちょっと感激しちゃいますね。そういう意味でもサイドクエストはやるだけやっといた方がいいのではないでしょうか。

そしてこの最終決戦ではサパダルとの融合で覚えた「サパダルの怒り」を使ってみたのですが、これがめっちゃ強い。さすが神の力を行使するだけのことはあるというか。光の手がいっぱい生えてきて、周辺の敵に3480ダメージ与えてます。
この威力って力とかレベル依存なのかなぁ?それとも装備している武器に依存しているのか。ちょっと分かりませんけど強力なのは間違いないです。まぁ、この最終決戦でしか使えないんですけどね。

で、ラスボスのルドウィーン審問官なんスけど…特に言うべきこともないぐらい、簡単なラスボス戦でした。
というかですね、この人ラスボスなのに普通に身動きが取れなくなる魔法が効くんですよね。上の画像がそうなんですが、空中に持ち上げてしばらく身動きを取れなくする魔法でフルボッコにできます。一種のハメ技みたいなことができてしまうというかなんというか。「ラスボスのくせに効いちゃうのかよ!」って驚きましたよあたしゃ。だから全然苦戦した感じがなかったなぁ。
エンディング
エンディングについては一枚絵が表示されて、仲間や各地方がどんな結末を辿ったかがナレーションで説明されるという形式でした。

言ってしまえばオブシダンらしい(?)Fallout: NV方式のエンディングですね。これまでとってきた選択肢でこのナレーションの内容が色々と変化するのだと思います。
僕の場合は今回生ける大地が帝国の属国となったものの、なんやかんや復興の兆しも見え始めて新たな時代が始まった…みたいな感じで終わって、後味は悪くなかったかな。
ただ気になるのはこれまでの選択肢の中でサパダルを拒絶しまくる選択肢があったことや、ルドウィーンに同意する選択肢も結構あった点ですね。それらを選び続けていったらどうなったのだろうか?というのは興味のあるところで、そういうのは2周目ってところかなぁ。
あ、ちなみにこのゲームには今のところ(2025年8月現在)引き継ぎニューゲーム(強くてニューゲーム)システムはないです。その一度きりの冒険で本当に全部終わりです。
終わってみて
完走した感想ですが、率直に言うと僕はめっちゃ楽しめました。今年遊んだRPGの中では一番面白かったです。

オブシダンが作ったRPGというと、僕はNVを1回クリアした程度で、オブシダン自身には対して思い入れはないのですが、そんな僕からみてもこのゲームはかなり楽しめましたねぇ!
戦闘はSkyrimをブラッシュアップさせたバージョン2.0って感じですが程よい広さのフィールドに探索要素を詰め込んであり、これまた程よい数のサイドクエストで飽きが来なかったというか。Avowedは最初から「ゲームとしてはこれが適切だろう」ときっちり計算した上でサイドクエストが配置されているように感じる。なので初プレイでも特に意識せずともサイドクエスト全部クリアの実績も取れちゃったし、なんかそういう意味では開発側にうまく乗せられたのかなって気もします。
それとこのゲーム、探索要素がふんだんに盛り込まれてはいるものの、「宝箱の存在がわかりやすい」オプションが用意されているのが特徴ですね。

それがオプション画面の「羅針盤 宝箱」ってやつなんですが、これがオンになっていると画面に表示されるミニマップに宝箱が表示されて、隠し宝箱の存在が一目瞭然になりますwもはや隠してすらないじゃんという話なんですが、このオプションをオンにしておけば、ガバ探索スキル持ちの人でも安心です。
そのほかにも宝箱が近くにあるとその方向から「キラキラキラ…」ときらめく音が鳴ってくるので、周辺にお宝があるぞ!というのを把握しやすくなっているのはナイス。なので、音を聞き逃さなければ大抵の宝箱は開けることができるはずです。こういうオプションを用意しておいてるってのは僕はいいと思いますね。
他にも武器種として短剣、片手剣、片手斧、槍、メイス、両手剣、両手斧、両手メイス、弓、片手銃、両手銃、杖、魔導書とたくさんの武器が用意されていて、スキルも豊富にあるため、自分なりのビルドを考えて戦うのが楽しかった。もちろん二刀流もできます。今回は最初から最後まで難易度ノーマルで遊びましたが、特に難しいという場面もなかったかな?ノーマルぐらいなら適当に遊んでいてもクリアできると思います。
とは言っても、不満もなかったわけじゃないです。まずジャンプボタンと回避ボタンが同じなため、ジャンプしようとしたら回避が出た、なんてこともややあった印象。ここは少し厄介なところだったかな。それほどシビアなアスレチックステージはなかったと思いますが、ちょっと厄介だったかな。
それと数多くユニークアイテムが手に入るのはいいですが、結局主人公しか装備できず、仲間に渡せないのは残念だったなぁ。ゲームバランスの問題とかもあるんでしょうけど、仲間の装備変更ができないのは残念ッス。せめて武器だけでも変えれたらなって思いますが。
最後になりますがこれはゲーム側の問題というよりコントローラーの問題なんですが、Xboxのコントローラーだとボタン1発でマップ画面を開けないのが地味に辛かった。キーボードだとMキーで1発なんですが、コントローラーはボタンが足りないせいでできないんですよねwコントローラーは手軽に扱える道具だけど、ボタンの少なさという意味で限界を感じました。
そんなこんなありつつもですね、もう一度書きますが僕はめっちゃ楽しめました。次はPC版でMOD入れてみようかなって思うぐらいに、2周目もいずれやろうかなと考えています。個人的にはとてもオススメなゲームです。
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