AUTOMATONの記事によればユービーアイソフトの2018-2019会計年度上期の業績がかなり好調だそうですね。なんでもゲームの長期運用による継続的な収入が約336億円にもなるのだとか…。
理想形?
リンク:Ubisoft、ゲーム内課金などによる継続的収入やデジタルセールスが前年度比約50%の増加。クラウドゲーミングによりデジタル化がさらに進むか
僕もここ一年の間、アサシンクリードオリジンズ、ファークライ5、ディビジョンと、ユービーアイのゲームはいくつか買ってきましたが、いずれもゲーム内課金要素がありましたねぇ。こういったものが売れ続けることでゲームソフトの売り上げだけで終わることなく継続的に収入があってうまいこと儲けが出ていると。
ユービーアイは次々にオープンワールドのゲーム、AAA級と言われるゲームをコンスタントに発売している会社ですから、こういうビジネスモデルをうまく利用しないと今のペースを保てない、っていうところはありそうですな。そしてこの成功が現在のゲーム業界の理想の形と言えるのかなとも、個人的には思います。
それこそベセスダのFallout 76の目指すところも、アトミックショップ実装というのはこうしたビジネスモデルに乗っかりたいってところはあるでしょうし、Creation Clubはそのための実験でもあったのかも…。ベセスダが同業者であるユービーアイのこうした成功を見てどういった仕掛けをアトミックショップに反映させるのか、興味深いところです。
ゲーム開発は一昔前と違ってとんでもなく開発費が膨れ上がっているということですから、課金要素も絡めた上で利益を追求しないと、というのは分かる話ではあります。僕が子供ころの、いわゆるレトロゲームのエンディングを見ると、クレジットに出てくる開発スタッフの少なさに驚きもしますからねwどんな規模であれゲーム開発というのは多くの人・もの・金が動く、本当に大変そうな業界だなとは感じます。
ところで日本ではこの手の課金要素としては「ガチャ」形式というのが有名ではありますが、これを実装したスクエニの「メビウスファイナルファンタジー」はベルギーでルートボックス規制を受け、サービス終了になったと先日発表されました。日本では今のところガチャは普通に行われてはいますが、海外でこうした動きが出てくるとなると、日本でもいずれは課金ビジネスモデルに何か動きが出るかもしれませんね。
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