久々にドラクエⅢで遊ぶ #04

ドラクエ3 ゾーマ

PS4版ドラクエⅢ、無事ゾーマを撃破してクリアしました。レベルは平均37、特に苦戦もすることなく倒せましたね、さすがにここまで強くなると。ベホマズンなんかも一度も使うことなく。

それにしてもゾーマの指の数が両手共に5本になっていますが、一体誰に対する考慮なんですかね…?(すっとぼけ)

スーファミ版との違い

光のドレス

アレフガルドに入ってからいよいよ最強装備集めというのが始まるわけですが、PS4版ではすごろく場がなくなったためスーファミ版ではすごろく場でゲットできた(あるいは購入できた)武器防具の入手場所がそれぞれ変わってますね。

え〜と覚えている分で言うと、グリンガムのムチとドラゴンローブがメダル交換になり、光のドレスがゾーマ城に移っていますな。あとドラゴンローブと同様マイラのすごろく城で買えた雷神の剣はルビスの塔の宝箱に入っているので入手が楽チンになりましたね。大魔神を倒し続けてドロップを狙ったのも懐かしい思い出ですよ…(白目)。

まぁこれらのアイテムに加えてアレフガルドの各町で購入できるアイテムを吟味して最終装備を整えるわけですが、勇者、賢者、僧侶の3人は問題ないんですけど、戦士だけは最後の最後まで鎧が魔法の鎧のままで、パーティーで一番の紙装甲でしたね…。魔法ダメージ軽減のため仕方なくこうしてたんですが、本当にこれ男戦士の不遇ぶりというか…いや、男性を選ぶメリットがまるでないというゲームバランスがなんかおかしいというかwもし女戦士であれば光のドレスを着せたんですけどね。「耐性持ち」というところに重点を置くとどうしても男戦士と男武闘家は鎧が弱くなってしまうという…。

「じゃあ耐性を無視すればいいじゃん」という話になりますが、それはそれで不利ですしお寿司。「耐性が高くて防御力も高い」という有利な点しかない最強防具が勇者以外は女用しか用意されていないってところがほんと、アレなんですよね。しかもスーファミ版だと光のドレスって確か量産もできましたし。

今更愚痴っても仕方のないことですが、ここはもうちょっとどうにかしてほしかったなぁ…。

ゾーマ 辞世の句

しかしアレですな、このゾーマを倒したときの

だが そのとき お前は
年老いて 生きては いまい。

っていう最期の台詞、年をとるとなかなか深く感じますな。どんな英雄も、超人も、年老いれば力は衰え必ず死ぬときがやってくるという逃れられぬ真理。人生の儚さ、人間の限界というのをこの台詞から感じます。

そしてゾーマ城から脱出して地上に戻ると同時に上の世界と下の世界を繋いでいたポータルが閉じてしまう。勇者は故郷に帰ることが不可能になり、残してきた母に会うことも叶わなくなってしまう…。なんかこうして改めてドラクエⅢの勇者を見ると、齢16歳にして哀しみ背負いすぎだろ、とwそりゃ宴のあと失踪するのも無理もないですな。みんながやんややんやと馬鹿騒ぎしているけど、自分は故郷に帰れず、母にも会えずと考えると…な、涙が…で、出ますよ…。ジョジョの第3部の最終話でポルナレフも言ってたじゃないですか、

故郷には思い出がある。どこへ行っても必ず帰ってしまうとこなんです。

と。DIOとの命懸けの戦いのあとそういってポルナレフは帰りましたが、勇者にはそれすら許されなかった。父の無残な死を目の当たりにしただけでなく、母も一向に帰ってこない息子を心配し、いずれは旅の途中で死んだものと諦め、絶望に浸りながら逝くかもしれない。哀しいなぁ…。

まぁ勇者の血は脈々と引き継がれて行くという話ではあるにしても、僕はなんかこの素直に喜べない、ゾーマを倒した代償に哀しみを背負うことにもなるという、ちょっとしんみりとした終わり方がなんか好きなんですね。「世界に平和がやってきました」という単純なハッピーエンドに見えて、実はそうとも言い切れないところが切なくも好きなんです。やはりドラクエⅢは昭和に時代に生まれた今尚色褪せない名作だなと、こうして改めてクリアして感じましたね。

このリメイク版に関しては不満がないわけではないんですが、ドラクエⅢという作品の面白さ自体はサクサクっと体験できると思いますので、未プレイの人も昔遊んだという人もぜひ手に取っていただきたいなと思います。あ〜、面白かった!

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