Netflixで配信中のアニメ「バナナフィッシュ」を全24話見終わりました。いや〜、これは予想外に面白いアニメでした。
ライ麦畑でつかまえて
そもそもTVアニメとしてフジテレビで放送されたのが2018年ということで、結構前なんですよね。Netflixでは来年の1月9日までの限定配信となっていました。
元々はある人に「ネトフリ入っているならヴァイオレット・エヴァーガーデンがお勧めだよ!」と言われ、じゃあ見るかとNetflix内のサイト検索で「バ」と入力したところ、ヴァイオレット・エヴァーガーデンの隣に出てきたのがこのバナナフィッシュでした。「そういえば名前だけは聞いたことがあるな…」と思って何気なく1話を視聴してみたところハマってしまい、一気に24話まで見ちゃいましたね。そのぐらい面白かったです(なおヴァイオレット・エヴァーガーデンは1話は見たものの、その後は見てません…すまん、Kちゃん)。
話の内容としては原作だと1980年代、アニメだと現代に変更されており、登場人物がスマホやらタブレットを使っているものの、本筋自体は「バナナフィッシュ」という謎の薬をめぐるマフィア、ギャングの抗争を描くというものですな。登場人物の95%は男性で、しかも◯◯という…主人公のアッシュ自体がまぁ悲惨な過去を背負っており、作中でも何度かやられちゃってます。
こんなことを書くとBLとか野獣先輩的なアレのような話に聞こえるわけですが、ストーリーの大枠はかなりハードボイルドというか、銃撃シーンは多いし、刺す・刺されるといったシーンも多く、実際のところ男性に好まれるような路線の気がしますね。そういった裏社会の世界でストリートギャングのアッシュと、まったく無関係な日本人・奥村英二が出会ってしまい、事件に巻き込まれていき、いくつかの衝突を繰り返しながらも二人の距離が縮まっていくという…。
でも単純にBL的なものには思えないかなというような気もしました。言葉が適切かどうかは分かりませんが、プラトニックというか。純粋な愛に見えるんですね、どちらも。僕自身どう説明したものかまだちょっとハッキリしないのですが、二人の間にいやらしさがないというのがよかった。だから最後まで見れたというのもあるかもしれないし、ラストシーンはほろっと、切なかったです。
このラストシーンに関してはよくあるパターンとも言えますが、インパクトがあったのも事実。昔の映画なんかにもあるし、それこそバナナフィッシュが連載されていた時期ぐらいの日本で言えば「振り返れば奴がいる」とか、ああいう悲劇的な形で終わるというのは良くも悪くも印象に残りますね。個人的にはバナナフィッシュを投与されたショーターのくだり…特に科学者によって頭をギコギコされているシーンはエグかったなぁw近年色々言われているフジテレビですけど、深夜枠とはいえよくこのアニメを放送できたものですね。海外基準で見てもやばいシーン多いというか、グロテスクよりも規制厳しいアレとかあるじゃないですか、海外だと。それがちょこちょこありますからね。結構冒険したなって感心してます。
原作漫画が終わったのが1994年とのことですが、これは今見てもすごく優れた作品なんじゃないかなって素直に思います。久々に夢中になれたアニメでした。
こんにちわ!いつもスカイリムネタで見に来てたのですが、まさかのバナフィネタで初コメントしますw
アニメは一応現代版BANANA FISHとして作られたもので、よりハードボイルドだった原作も男性ファンが多かった気がします。
一応少女漫画のはずですがw
ちなみに日本に帰ったエイジは結局1-2週間でアメリカに戻ってきてしまうんです…
大人になったエイジ達の後日談的なものが原作にありますので、機会あればぜひ見てみてください!
コメントありがとうございます。
アニメを見たあと海外アニメファンのリアクション動画を見たり、原作ファンの方のアニメ考察ブログなんかもいくつか読んでいました。原作はかなり根強い人気が今でもあるようで、後日談も興味をひかれます。
というか、そもそも原作漫画の方をまずは読んだ方がいいのかなとか思ったりもしますね。岡田斗司夫さんも原作漫画はすごいってベタ褒めしてましたし、いずれ原作の方にも触れてみたいとは思っています。