ゲーパスデイワン配信のアストリア アセンディング、一応クリアはできました…が、なんだか色々と思うところのあるゲームでしたねぇ。
素早さゲー
ストーリーに関しては脚本が野島一成さんということで、FF10のような青春群像劇テイストを絡めつつも、土台となっているのは調和と協調を守る者と、個々(種族)の生き方を重視する者たちとの対立というお話で、それ自体は面白かったと思います。ただ掘り下げは浅めかな。ドップリと世界観に浸れるようなシナリオではなかったように思います。
まぁそれはそうと僕は主人公のウランをガーディアン、ケイディンをアサシン、ジマーを黒魔術師、クレスを黒騎士という感じで進めていたのですが、道中のザコ戦に関しては途中からはケイディンとクレスの素早さを上げつつ、無属性ダメージのオムニフォーサーをブッパするだけの作業で進めました。
というのもこのゲーム、ザコからボスまで物理含む属性に対する弱点、抵抗、無効、吸収が設定されていますが、ハッキリ言ってザコ戦で属性を考えながら攻撃するよりは、無属性ダメージ魔法で攻撃してさっさと終わらせるのが吉ですね。こうでもしないと一戦闘に数分かかってしまうのでやってられないっていう。敵の攻撃が始まっちゃうとすごくテンポが悪く、敵アニメーションを表示させないためにも素早さを上げて先制無属性で殲滅させるという感じ。じゃないと本当に戦闘のテンポが悪いんです。個人的に今の最低2倍はゲームスピードをアップさせて欲しいところ。
それとジョブ選択に関しては一度決めるとやり直しが効かず、グラフィックの変更も効かないところが不親切というか、モニョモニョしますねぇ。せめてグラフィックをどちらにするか選択させて欲しかったし、ジョブ決定前にそのジョブで何を習得できるのか、アビリティ一覧も確認させて欲しかった。ジョブを決定したあとに「コレジャナイ」感を感じてもどうにもできないところが辛い(個人的にウランをガーディアンにしたのは失敗したと思う)。
あとはそうだなぁ、ダンジョンに関してもゲーム終盤はやたら長い構造でパズルを解きつつジャンプアクションの連続だったり、なぜかいきなりシューティングゲームをやらされる羽目になったりと、純粋にRPGを遊んでいる感は薄かったと感じました。特にやぎ座神殿のダンジョンはもう二度とやりたくないですwクエストのマーカーもダンジョンマップで表示されないからどこに行くべきか分かりづらいし、2021年のゲームなのに細かなところでやたら不親切に感じました。褒められるのはグラフィックぐらいかな。選択肢でフリーズするバグも何度かあったし…細かな、丁寧な調整をしっかりやってくれればなぁ、惜しい。
そうだ、もう一つ褒められる点としては個々のアイテムについてフレーバーテキストが書かれているところですね。個人的にこういうのは好きです。だからいいところもあるゲームなんですけど、全体的に見るとちょっとなぁ、というところの方が目立つ印象ですね。特に戦闘のテンポの悪さは大きな問題じゃないかと思います。次回作があるとしたらグラフィックセンスは継承しつつ、サクサク感を重視した作りを目指して欲しいです。
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