先日、ゲームパスを利用して北米版のSkyrim SEをダウンロードしたことを書きましたが、今回は日本語化MODだけでなく美化MODなども入れてロードオーダーを組んでみました。
ロードオーダー
今回テストプレイで組んでみたMODのロードオーダーは次のようにしてみました。
- Aequinoctium:天候をオーバーホールする。日本語対応版あり。
- Alternate Start:オープニングイベントをスキップし、さまざまな街やダンジョンからのスタートを可能にする。日本語対応版あり。
- ESO Skyshards:各地に散らばるスカイシャードを3つ集めるごとにスキルポイントが貰えるようになる宝探しMOD。日本語対応版あり。
- Kitted out Blacksmiths:街中に作業台をいくつか追加で配置する。
- Blackreach Map Markers:ブラックリーチのマップにマーカーを追加する。日本語対応版あり。
- Wildcat:戦闘システムを変更するMOD。攻撃ヒット時のよろめきや、ダメージによる負傷、呪文詠唱中の被ダメージ増加といった概念が敵味方共に加わる。日本語対応版あり。
- Immersive Citizens:NPCの行動を改良する。日本語対応版あり。
- Realistic Conversations:NPCの行動を改善し、NPC同士の会話が発生しやすくなる。
- Immersive Patrols:派閥ごとの分隊が各地をパトロールするようになる。日本語対応版あり。
- Weapon Anti-Falling:倒した敵が落とした武器が、持ち主の消滅と共に消えるようになる。
- Rich Merchants Of Skryim:商人の所持金が約1万ゴールドほどに増加する。
- Ordinator:スキルを全体的にオーバーホールするMOD。MOD独自のスキル多数。一部はWildcatとも連動している。日本語対応版あり。
- Amazing Follower Tweaks:フォロワーを最大5人まで連れ回すことができるようになる。日本語対応版あり。
- Elemental Giants:独自モデルの巨人を追加する。日本語対応版あり。
- BOGMORT:独自モデルのゾンビを追加する。日本語対応版あり。
- Dwemer Spectres:ドゥーマーのクリーチャーを追加する。日本語対応版あり。
- Diverse Dragons Collection:ユニークドラゴンを複数追加する。日本語対応版あり。
- Enhanced Blood Textures:血痕や返り血の演出を強化する。
- 例のアレ:女性キャラクターの体型に関わる例のアレ。
- Lite – Definitive Beauty Pack:女性キャラクターの見た目を綺麗にする。
- Definitive Beauty Pack: Male Add-On:男性キャラクターの体をよりマッチョ感の出た見た目にする。
- Natural Eyes:目のグラフィックを改良する(男女ともに)。
- KS Hairdos Lite:キャラメイク時に選べる髪型を追加する。
Cloaks Of Skyrim:派閥ごとのマント、ケープといった防具を追加する。日本語対応版あり。- Face Masks Of Skyrim:口元を隠せるスカーフマスクがクラフトできるようになる。日本語対応版あり。
- Wearable Lanterns:腰にぶら下げて装備できるランタンをクラフトできるようになる。日本語対応版あり。
- Diamond Smithing Complete:刃先がダイヤモンドやエメラルドといった宝石の色をしたカラフルな武器をクラフトできるようになる。日本語対応版あり。
- Nordic Wanderer Equipment:ノルドの新デザイン武具をクラフトできるようになる。日本語対応版あり。
- Rough Leather Armor:革鎧とチェインメイルを組み合わせた新デザイン防具をクラフトできるようになる。日本語対応版あり。
- Keo’s Skimpy Outfits:バニラの防具を例のアレの体型に合わせ、デザインを変更する。
- TEST-JP:北米版のSkyrim SEを日本語化する。
以上になります。今回はなるべく日本語環境を崩さないよう、日本語翻訳がされたMODを中心に導入してみました。せっかく日本語化したのであればなるべくその環境をそのままにしておきたいので、あえて入れなかったMODもあります。
ここからはMODについて補足を入れていきます。
Alternate Start
「Alternate Start」は、ヘルゲンでのオープニングイベントを飛ばし、いきなりキャラメイキングとスタート地点を決めることができるMODです。
このMODを導入してニューゲームを選ぶと、牢獄でのキャラメイクから始まり、マーラの像に話しかけ質問に答えることで、ある程度自由にスタート地点を決めることができます。
例えば「地元の宿の常連だ」を選んだとすると「どこの宿だ?」という質問が返ってきて、ファルクリースの宿を選べばファルクリースからスタートとなります。またあえてマーラにランダムにスタート地点を決めてもらうこともできます。どうしても時間のかかるオープンニングイベントをすっ飛ばし、自分の好きな派閥や組織がいる地域からゲームを始めたいときに便利です。
ESO Skyshards
ESO(エルダー・スクロールズ・オンライン)に登場する要素、スカイシャードをSkyrimに移植したMODです。各地にスカイシャードが配置され、これを3つ見つけるごとにスキルポイントが1貰えます。
スカイシャードは各地方ごとに6つ配置されており、例えばホワイトラン地方なら静かなる月の野営地、ファルクリース地方ならバイルガルチ鉱山といった具合に、野外、あるいはダンジョンの中で見つかります。なおスキルポイントが貰える条件である「3つ」は、スカイシャードの全体の累計で、地方ごとの累計ではありません。ですのでホワイトラン地方で2つ、ファルクリース地方で1つといった感じで見つけてもスキルポイントは貰えます。
このMODを導入すると探索する楽しみが増えてお勧めです。Skyrimをじっくり隅々まで堪能したいという方には特にいいと思います。
Wildcat
戦闘システムに手を加えるMODで、通常攻撃でもスタミナを消費したり、攻撃によるよろめきや負傷、呪文詠唱中はダメージが増加するなどの要素が加わります。加えられる要素は多岐に渡り、ただボタンを連打するだけの戦闘とは一味違ったものになりそう?
またパワーの項目から各種要素のON/OFF切り替えも可能なので、自分好みにゆるくしたりすることも可能です。
Ordinator
スキルをオーバーホールするMOD。
新たなスキルが加わるほか、スキルの細分化などもおこなわれています。バニラにはないスキルが多数追加されていますので、先に挙げた「Wildcat」と併せ戦闘がかなり変わりそうです。
例のアレ
ロードオーダー19の例のアレについては、ここでは詳しく書くことができません。まぁベセスダのMODページで普通にダウンロードできる、有名なアレです。名前を書くと某G社から粛清されてしまいますので、あえて名前は伏せておきますw
僕はこのMODに合わせて20のLite – Definitive Beauty Pack、22のNatural Eyes、そして23のKS Hairdos Liteで女性キャラクターのキャラメイクの幅を広げました。それがこの記事のアイキャッチ画像です。この19、20、22、23のMODがいわゆる「美化MOD」のカテゴリーに当たります。
ただ注意したいのは、キャラメイクで使えるヘアスタイルを増やす「KS Hairdos Lite」については、一部のNPCの名前を英語化してしまいます。例えば上の画像の狩猟の女神アエラさんがそうですが、このMODを使うと一部のNPC(アエラやウスガルド)の髪型にもMODが強制的に適応されてしまい、適応されたNPCの名前が英語化します。
まぁ一度ゲームを一通り遊んだことがある人であれば大きな問題はないと思いますが、英語化するのがどうしても嫌だという方は導入は避けた方が無難でしょう。
なお例のアレを導入してキャラメイクをするさい、「重量」の項目でアレの大きさを変化させることができます。Twitterに動画を上げておきましたので、そちらで確認してみてください。
Definitive Beauty Pack: Male Add-On
男性キャラクターの肌と筋肉の見た目を改善します。
なんかこう…野獣みたいな?しみけんのようなキャラを作りたいときにも役立つかも。「野郎の筋肉なんて見たくねーよ」という方もいるかもしれませんが、まぁお好みで。
Cloaks Of Skyrim
マントやケープといったものをゲームに追加します。
このMODを導入すると各要塞の兵士たちが紋章の入ったマントを羽織るようになるほか、盗賊たちもケープを装備して出現するなどします。見た目にかっこいいだけでなく、結構たくさんの色が用意されているみたいなので、単純におしゃれパターンを増やすのにも有効ですね。
Keo’s Skimpy Outfits
ロードオーダー19の例のアレによって変わった体型に合わせ、バニラの服や鎧の見た目を女性キャラクターが装備したときのみ変更するMODです。
街中でよく見かける普通の服も、なにやらダイターンなものに変更されていますwこれは要塞の兵士が装備する鎧も変更させるのですが、鎧についてもダイターンなものになっていますね。ここに画像を貼ることはできませんが、Twitterに動画を上げておきましたので、そちらで確認してみてください。
Wearable Lanterns
腰にぶら下げるランタンをゲームに追加します。
このMODは導入がちょっと特殊で、まず最初にオリジナルである英語の「Wearable Lanterns」をダウンロードし、その後日本語訳された「Wearable Lanterns Japanese Translation」をダウンロードする必要があります。こうすることでオリジナル版が自動的に日本語訳版で上書きされ、日本語での使用が可能になります。日本語訳版だけダウンロードしても機能しませんので注意してください。手順を間違った場合は一旦MODを削除し、ゲームを再起動させて初めからダウンロードし直してください。
使い方ですがまずその辺でカンテラを拾ってくるか、または鍛治屋の鋳造器具「その他」カテゴリより鉄のインゴットを使いカンテラをクラフトしてください。その後入手したカンテラを使って、同じく鋳造器具「その他」よりトラベルランタンをクラフトします(実のところトラベルランタンは雑貨店でも購入できます)。MODが有効になっていると雑貨店に「トラベルランタンの燃料」というアイテムが販売されているはずですので、それも購入しておきます。トラベルランタンと燃料が揃ったら、あとは装備するだけです。すると自動的にランタンに灯がつき、プレイヤーの周囲を照らしてくれます。また装備から外すと灯は消えます。
このトラベルランタンのメリットは松明と違って腕を使わないところです。つまり灯を照らしつつ通常の戦力を保つことができます。お気に入り登録して必要なときにすぐ装備できるようにしておくと良いでしょう。
TEST-JPのメリット
最後に北米版を日本語化する「TEST-JP」についてですが、単に日本語で遊べる以外にも、「名前やアイテムのリネーム時に日本語が使える」というメリットがあります。
上の画像のようにプレイヤーの名前、さらに付呪決定の直前にYボタンを押せばアイテム名を漢字、ひらがな、カタカナで名称を変更できます。つまりMODで追加した英語名の武器防具も、付呪を使えば自分の好きな名称に日本語へ変更して使っていけるというメリットがあるわけです。これらは、日本版のバニラ環境ではできなかったことでした(日本語版では英数字のみ)。この点は「TEST-JP」がバニラより優れている点と言えます。こうした要素はゲームへの没入感をさらに高めてくれると思います。
今回は30個ほどしかMODを入れていませんが、それでも結構バニラとは違った感触のゲームになりそうですね。特にスキルと戦闘はバニラにはない要素が入りましたので、だいぶ違ったものになりそうかなーと。まぁあとはCreation Clubでペットだとかバックパックなども入れてみたいところですが。
ベセスダ公式サイトのMODページで「Japanese」と検索すれば、まだまだ日本語訳されたMODが出てきますので、なるべく日本語環境を消したくない人はそれらを中心に導入してみるのがいいと思います。この辺の匙加減、許容範囲は個人によって全然違ってきますので、僕がお勧めできるロードオーダーは今回出したものが限界かなーって感じです。このロードオーダーではある程度キャラクターをバニラより美化させつつ、日本語訳もほぼ消えていないと思いますので、どのMODを入れていいか分からないという方は参考にしてみてください。
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