さて数日前から日本でもXbox本体からのゲームパスタイトルのクラウド起動が可能になりましたので、パフォーマンスはどんな感じになるのか色々と試していました。
ストレージ管理不要
これまでもゲームパス会員の人はスマホやタブレット、あるいはPCのブラウザを通じてクラウド起動ができましたが、この11月から旧世代機であるXbox Oneシリーズをはじめ、Xbox Seriesでもクラウドでのゲーム起動が可能になりました。クラウド起動が可能なタイトルは一覧に雲のアイコンがついていて、一覧をパッと見た感じだと7〜8割のタイトルが既にクラウドで起動できるみたいですね。
クラウドで起動する場合はダウンロードなしにMicrosoftのクラウドサーバー上で起動することになるため、即時プレイ可能であること、そしてダウンロードしないがためにストレージを圧迫することがないというのがメリットです。
現代のオープンワールド系のゲームとなると50GB以上なんてのもザラですし、それこそDLCまで含まれると80〜100GBなんてのもあるわけで、それらをいちいちダウンロードすることなく、ストレージを圧迫することなく遊べてしまうというのは便利ですね。「このゲーム面白いのだろうか?」と自分に合うかどうか不安な場合、それをお試しですぐに遊んで感触を確かめられるというのは大きく、ちょっと遊んで面白いと感じればダウンロードすればいいですし、合わないなと思ったらその場で止めて次に行けばいいというやり方が成り立つわけで、時間効率の面でもいいですね。
現在のところ日本のタイトルではドラクエやヤクザシリーズ(龍が如く)は対応してますし、スカーレットネクサスなんかもクラウド可能でした。ただFFに関してはダメみたいですな。
海外タイトルだとベセスダのゲームは360時代のオブリビオンなどからFallout 76まで大丈夫で、他にも英国版だと修正なしで遊べるConan Exilesなんかもクラウドで遊べますね。久々にXbox One Xを引っ張り出して76を起動したところ、FPSブースト込みで起動していました。現在クラウドサーバーのゲーム起動がXSXになっているため、フレームレートのパフォーマンスはXSX基準になっているみたいです。画質に関しては1080pが限界だそうですが。
この「旧機種でもクラウド起動できる」というのはなかなか便利で、現在使っているハードが仮に故障してもクラウドで引き続き遊べるというバックアップにもなりますし、旧機種でも60fpsで遊べるのはなんか不思議でもありますねw
未来的な話ではありますが、仮に今後Xbox Seriesの次世代機が出たとしても、サーバー側で次世代機がセッティングされれば、現在がそうであるように旧世代機を利用した次世代機ゲームのプレイは可能なわけで、ゲームパスの便利さというのはますます注目されていくのではないでしょうか。「次世代ゲームを遊ぶためにはハードを買い替える必要がありまぁす!」という絶対条件が、Xboxにおいてはなくなるのかもしれません。そういう意味でもMicrosoftは「ゲームパスというサービスを売る」方向に、どんどん力を入れていくと思われます。
最近のコメント