Wizardry #4 ワードナの逆襲 RTA

Wizardry #4 ワードナの逆襲 RTA

ニコニコ動画にて「Wizardry #4 ワードナの逆襲 RTA」がアップされたので見ました。まさかこのゲームでRTA走者が現れるとは…。

何か忘れていないだろうか?

リンクWizardry #4 ワードナの逆襲 RTA

使用しているソフトは初代PSで発売された「Wizardry New Age of Llylgamyn」に収録されたアレンジ版ですね。

このゲーム、元のPCで発売されたものをほぼそのまま移植したクラシック版と、遊びやすくシステムをアレンジしたアレンジ版とが収録されていて、僕も当時買って遊びましたねぇ〜。アレンジ版もクラシック版も、どちらもクリアしました…まぁ、攻略本をガン見してですけど^_^;そうでもしないと…というかそうであっても難解なゲームで、まさにマニア向けなゲームだったと思います。

動画を見るとさすがRTAをやるだけあって無駄のない…というか、最適化した選択でサクサク進めていますね。にしても今見てもマップが意地悪すぎるというか、改めてこのWiz #4というゲームの恐ろしさを味わった気分ですよ。ですがなぜこのゲームがマニア受けしたのかといえば、

  • かつてのラスボスが主人公である。
  • 階層を上がるに従い強力なモンスターを召喚できるようになる。
  • マルチエンディング方式である。
  • 様々な神秘的なネタが散りばめられている。

といったところでしょうか。なんかがすごく味わい深さが感じられて僕は好きでした。Dream Painter Kaってなに?とか、Entelechy Fuffってどういう意味だ?とか、あとカバラ的な謎かけとか…言葉の意味はよく理解できずとも、色々とくすぐられるものがありましたね。考えてみれば初めて触れた洋ゲーも、ウィザードリィシリーズが初めてだったかな…。

ウィザードリィ 攻略本

本棚を確認してみたら、攻略本もまだありました。1〜3を収録した「Llylgamyn Saga」が1998年で、「New Age of Llylgamyn」が1999年ですから、もう20年前ですか。ローカスという会社から発売されたゲームでしたが(正確にはプロデュースがローカス、開発がソリトンソフトウェア)、現在はこのローカス、ゲーム事業からは手を引いて解散してしまった(?)ようです。

なお音楽を担当しているのはハネケンこと故・羽田健太郎さんで、イラストは末弥純さんと、豪華な顔ぶれでした(攻略本にはお二人のインタビューも掲載されています)。今はこういった初期の頃のウィザードリィが移植されないばかりか、新作も出てないところが寂しいところです。世界樹の迷宮が売れているのを見ると、この手のRPGもまだまだ需要はありそうな気がするんですけどね。

このPSやSSで発売されたウィザードリィも、いずれは違うハードで遊べるようになるといいんですけど、権利関係上難しいのかなぁ。プロデュースしたローカス自体がもうないとなると、「New Age of Llylgamyn」で作り上げたアレンジ版が移植されることはもうないかもしれませんね。

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