本日、突然Microsoftが世界規模でXboxの本体および関連商品の値上げに踏み切りましたな。恐れていたことがついに起こったって感じ。
トランプ関税の影響か?
これまでは米国での販売価格は変更されず、他の国でレートにより変動という形をとっていたXbox本体ですが、米国含めて一気に値上げしてきましたね。日本だとSeries XにしろSにしろ、約2万円も値上げしています。
Xbox Series Sなんて2020年の発売当初は29,800円で、2022年までは5,000円値引きされたり、コントローラーが一個おまけでついて売られたりしていたんですが、それが今や62,480円てw上げすぎワロタwいやもう、価格が違いすぎてもはや別商品というレベルですな、5年前と。
まぁ米国においてもSは289.99ドルから379.99ドルと結構値上げされたらしくて、日本だと1ドル150円ぐらいのレートで換算された上に消費税かかってこの価格、って感じですかね。いや〜、もうこれヤバすぎでしょ。
そしてこの数ヶ月間日本では在庫がなかったはずのXboxの在庫がなぜかこのタイミングで復活したそうですよ、奥さん。不思議だな〜、一体日本のどこで眠ってたんだろう(白目)。
まぁ本体については一旦置いといて、多くのゲーマーにとって悲報と言えるのが、「ファーストタイトルの値上げ」ですね。Xboxのニュースをよく伝えているTom Warren氏によれば、Microsoftは今年のホリデーシーズンよりファーストタイトルの価格を79.99ドルにする予定なのだとか。
リンク Microsoft is raising prices on Xbox consoles, controllers, and games worldwide
Microsoftのファーストタイトルって言っても価格はピンキリで、マイクラみたいにかなり安いものもあれば、アクティビジョン・ブリザードのCODみたいに通常版でも約1万円するものもあるわで結構バラバラなんですけど、多分AAAクラスのゲームは、ってことなんでしょうね。そうすると日本で発売された場合、本体価格のように1ドル150円で計算されたとすると、79.99ドルのゲームって11,998円になるんですけど…ひえぇぇぇ。

そうなってくるともう、僕はそれこそ「じゃあゲームパスでええわ」って感じになってきます。昨日Microsoftが「PCゲームパスの収益が前年比で45%増加した」、ということを発表しましたが、これはアクティビジョン買収の効果がバッチリ出ているんだと思います。で、それに加えて前々から推進しているクラウドゲーミングの人口が年々増えてきているので、Microsoftとしては今後より一層「ハードの売り上げ台数に依存しないビジネス」の方向へより強く進んでいくんじゃないかなぁって思います。つまりファーストタイトルのマルチプラットフォーム化と、クラウドゲーミング環境のさらなる投資ですね。
上の画像はMicrosoft自身が発表したことですが、2024年のゲームパスクラウドのプレイ時間の内訳ではPC、Xboxだけでなくオレンジ色のスマートTVが結構目立ってますな。テレビに最初から組み込まれているゲームパスのアプリを通してプレイされたという結果だそうです。
PCでも、CSでも、スマートTVでも、モバイルでもお好きなものでどうぞという、より柔軟なプレイ環境の構築でサブスク課金者を増やしていきたいっていうのがやっぱり最大の狙いなんでしょう。それによって幅広く稼ぎたいと。そしてその中にベセスダのゲーム、アクティビジョン・ブリザードのゲームが確実に発売日に入ると。インフラも自前で用意してるし、まぁ、強いですね。
本体価格がこうも上がってしまうと気軽に手が出せなくなったし、ソフトについても今後値上がりすることを考えると僕はもうMicrosoftのファーストはゲームパスで遊ぶのがメインになりそうかな。買うってこと自体がもう滅多になくなるだろうなという気がする。実際今PCゲームパス990円でOblivionリマスタークリアしましたけど、これで十分だったと思ってるぐらいですから。
そして多分ですけど、MicrosoftがAAAタイトルの価格を今後値上げするとなれば、ゲーム業界全体にもそれは少なからず影響するでしょうね。じゃあウチもするわ、って。きっとなると思うなぁ…。
ゲームって趣味の中では比較的安く済ませられるものだったのに、なんだかそうも言ってられなくなっちゃいましたね。それこそ昔は時間が経てばハードの価格は下がるってのが常識だったのに、今じゃ完全に逆ですから。そしてゲームソフト自体もじわりじわりと上がっていく…。いやぁこれ、厳しくなってくると思います。やっぱり安さって正義ですからね。なんか、ゴールデンウィーク中なのに気分が沈むなぁ。
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