ゲームパスで「Clair Obscur: Expedition 33」を遊んでみた #03(クリア)

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現在何かと話題沸騰中のRPG、「Clair Obscur: Expedition 33」を無事クリアしました。

中年ゲーマーはお覚悟を。

JRPGリスペクトということで「じゃあやってみようじゃねーか」とホイホイと釣られてしまった僕ですが…グラフィックが高品質でストーリー演出もよくできていたと思う反面、やっぱりゲーム中常にQTEを求められるゲームデザインはもはや完全体のオッサンと化してしまった僕にはちょっとしんどかった部分もありますねぇw忙しないというか、エンディングを見終わった今、グッタリと疲れ果てております。

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ラスボスを倒して解除される実績「終幕」を含めて、ゲーム全体で取れた実績の数は26。点数的には500点いきませんでしたが、まぁ意識せず1周するだけでも結構取れた方かな?ちなみに最終セーブデータのプレイ時間が25時間43分となっており、おおよそ26時間のプレイでした。

なおゲームパス画面での情報によると想定プレイ時間は25時間とのことなので、ほぼほぼ開発の想定通りってところですね。

全体的な感想

元UBIのスタッフが中心となっているスタジオが作ったゲームだそうですが、グラフィックは本当に高品質だし、カットシーンの演出もよくできています。以前も書きましたがストーリー自体はほぼ一本道ということもあって、ゲームの進め方の構成がどことなくFF13に近い印象を受けました。JRPGリスペクトと言っても、街に寄って武器や防具を買い、レベル上げをしながら次のダンジョンへ…というドラクエ的なJRPGじゃなくて、FF8、10、13あたりのFFに強い影響を受けてそうだなって感じ。

ゲーム自体はACT1〜3で構成されていましたが、ACT1についてはわりと適当にやっててもクリアできます。しかしACT2に入ってからはQTEの回避はしっかり狙っていかないとダメージガンガン受けるし、特に終盤からはザコもHPが数万、ボス戦ではバッドステータスばら撒きみたいなこともよくあるので、正直僕には難しく感じました。「どうやってこんなの避けるんだよ」みたいな攻撃もしばしばあって、だんだん疲れてくるというか。

最後のACT3に関してはラストダンジョンとラスボス戦で主に構成されているので内容自体は短いのですが、ラスボス一歩手前にいる馬みたいな中ボスはマジで凶悪で、心が折れかけましたねw「反転(攻撃力が上がるがHP回復でダメージを受けるようになる)」というステータスを強制的にかけられた上で、お供のザコ敵がスタック可能な最大HP10%減のバッドステータス攻撃を仕掛けてくるという…もうほんとこの戦いは嫌になって、一瞬「もうやめようかな」って思ったほど。結局何とか倒せたけど、投げる寸前まで行ったボスでした。

逆にラスボスは単に連続攻撃が主体で厄介なバッドステータスがなかったので、むしろ楽。要はHPを0にしなければいいってだけでしたからね。なのでラスボス戦は意外とすんなり終わったなぁという印象。とにかくバッドステータスをばら撒いてくるボス戦が一番辛かったです。

あとそうだなー、このゲームは「余計なミニゲームがない」という点も良かったと思っています。つまりパズルを解かなければ進めないダンジョンとか、ああいうのがないという点です。

一応寄り道をするとアスレチックステージクリアでおまけが貰えるというミニゲームはあるのですが、極端に言えば寄り道しなければいいだけですし、僕は一度やって面倒だなと感じたので無視して先に進みました。それでもゲーム自体はクリアできたので問題ないです。

以前から何度か書いてきたことですが、僕はそもそもRPGに強制的なパズルダンジョンが設置されていること自体がとても嫌いです。なんでRPGでパズルを解かなければ先に進めないんだ、という気分にどうしてもなってしまうからです。そんなにユーザーにパズルを解かせたければ、RPGではなくパズルゲームを作りなさいよ、そっちでやってよと。

このゲームは一本道ではありますがパズルステージなどの強制的なミニゲームがなく、その点ではストレスがなかったという意味で実は好感度大です。この姿勢は見習ってほしい。

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それと戦闘で一番頼りになったのはマエルちゃんかなぁ。マエルちゃんの「ギュスターヴ・オマージュ」という、連続8回攻撃スキルが強力で、終盤はこれ頼みでしたね。まぁ他のスキルも強いのが揃っているんですけど、マエルちゃんはストーリーの内容上、優遇されている感はある。ここに刻印とダメージ限界9999を突破する能力を合わせてガシガシ攻めるのが楽しかった。

最終的にはダメージがインフレを起こすゲームとなっていて、パリィを決めるだけで数万ダメージ与えたりとか難しいけど爽快感もあるゲームだったと思います。ただそれだけにパリィはタイミングがシビアですので、基本的には回避でやり過ごして、無理はしない方がいいかもしれない。もうパリィ狙おうなんて前のめりになりすぎると本当に疲れてしまうので、ほどほどにしておくことをお勧めします。特に中年ゲーマーはw

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30時間もあれば終わるというのははちょうどいいボリュームだと思うし、歯応えのあるRPGをプレイしたいという人にはお勧めです。逆にQTEが自分に合わないとか、難易度の高いゲームは苦手だという人はやめておいた方がいいかもしれません。まぁゲームパスに入っているなら話題作ってことでちょっとつまみ食いして、自分に合うゲームかどうか確かめるのが吉ですね。合うならば最後までやれるでしょうし、ダメなら次のゲーム行けばいいです。ゲームパスは買ったわけじゃないから頭の切り替えも簡単に行けるはずです。

ともかく無事クリアして、この話題作が一体どういうゲームなのかをちゃんと自分の目で確認できたのは良かった。残ったゲームパス期間は、Oblivionのリマスター2周目をやったり、タワーボーンをチマチマ遊んでおこうかなー。

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