先日、「スターフィールドの3周目はしばらくいいッス。休みます」と言いましたが、なんか動画を見ていたら無性に自分で宇宙船を作ってみたくなったので、結局3周目始めちゃいました。
ハンドメイド・スターシップ
スターフィールドでは宇宙船を自分で作らずとも港で購入したり、またはイベントのクリア報酬として手に入れたり、あるいは敵から強奪したりとでいくつかの入手方法が用意されています。それらをそのまま使うのもいいですし、ちょっと改造を加えて使っていくという人も多いかと思います。
しかし今回はあえて「宇宙船をすべて自分でイチから設計する」という完全なハンドメイドに挑戦してみました。YouTubeではそういう戦艦タイプの宇宙船を紹介する動画がたくさんあって、それを見ていたら自分も刺激された形です。
ただいきなり戦艦というのは難しそうなので、まずはコンパクトな戦闘機型の宇宙船から挑戦してみることにしました。まぁゆくゆくは戦艦の建造もやってみたいですが、あれはお金も相当必要なので今はやめておきます。
作る前の準備
まず前提として、宇宙船を作るには多額のお金が必要です。今回はAクラスの宇宙船を作りましたが、それでも総額で30万ぐらいかかりました。頑張ってお金を貯めましょう。
そしてもうひとつ重要なこととして、技術スキルカテゴリーの「宇宙船デザイン」も上げておくと便利です。これがあると質の良いリアクターやエンジンを使えるようになり、宇宙船作りの幅が広がります。必要経費と割り切ってスキルポイントを振り込み、ランクを4まで上げましょう。実際今回作った宇宙船は、このスキルがないと使えないパーツをいくつも盛り込んでいます。
そして次に、簡単でいいので頭の中に描いた宇宙船を絵に描き起こします。ノープランで「強い宇宙船作っちゃる!」と挑んでも、よほど慣れた人以外は途中で自分が何をしようとしていたのか、一体何がしたいのか意味がわからなくなってしまい、結局形がまとまることなく建造をキャンセルするということになりがちなのでは、と思います。例えば現実に家を建築するのにもいきなり大工さんが出てくるのではなく、まずは建築士の方が設計図を作って指示を出すので、同じようにまずは宇宙船の大体の目的やコンセプトを書き込んだ絵を描くと良いでしょう。
例えば上の画像が今回のそれなのですが、これは僕が昔見ていたマクロス7というアニメのバルキリーという戦闘機をイメージしています。絵の上手い下手は関係なく、目的や方向性を見失わないためにまずは大体のイメージ図を絵に起こしてから挑むとブレずに作りやすくなると思います。
その結果今回できたのが「アカツキ Mk-Ⅰ」です。名称は自分の名前に使われている漢字から取りました。今回Aクラスパーツでまとめたのですが、リアクターは出力33あり、クルーは5人、ジャンプ範囲も24LYと、見た目よりパワフルな感じですかね。カラーリングは黒に近い灰色をベースにしつつ、部分的に青とオレンジを入れてバランスを取りました。色は大体3〜4色ぐらいで配置した方がちょうど良いと思います。例えばガンダムが白をベースにして、青、赤、黄の4色でまとめられているように、ベースとなるもの1色、そこにアクセントを付けるのに2〜3色ぐらいと決めてみてください。
本体
まず本体についてですが、適当に海賊の船を襲って制圧し、ウルフのデンかシドニア、ガガーリンといったダイモス製品を販売している港に行ってください。もし制圧した船の中に禁制品があれば、入港審査なしで入れるデンが便利です。そこで禁制品を売っ払って小遣い稼ぎをしておきましょう。
上記のいずれかの港に入ったら手に入れた船を登録後、宇宙船を飛ばせる最低限の構成は維持しつつ、コックピットを「ダイモス DS20.3 フォボスコックピット(要宇宙船デザインランク1)に、できればここでドッカーをダイモスの薄型ドッグに換装しておいてください。もし宇宙船の形状上ドッカーの換装が無理であれば、またあとで来てください。コックピットとドッカーの換装が終わったら、アキラ・シティに行きます。なぜアキラ・シティなのかというと、これから使うハブや構造の大部分はアキラ・シティで買えるからです(ストラウド、タイヨー、ホープテック)。
まず本体部分ですが、コックピットに「ストラウドエンジニアリングベイ3×1」と「ストラウド保管室」を繋ぎます。その下にタイヨー製のベイ、「ストラウド昇降階段」、「ダイモス腹部・後部」をつけます。昇降階段は保管室の真下に来るようにします。またダイモス腹部はハッキリ言ってただの飾りなので、別になくてもいいし、他のものにしてもいいです。
中央部分となるエンジニアリングベイについては、両脇に貨物の「200CM バラスト貨物倉」を1つずつで計2つ、さらにベイの脇には燃料の「H30 アトラスHe3タンク(要宇宙船デザインランク2)とシールドの「デフレクター SG・60シールドジェネレーター(要宇宙船デザインランク4)」を取り付けます。シールドのクラスは高ければ高いほど頑丈ですが、今回載せるリアクターのクラスがAなので、シールドやエンジンもAクラスのものしか付けられません。そのため、船に乗せるクルーのシールドスキルで強化するか、あるいは自分でシールドスキルを強化する必要があります。ただシールドはクラスが低いと重量が軽い傾向にあるため、高いシールドスキルを確保できているならAでもイケます。
次にエンジニアリングベイの上には「ストラウドコントロールステーション2×1」と「ストラウド昇降階段」をつけ、この昇降階段の上にダイモスの薄型ドッカーを配置しておきます。コントロールステーションの前には「ダイモスカバー前部」を今回つけましたが、これも飾りなので、別に他のものでもいいです。
そして本体の最後尾には上段にヘリオス400 グラヴ・ドライブ(要宇宙船デザインランク1)、中段に「スフェロマック DC202リアクター(要宇宙船デザインランク4)」をつけます。どちらも僕の好みでDeep Core製にしてありますが、これは好みで変えてもらっても構いません。
寝台と作業部屋
本体が組み上がったら、その本体の両脇に接続する寝台と作業部屋を作ります。
僕の場合、まずコックピットに対して左側にはクルー用の「ホープテック オールインワン寝台2×2」と「ホープテック昇降階段」を繋げ、その上に「ホープテック 船長室」を重ねて設置。さらに寝台の下にはギアにノヴァ・ギャラクティカの着陸装置と「ノバ・カバー 2L-BM」を挟みつつ「100CM バラスト貨物室」で貨物庫を拡張しました。右側は寝台部分を同じくホープテックの科学ステーション、船長室を工房にして研究開発や武器・防具の改造ができる作業場でまとめました。ちなみに寝台の方にはキッチンもついているので、料理も可能になっています。
ともかく船ひとつでなんでもやれるようにしたいというか、「移動できる拠点」にしたかったので、とりあえず一通りの作業ができるようになったのは満足です。欲を言えば武器庫も設置したかったのですが、いい配置が思いつきませんでした。まぁ船長室を武器庫に変更するのでもいいかもしれませんが…でも「自分の部屋」は欲しかったので。これはロールプレイにおいて大切なことなんですwまた飾り付けとして「ダイモス・バンパー」と「ホープテック・パイプA」もつけています。
両翼
本体に接続する翼についてですが、単純に本体に翼をつけるのではなく、接続パーツ的なものを本体と翼の間に設置してみることにしました。というのも、本体と翼に少しばかりの「間」がないと、どうも窮屈なシルエットに感じられたためです。
構造としてはまず接続パーツが「ノバウイング」と「ノバブレーサー」を繋げ、ブレーサーの上に「ノバラジエーター」を乗せてみました。また翼の方は「ストラウド・キャップ」と「ストラウド・カバー」を繋げ、そこへアキラ・シティで売られている「SA-4330エンジン(要宇宙船デザインランク4)」を取り付けます。そしてこれが重要ですが、この翼は同じパーツを使い上下に繋げ、厚みを出しました。翼は両方とも同じ構成で作っています。
本体と翼の中間にある接続パーツについては、ノバウイングが兵器マウントになりますので、僕はここにレーザー兵器とバリスティック兵器を取り付けました。しかし兵器によっては形状の問題でうまくつけられない可能性もあるかもしれません。
兵器
さてその兵器についてですが、僕はレーザー兵器を2基、バリスティック兵器を2基、ミサイルを1基取り付けました。
このうちレーザー兵器とバリスティック兵器については、本体部分や翼ではなく、先述したノバウイングに付けました。逆にミサイルは本体上部、ドッカーの前に設置しました。
購入した兵器は、
- レーザー兵器:シンジPAMWパルスレーザー(要宇宙船デザインランク3)
- バリスティック兵器:KE-31A オートキャノン(要宇宙船デザインランク4)
- ミサイル兵器:CE-19ミサイルランチャー(要宇宙船デザインランク3)
となっています。ミサイル以外は「射程が長く、発射速度が速い」ことを優先しました。これは単純にそういう武器の方が僕は好みだというだけのことで決めました。
中でも高いのがKE-31A オートキャノンでしたかね。1基36000クレジットくらいしたような…。それを2つ揃えるので結構しんどいですwまぁ取引価格が改善されるスキルを持っていれば話は別ですが、そうでなければかなりの金額負担になりますね。ちなみに兵器はどれもアキラ・シティで買えます。というかKE-31A オートキャノンはジェミソンとかガガーリンには売ってないみたいです。
これで宇宙船の構成はすべて、です。あとはカラーリングを前述したように黒に近い灰色を中心に、青、オレンジで整えました。
完成と課題、クルー問題
実際に宇宙に出て操作してみたら、思っていたよりも平べったいかなとは思いましたwもうちょっと本体部分のボリュームアップするべきかというのが課題かなぁ。今はいい案が思いつかないけど。それこそ今回は省いた武器庫を設置するような形でもっといいやりようがあるかもしれません。
しかし攻撃力もあるし機動力も100を維持できているので、戦闘機らしさはなんとか保てたかなぁと。初めてイチから作ったにしては結構うまくいったのではないかと勝手に思っています。寝台と作業場も盛り込めたので拠点として機能するようになったのも嬉しい。シンプルな構成で使いやすい宇宙船にできた、そんな気がしています。
以下は宇宙船の内装のスクショです。
まずダイモスのコックピットはかなり狭苦しい感じですね。完全に1人用というか。いかにも戦闘機、といった雰囲気が感じられます。
本体上部のコントロールステーションは思ったより全然スッキリとした配置って感じ。雑多な小物がなく、必要最低限のものしかない部屋といったところでしょうか。
次にホープテックの寝台ですが、手前にテーブルとキッチン(料理可)、奥に二段ベッドが配置されています。照明はやや暗めで、赤いランプが壁の上部で点灯しています。どちらかというとシンプルな見た目じゃないでしょうか。
船長室も寝台同様にシンプルな作りで、手前にベッドとテーブル、奥にソファやシャワー・トイレユニットが設置されています・寝台同様こちらも照明はやや暗めですな。
そして科学ステーションはデスクと研究ユニット、製薬ユニットが両脇に設置されて道を歩きやすい(笑)ほか、工房も武器、宇宙服、アイテムのクラフトができます。改造やクラフトのためにいちいちロッジに戻ってられないし、ここで全部済ませられるようにすると楽でいいです。
僕は今回ホープテックのハブを採用しましたが、印象としては比較的整頓された状態に見えるものの、照明が暗めであるところはちょっと気になったかな。メーカーによって内装は全然違ってきますからねぇ…この辺は自分の目で確認しながら調整するしかないですな。
なおこの宇宙船ではクルーを5人まで配置できます(スキルがないと5人は無理ですが)。基本的にはコンステレーションのサラ、バレット、サム・コーの3人でも配置しておけば十分かと思いますが、さすがに3周目となると彼らの顔も見飽きたので僕は今、あえてお金で雇ったクルーを配置しています。
ひとりはジェミソンのビューポートにいるギデオン・アケルです。なんかやけにニヤニヤしていて若干胡散臭いオッサンですが、バリスティック兵器システム2とミサイル兵器システム2のスキル持ちであるため、宇宙船の攻撃力を上げることができる点はいいですね。
それともうひとり、アキラ・シティのヒッチングポストにいるオマーリ・ハッサンというオッサンも現在乗船させています。彼はシールドシステム3と宇宙船工学1のスキル持ちで、シールド強化に大きな力を発揮するメカニックマンであるところが頼もしい感じ。宇宙船工学はシステム修理速度が上がりますし、簡単に雇えるクルーとしてはいいんじゃないかと。宇宙船の中がオッサンだらけになってなんか加齢臭で充満してそうな気がしなくもないですが、攻撃と防御、どちらも簡単にそこそこ強化できるのはポイントですね。ひとまずはオッサン3人旅でやっていこうと思います。他に役立つスキルを持つ人がいれば交代させるかもしれないですが、今はこれでも十分かなぁ。
まぁこの宇宙船作りに関しては極端な話、「正解がない」ですね。パーツひとつ交換しただけで船の重量が変わり、重量が増減することで機動力も変わる。兵器は何にするか、どのメーカーの寝台、居住区、工房を設置するか、船に合った最適なエンジンと数、そしてリアクターは何なのか…。複数のメーカーが用意されていてそれぞれに性能が違う。最初に「これを盛り込みたい」というコンセプトや方向性をキッチリ決めておかないとどんどん混乱していってしまうという。当然船の性能は宇宙における戦闘力に直結するので、なるべく良いパーツを盛り込みたいという欲も出る。
ともかく難しいですよ、これ。普通にプレイする分にはイベントで貰ったり、買える船を使っていった方がいいと思います。自分でイチから建造するなんてあまりにも面倒すぎて、やるのはマニアぐらいなもんです。
でもだからこそ愛着も湧くし、操作して楽しいし、敵機を撃墜したときに快感があるのも事実。以前も書きましたがこの宇宙船作りとゲームプレイへの反映は他のベセスダゲーとはまた違った味わいがあると思います。繰り返しになりますがとんでもなく面倒ですけどね!
でもスターフィールドというゲームをとことん遊び尽くすという意味では避けて通れない道かもしれません。やはりオリジナルの、ハンドメイドな宇宙船というのはロマンに溢れていますから。ぜひ一度は挑戦してみてください。満足感がハンパないので。
アーマード・コアっぽさあってなかなかの時間泥棒ですよね
宇宙船の改造は本当にあっという間に時間が過ぎて、いつもびっくりします