Cyberpunk 2077、昨日の夜なのですが、無事ゲームをクリアしましたので簡単に感想を書いていこうと思います。性質上この記事はネタバレもかなり含むので注意してください。
クリア時間は28時間
まず最初にゲームのクリア時間ですが、エンディングから街に戻った時点でプレイ時間は28時間ちょっとでした。事前に開発者の方が「ウィッチャー3よりはメインシナリオは短い」と言っていましたが、確かに初見プレイで30時間以内に収まるというのは、今時のゲームにしたら短い方と言えるかもしれないですね。
と言っても僕の場合、サブクエストの方はそれほど遊んでいなかったので、そちらもガッツリこなしていくとなるともっと時間はかかると思います。それこそサブクエストをガン無視してメインクエストをひたすらに追うという形であれば、もっと短い時間でエンディングに行けるでしょう。
さて僕の見たエンディングについてなんですが、ジョニーの忠告を無視してハナコ・アラサカと手を組み、チップを取り除いてもらうというシナリオでした。その結果、詳細は省きますがサブロウ・アラサカがヨリノブ・アラサカの体を乗っ取る形で復活し、主人公Vは宇宙にある病院にてチップを取り除く手術に成功するも、以降幽閉されてしまうという展開でした。
手術でチップを取り除いてもらい、ジョニーを完全に切り離すことに成功したVですが、それからは毎日病院で同じ検査を受け続けさせられる日々となり、ついに気が狂い始めてきます。そこへハナコに命じられてやってきた科学者ヘルマンより、余命6ヶ月であることを告げられ、地球に戻るか、あるいは精神をデジタルデータ化して保管する「魂の救済」に参加するかどうかを選択させられます。僕はここで後者を選びました。
地球に戻れば完全に自由だけど死は免れない。魂の救済に参加すれば肉体は滅びるが精神は保管されていずれはサブロウのように別の肉体に移植されて復活できるかもしれない、みたいな感じですかね…。なんかどちらの選択を選ぶにしても切ない結末しか待っていないというか、救いがあるようで救いがない、そんな印象を受けたエンディングでした。正直、アラサカと手を組んだことによってバッドエンディングに行ってしまったような、そんな気分ですwまぁエンディング直前にもジョニーから「お前にはガッカリだ」とか言われましたしね。
とまぁ、こんな感じでCyberpunk 2077の1周目は終了しました。う〜ん、やっぱりなんかスッキリしないなぁ。ジョニーについて行くべきだったか…。
全体的な感想
エンディングはちょっと鬱っぽいジメッとしたものでしたが、ゲーム自体は久々に夢中でプレイできたほどに面白かったです。Xbox Series Xでのプレイではロードも速く、60fpsでのプレイも可能でエンディングが終わるまで一度もエラー落ちすることはありませんでした。ゲーム発売日当初に起こった数秒間のプチフリーズ現象も、現在のバージョン(1.04)になってからは起こってないような気がします。パフォーマンスに関してはXbox One版を互換機能で動かしているという形ですが、それでも普通に遊ぶ分には苦労はなかったです。
ただまだまだバグはそこら中で見かけますね。鏡を覗き込むとVの頭がなぜか禿げる現象とか、バイクや車に乗ると視点変更が効かなくなるとか(ゲームの再起動で解決はする)、NPCの動きが不自然だったりする場面はちょこちょこありました。あ、それと、ジュディとの電話での会話で一部ジュディの音声が電話風の加工がされていないのもありましたな。ただ、こうしたところは今後のアプデでちゃんと修正されるかとは思います。継続的な修正アップデートに期待したいです。
ゲームプレイについては以前も書いた通り、自分の解釈としては、「GTAをCD Projekt REDなりに作った」という印象が最後までありましたねぇ。土台がGTAで、それに加えて散りばめられたクエストはファークライって感じかなぁ。さらに武器や防具については自分のレベルで細かく変動していくあたりはディビジョンっぽくもあるというか。まとめるとGTA5割、ファークライ4割、ディビジョン1割といった要素を含むハイブリッドなゲーム、でしょうか。バグの有無は置いておいて、こうしたタイトルが好きな人には合うかもしれないです。
CD Projekt REDだから、と言っても、ウィッチャー3的なノリとは全然性質が異なるというか…「サイバーパンク」というジャンルが好きかどうかももちろん大きなポイントになりますね。例えばよく挙がるタイトルとしては「AKIRA」とか「攻殻機動隊」「ブレードランナー」といったものがありますが、こうした作品に若い頃触れてきた人かどうかというのも、評価の分かれ目にはなると思います。あとデストピアなものとか、そういうジャンルの映画ですね。
つまり1980年〜90年代初頭にかけて巷にあふれていた、サブカルチャーと呼ばれていたものに触れてきたかどうかが、このゲームにハマれるか否かに影響するんじゃないかなと、遊びながら感じた部分はありました。逆にそれに馴染みがない世代にはどうなんですかね。数あるオープンワールドのゲームの一つにすぎない、と思われて終わりかもしれない。少なくとも万人受けする世界観ではないかなーと思うところはあります。
ただ見た目はケバケバしく猥雑であっても、クエストの一つ一つは「友達を手助けする」とか、結構泥臭いものも多いということは書き記しておきます。仮にサイバーパンクというジャンル自体には興味がなくとも、松田優作のテレビドラマ版「探偵物語」のような、ぶっきらぼうだけどタフで友達想いな主人公像が好きな人には意外にイケるかもしれません。
北米版について
とりあえずゲームを1周終えたので、規制が入っていない北米版のCyberpunk 2077を起動してみました。
まぁ色々なところで言われている通り、キャラクタークリエイト画面には日本のCSにはない項目がいくつか表示されています(上の画像参照)。Xbox One版でもそれはしっかり確認できました。アレの大きさとか、皮があるかとか、毛があるかとか…w良い意味でバカですね。
女性主人公でブラブラさせてみたり試してみましたが、一通り確認したところでなんだか満足しちゃって、ゲーム自体は終了しました。規制がないに越したことはないけど、実際いじってみると別になくてもいいかなぁっていう…。PC版ならこの設定をうまく使ったユニークなMODがたくさん出そうですね。だけど個人的には、「まぁこんなもんか」って感じ。CSでも北米版を遊んでみたいという人もいるかもしれませんが、少なくともキャラクリエイトに関してはいうほど大したことはないと思います。なきゃないでどうでもいいというか。どうしてもって人は大人しくゲーミングPCを買うべきという話ですな。僕はMac派なので、うん、そこまではいいです。実際に自分の目で確認できただけで満足しました。
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