Xbox Oneシステムアップデート、FreeSync導入でどう変わるのか検証

Xbox One X

昨日、 Xbox Oneのシステムアップデートファイルが配信されて色々と機能が追加されました。アップデートするとダッシュボードでの動きもこれまでよりはキビキビしたものに感じられるような気がします。

可変リフレッシュレート

今回のアップデートでは内蔵ブラウザEdgeの改善や解像度の選択に新たに1440pが加わるといったものがありますが、個人的に注目なのは「FreeSyncの導入」ですね。やっとか、と。これは使っているテレビあるいはモニターに「AMD FreeSync」が搭載されている場合に機能するもので、 Xboxの公式ブログによれば、

新たに「AMD Radeon™ FreeSync」および「FreeSync 2」も導入されました。「AMD Radeon™ FreeSync」は可変リフレッシュ レートにより、入力遅延を短縮し、画面のカクつきを最小限に抑え、お気に入りのゲームを美しく滑らかに表示します。どの Xbox One 本体でも「FreeSync」対応のディスプレイに接続すればご利用いただけます。また、『Xbox One S』と『Xbox One X』は、「AMD Radeon™FreeSync 2」の HDR にも対応しています。

とのことです。僕は去年この機能を試してみたいということもありLGの4Kモニター「32UD59-B」を購入したのですが、ようやく効果を発揮できるようになりました。

ではその効果がどういうものなのか、ということですが、ファークライ5で簡単にではありますが効果を検証してみました。実のところこのゲーム、全体マップ画面を開いてカーソルを動かしたときに画面のズレが幾度となく発生するんですよね…。

ファークライ5 ティアリング

画像の赤い線で囲んだ部分を見てもらうとお分かりになるかと思いますが、一瞬画面にズレが生じるんです。このような現象をティアリングというらしいですが、今回 Xbox Oneに導入されたFreeSync対応により、こういったズレが抑えられるものなのか検証し、動画で撮影してみました。

結論を書くと可変リフレッシュレートにチェックを入れて有効化することで、明らかに変化が出ています。以降まったく生じなくなるのかどうかまでは分かりませんが、少なくとも今見た範囲では公式の説明通り、ティアリングは抑えられていると思います。

動画の中でも書いていますがこの機能は必ずしもゲームプレイに必要というものではないですし、ティアリングが発生しやすいゲームが今後どれだけ出てくるのか未知数なので、なければないでどうにかなる要素だとは思います。ですがあるとないとでは遊んでいる最中の印象というのもまた変わってくるというのも事実だと思います。実際のところ僕はファークライ5でこのティアリング現象が小さな不満だったので、それが解消されたのは嬉しいです。画面のちらつきってやっぱり気になるだけでなく、目にも悪そうですし。

可変リフレッシュレート

なお可変リフレッシュレートのチェックボックスは、「設定>画面とサウンド>ビデオ出力>ビデオモード」と進むとたどり着きます。手動でチェックを入れないとダメなので注意してください。今後もこのFreeSyncが活かされるといいのですが、まぁとりあえずちゃんと Xbox One Xで機能していることが確認できて良かったです。

4K/AMD FreeSync対応モニター「LG 32UD59-B」を購入

2017年11月6日

ちなみに…

以前Fallout4のMODでゲームが60fps化する「720p 60fps」というMODを紹介しましたが、こちらの方ではティアリングを抑える効果は感じられませんでした。ゲーム本来の環境ではなく、MODという特殊な環境下だからなのか…う〜ん…。

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