ゲームパスでチェインドエコーズをやる #04(クリア)

チェインドエコーズ 1

ドイツ産JRPGオマージュ作品「チェインドエコーズ」、無事クリアできました。

残響を追って

まだ発売されて半年経っていないゲームなので、一応ラスボスにはモザイクかけときました。なんとなくクトゥルフ神話の盲目の者っぽい見た目かな?

チェインドエコーズ 4

全体的な感想としては結構面白いゲームだったなと。エンディングのあとクリアデータをセーブできますが、この時点で38時間51分、約39時間のプレイ時間でした。価格が3,000円以下のインディーズタイトルにしてはボリュームありますね。しかもまだクリアしてないサブクエストや倒していないボスなんかもいるっぽいので、やり込もうとなると50時間以上とか普通にかかるのかもしれません。

ちなみに公式での予想クリア時間は30〜40時間だそうで、僕は想定の範囲内だったみたいですw

チェインドエコーズ 2

ゲームとしてはやはり緻密に描かれた2Dドット絵の世界、そしてフルアニメーションっていうのがやっぱり凄かったですね。細かいところだと斜め移動したときはちゃんと斜め移動のキャラグラフィックも用意されていたり、それとスカイアーマーのダイナミックなアニメーションもカッコよくて、僕はスカイアーマー戦の方が生身で戦うより好きだったかなぁ。

このスカイアーマーは、最後バルタザールという、翼の生えたフレームが手に入るところもお約束って感じでよかったです。やっぱ主役機には翼でしょう!

また戦闘は最初から最後までバフ・デバフをいかにかけるかというところが一貫したポイントになっており、そこが楽しくもありました。僕の場合だとボス戦ではビクターのバフスキルを重ねがけ、グレンはオールブレイクでステータス破壊をしてからのオイルスラッシュ、そしてレニーがオイル状態の敵にファイアースラストを使う、みたいな感じで無難に倒せてたかな。とにかくバフ・デバフスキルの効果がかなり大きいんですよね。基本どんな敵にも効きますし。

ゲームの終盤からは光もしくは闇属性が弱点という敵も多くなりますが、シャーマンのスキルで魔力高めたレニーの魔術スキルで大抵はなんとかなっていた感じ。光と闇の魔術が使えるトカゲマンはスカイアーマーの方で活躍してたからいいか、みたいな。同じくスカイアーマー戦ではビクターに先制できるオプションパーツ装備させて最初にシールドを張るとか、生身とスカイアーマー、どちらも個性的な特徴のあるバトルが楽しめたところもよかったですねぇ。

チェインドエコーズ 3

ただあえてこのゲームに苦言を呈すとするならば、ゲーム終盤のパズルダンジョンはちょっと難しいんじゃないかなって。意地で自力でクリアしましたけど、相当時間がかかってゲンナリしました…しかも規模の違いはあれど連続でパズルを解かされるハメになるのが本当に辛かった。

なぜRPGにパズルを組み込むのか、この点に関しては僕は本当に拒否反応が出ます。真・女神転生Ⅲの浅草パズルとかね。まぁあれはまだ必須じゃないからいいですけど、クリア必須のダンジョンで連続してパズル責めしてくるのはもうマジで勘弁してつかぁさい(このゲームを遊ぶ前にクリアしたペルソナ3と4ではパズルダンジョンはなかっただけに余計に印象が良くなかったというのはあるかも)。

あとはそうだなぁ、クリスタルの合成周りはもっとシンプルにしてもよかったんじゃないかって気がします。それぐらいかな、このゲームで不満だったところは。

先述したように3,000円以下で買える、現代において比較的安価なゲームとしては抜群のボリューム、そして内容だと思います。作者がゼノギアスなど1990年代の旧スクウェア作品が好きということもあり、そういう面影が至る所に出ていて懐かしくもあると同時に、「こういうゲームが好きだ」という想いをマジで形にしちゃったという実行力にただただ驚かされた一本でした。

90年代のスクウェア黄金期のゲームが好きだったおじさん・おばさんにはもちろんお勧めですが、ドット絵を勉強している方にもこの作者さんのセンスはいいお手本であり、とても良い刺激になるのでは。ただでさえドット絵を描くだけでも大変なのに、その上敵味方共にフルアニメーションで構成するわけですからね。そういう絵的な勉強という点でも、このゲームはやってみる価値があると思います。

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