日本時間の2018年9月13日、State of Decay 2の最後のDLC「Daybreak」が解禁されたので内容を説明します。
本編とは異なるゲーム
DaybreakはState of Decay 2本編とは異なるゲーム内容で、本編にあった探索、コミュニティの育成、ストーリーといった要素は特にないです。内容を簡単に説明するとプレイヤーはレッドタロンの傭兵となり、襲いかかってくるゾンビの襲撃を阻止し、仲間の「Technician(技術者)」を生存させることがゲームクリアの目的となっています。
ゲームの始め方
ゲームのタイトル画面に「Daybreak」という選択肢が加わっていますのでそれを選択してください。するとDaybreak専用のタイトル画面(この記事のアイキャッチ画像)に移ります。
専用のタイトル画面に移ったのち、「Start Daybreak」を選ぶと初回時はオフライン(ソロプレイ)で遊ぶか、オンラインマルチで遊ぶかの選択が出ます。オフラインで遊ぶ場合はプレイヤーだけでなくNPCが2人加わります。
オンラインマルチで遊ぶ場合はプレイヤーが2人であればNPCが1人加わり、プレイヤーが3〜4人の場合はNPCは加わりません(遊んでいる途中でマルチプレイヤーの人数が増えた場合、NPCが消えて入れ替わります)。
また「Find a Game」を選んだ場合は、オンラインマルチで遊んでいる他のグループに飛び入り参加できます。
このマルチプレイについてはSettings画面の「Multiplayer」項目で設定を変更することも可能で、とりあえずここで3項目を全部ONの状態にしてゲームを始めた場合、マルチプレイを望んで「Find a Game」を選んだ他のプレイヤーが途中参加で入ってきてくれます。
基本ルール
ゲームを開始するとまず武器選択画面に移ります。先述したようにDaybreakは本編とは異なり探索等はなく、最初からある程度の武装をした状態でスタートします。
装備選択はライフル系、近接武器系、投擲アイテム系を自分なりに選択することが可能です。選べるアイテム欄の中には初期状態ではロックされたもの(錠前のアイコン)がいくつかありますが、これは戦闘後のリワードでアンロックされていく仕組みです(後述)。
武器の選択が終わるとフィールド画面に移ります。上の画像の奥で何やらPCをいじっている人がいますが、これがTechnicianと呼ばれる人で、この人をゾンビから守ることが主な目的となります。
Technicianの体力は画面左上の赤いゲージで表示されており、これがなくなるとゲームーバーです。
このほかフィールドにはNPC(もしくは他のプレイヤー)と「バリケード」があります。バリケードはゾンビの侵攻を防いでくれますが、ゾンビが近づくと徐々にダメージを受け、最終的には壊れます。壊れると当然ゾンビは続々となだれ込んできて、先ほどのTechnicianを優先的に狙い、攻撃します。一応Technicianもゾンビが近づいてきた場合は応戦しますが、1対1ならまだしも、囲まれるとあっさりやられるので注意が必要です。
Technicianの体力は、手持ちの回復アイテムを消費して回復させることが可能です。Technicianに近づいてYボタン長押しでできます。
ちなみにバリケードの白い部分は、近寄ってAボタンを押すとよじ登ることができ、フィールドの内側と外側を行き来できます。ゾンビがバリケードに近寄る前に倒したいときは積極的に外側に出て迎撃しましょう。
壊れた、あるいは壊れかけたバリケードは、フィールド内に配置されたアイテムボックスに入っている「Wall Repair Kits」というアイテムを持っていけば修理できます。修理方法は修理したい壁に近づき、Yボタンを長押しです。しかし修理には若干時間がかかります。
なおこのアイテムボックスの中にはWall Repair Kitsの他にも弾薬や回復アイテム等が入っていますので、必要に応じて取り出してください。
戦闘システム
Daybreakは「ウェーブ(ゾンビ襲撃ターン)」と「インターバル(休憩時間)」を交互に繰り返す形で構成されています。
例えば上の画像の中央上には「1m57s」と表示されていますが、要はこの時間内はゾンビが次々と襲ってくるのでこれを撃退しなければなりません。そしてこのウェーブが終わるとインターバルに入り、アイテムボックスから弾薬を補充したり、壊された壁を修理したりといったことに使い、次のウェーブに備えます。
ウェーブはタイマー表示の他にも画面左上に「DAYBREAK PROGRESS」というプログレスバーでも表示されており、それを見るとウェーブを7回しのぎ切るとゲームクリアとなります。なおウェーブが進むに従い、強いゾンビが出現しやすくなり、出現するゾンビの数も増えていきます。
またインターバルに入ったさい、フィールド上にサプライドロップが投下されることがあります。中にはバリケード修理アイテムや武器、弾薬、回復アイテム等が入っていますので取りに行きましょう。サプライドロップの情報は画面に表示されますので、見逃さないよう注意してください。
なおこのサプライドロップは一度に複数投下されますが早い者勝ちですので、他のプレイヤーより先駆けてゲットしたいところです。
ちなみにゾンビにやられてしまったときなどは即ゲームオーバーになるわけではなく、数秒後に復活できる仕組みになっています。しかし当然復活するまでは戦力が低下してしまいますし、ゲーム終了後のリワードにマイナス影響を及ぼしますのでなるべくやられないよう注意して下さい。回復アイテムの確保は優先しましょう。
リワード(報酬)
ウェーブをしのぎ切ったにせよ、Technicianがやられてしまったにせよ、ゲームが終了するとリワード画面に移ります。
ここでは戦績が表示され、ゲーム中に倒したゾンビの種類、数を確認できます。また戦績に応じてリワードが支払われます。
獲得したリワードに応じて、何かしらのアイテムがアンロックされます。そしてこのアンロックされたアイテムは次回のプレイ開始時に選択することができ、初期装備として持ち出すことができる、という仕組みです。なのでゲームを繰り返し遊ぶことで徐々に強いアイテムを装備した状態でスタートできるようになり、少しずつ楽になっていくのかなという気がします。
このリワードでアンロックされるアイテムはかなりの数が用意されていますが、中には本編にも適応することができるものもあります(アンロックアイテム一覧の右側)。説明文には、
To obtain these items for your home community, call a prestige trader using your radio menu.
訳:あなたのホームコミュニティのためにこれらのアイテムを入手するには、あなたのラジオメニューを使用して、権威のあるトレーダーに連絡してください。
とあり、Daybreakでアンロックした一部のアイテムは、本編のラジオで呼び出せるレッドタロンのトレーダーから買うことができます。
Daybreakがインストールされている場合、ゲーム本編のラジオコマンド一覧に「Daybreak」というコマンドが出現し、そこからレッドタロンのトレーダー呼び出しと、レッドタロンの傭兵を雇うコマンドを選択できます。
ただしこのレッドタロン関係の交渉には通常の通貨とは違う、専用の通貨(赤枠で囲んだもの)を使用する仕組みになっています。この本編におけるレッドタロンの追加要素については、「Daybreak」追加要素の説明ページに内容をまとめてありますので、よろしければご一読ください。
とりあえず遊んでみた感じとしては、単純にゾンビを倒しまくるタワーディフェンスゲームというシステムになっており、本編とは違って比較的短時間で繰り返し遊ぶというゲームデザインに仕上がっていると感じました。マルチでワイワイ遊ぶもよし、一人で黙々とゾンビを倒しながら遊ぶもよしと、本編よりもわりと手軽に、気軽に遊べますね。探索やキャラクター育成など時間のかかる要素がないので、サクサク遊べてこれはこれで面白いのではないかと思います。
なおこのDaybreakは「Ultimate Edition」には含まれていますが、DLC単体としては9.99ドルで販売されています。
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