Fallout 76 Perk考察

Fallout 76 Perk考察

プレイヤーキャラクターはレベルが上がるとPerkカードを何かしら1つ取得することができ、特定の能力を強化していくことができます。このPerkカードは膨大な種類が用意されており、その効果も様々です。ゲームを進める上でどんなPerkがあると便利なのか、自分のプレイ体験の中から考えてみます。

正解はプレイヤーの数だけある

まず前提として覚えておきたいのは、現在(2018年11月)のところプレイヤーのレベルの上限は50で、レベルアップしたさいに振れるS.P.E.C.I.A.L.は15が限界である、という点です。そしてこの振った数がPerkカードのいわばスロット数となり、高いものほど高ランクの、あるいは多くのPerkカードを詰め込めるということになります。

例えばStrengthが10だとすればランクが2のPerkカードを5枚装備したり、ランクが4のPerkカードを2枚とランクが2のPerkカードを1枚装備する、といった感じでPerkの構成を決めることができます。

このようにレベルの上限が決まっている以上、すべての能力値を最大まで伸ばすといったことはできません。何かに特化して育てるか、あるいは平均的に育てるかはプレイヤーそれぞれ自由に決めることで、一般的な正解というのはありません。あえて言うならプレイヤーの数だけ正解が存在する、といったところです。

…と書くとちょっと突き放したようにも感じられるかもしれませんが、初心者の方は序盤のうちは適当にS.P.E.C.I.A.L.を振りつつ、レベルが25に差しかかった頃ぐらいには独自のプレイスタイルやよく使う武器の傾向などが自然と決まってきているでしょうから、それに合わせてS.P.E.C.I.A.L.の配分とPerkカードの取得をコントロールしていくと良いのではないかと思います。

補足
2018年12月のアップデートでLV50以降、S.P.E.C.I.A.L.の振り直しが可能になりました。

なおゲーム中で取得できるPerkについては別ページにて掲載していますので、そちらを参照してください(Perkカードの効果と取得レベル一覧ページ)。

Strength(STR)

Fallout 76 Perk STR

STRは肉体的な力強さ、腕力といった能力です。Perkとしては近接武器のダメージを上げるもののほかに、ジャンクアイテムや実弾系弾薬、防具の重量を軽くするものなど、重量に関係するPerkが多いです。

この特定アイテムの重量を軽くする、あるいは総重量を拡張するというのは非常に重要で、ゲーム中では武器や防具を改造すると重量が増加していくことも多く、ゲームが進めば進むほどおそらく重量制限に悩まされるようになっていくでしょう。そのため、例えどんなキャラクタービルドをするにしても、STRに関してはある程度割り切って振っておくことをお勧めします。

取得できるPerkの中で個人的にお勧めなのが、薬品の重量を下げる「Traveling Pharmacy」です。LV3から取得できるPerkですが、スティムパックやRADアウェイといった、ゲーム終盤も使用頻度の高い薬品アイテムを最大で90%も重量を下げてくれますので、非常に役に立ちます。薬品を50個、100個と持ち歩いても負担をほとんど感じないぐらいになりますので、ぜひお試しあれ。

お勧めPerk

  • Iron Fist:素手の攻撃やデスタンバリンなどナックル系武器のダメージアップ。
  • Gladiator:片手武器のダメージアップ。
  • Slugger:両手武器のダメージアップ。
  • Shotgunner:ショットガンのダメージアップ。
  • Heavy Gunner:爆発属性ではないヘビーガンのダメージアップ。
  • Martial Artist:近接武器の重量が軽くなり、振る速度がアップ。
  • Traveling Pharmacy:薬品の重量がダウン。
  • Bandolier:実弾武器用の弾薬の重量がダウン。

Perception(PER)

Fallout 76 Perk PER

PERは五感、状況認識能力といったもので、セミオートもしくはフルオートライフルのダメージを上げるものや、V.A.T.S.における命中率向上のPerk、さらに前作4同様の解錠能力に関わるPerkなどが揃っています。

戦闘面ではV.A.T.S.による命中率とダメージをアップさせるConcentrated FireがLV2から習得できるわりに効果が高くてお勧めです。またフルオート武器を使っていくのであれば、敵アーマー値無視とよろめき効果を与えるTank Killerもお勧めです。

戦闘以外では農作物を摘んだときに収穫量が1増えるGreen Thumbなど、ちょっと変わったPerkもあります。こちらも地味に便利なので、早い段階で取得しておくことをお勧めします。

なお4と違って76ではグレネードの威力・爆発範囲・軌跡の表示化がそれぞれ別のPerkに分割されてしまったところには注意です。具体的には爆発範囲の拡大と軌跡の表示化(及び飛距離の延長)はPERで、爆発ダメージの上昇はINTのPerkです。グレネードは威力が高く、どれも便利なPerkなだけに迷いますね。

お勧めPerk

  • Concentrated Fire:V.A.T.S.で敵の部位を狙えるようになる。連続で攻撃すると命中率とダメージが増加する。
  • Tank Killer:ライフルによる攻撃が敵アーマー値を無視するようになり、攻撃命中時によろめかせるようになる。
  • Rifleman:ノンオートマチックライフルのダメージアップ。
  • Commando:オートマチックライフルのダメージアップ。
  • Green Thumb:草花や野菜などの収穫量が1増える。
  • Picklock:解錠能力を高める。

Endurance(END)

Fallout 76 Perk END

肉体の頑丈さ、持久力を表すのがENDです。主にHPに関係するPerkが多く、飲食時のRADを軽減したり、あるいは日中に限り自然治癒能力を得る、といったものがあります。序盤のうちはHPが低いことですし、飲食のRADを軽減するLead Bellyがなかなかお勧めです。このPerkはランクを3まで上げると飲食による放射能ダメージを完全に無効にするため、地味に便利です。

このENDで取得できるPerkの中である意味もっとも重要かもしれないのがFireproofです。このPerkはゲームのアップデートの中で強化され、火炎耐性だけでなく爆発耐性も付与されるようになりました。この効果が極めて高く、例えば爆発武器による爆発ダメージや車の爆発ダメージ、さらにはスコーチビーストのソニックスクリームアタックのダメージを大幅に減らしてくれます。PvP、PvEのどちらでも役に立つPerkですので、取っておいて損はありません。

お勧めPerk

  • Lead Belly:飲食で受けるRADが減少する。
  • Mystic Power:グール、スーパーミュータント、スコーチ、モールマイナーを食してHPと飢えを回復。
  • Fireproof:爆発と火炎のダメージを減少させる。
  • Sun Kissed:午前6時から午後6時までの間はRADが自然回復するようになる。
  • Photosynthetic:午前6時から午後6時までの間はHPが自然回復するようになる。

Charisma(CHA)

Fallout 76 Perk CHA

人間的な魅力を意味するのがCHAで、主に他のプレイヤーさんとチームを組んでいるときに発揮するPerkが多いです。チームを組んでいるときに取得経験値がアップするとか、自分の飲食でチームメイトも少しだけ飢えや喉の渇きが癒されるといったPerkがあり、チームを組んで遊ぶ機会が多い人はどんどんPerkカードを取得していくといいですね。チームメイトからありがたがられると思います。

ではソロプレイヤーには関係ないのかというとそういうわけではなく、4同様Lone Wandererはソロプレイにおいて大きな効果を発揮しますので、これはこれで取っておいて損のないPerkです。最大ランクまで上げればダメージ20%減少に加えてAP回復速度30%上昇は非常に大きいです。

この他にもベンダーとの取引価格が改善されるHard Bargainなんかも地味に役立つPerkです。

お勧めPerk

  • Lone Wanderer:ソロプレイ時にダメージが減少し、AP回復速度がアップする。
  • Hard Bargain:ベンダーとの売買価格を改善する。
  • Travel Agent:ファストトラベル使用時に支払うキャップが30%減少する。
  • Squad Maneuvers:チームを組んでいるときは走る速度がアップ。
  • Inspirational:チームを組んでいるときは取得経験値がアップ。

Intelligence(INT)

Fallout 76 Perk INT

知性を表す能力で、4同様ハッキング能力に関係するほか、スティムパックの回復量増加、さらに近接武器や銃器のクラフト及び耐久性に関わるPerkと、結構重要なものが揃っています。特に武器の耐久度の劣化を減少させるPerkはあるとないとでは結構違いますし、よく使う武器種に合わせて取っておいた方が良いと思います。

またパワーアーマーに関するPerkもいくつかあり、パワーアーマーを装着する機会が多いという人はある程度は伸ばしてPerkを取っておくのも良いと思います。この他にもC.A.M.P.で拠点を建築するさい、建築の必要素材が減るPerkもありますので、拠点を作り込みたい方もある程度重視した方がいいかもしれませんね。

なおエナジーウェポン用の弾薬の重量が減少するBatteries Includedについては、フュージョンコアもその対象に含まれます。パワーアーマーを運用しつつレーザーライフルやガトリングレーザーを多用する方には、かなり便利なPerkとなりそうです。

Fallout 76 Scrapperの効果

ちなみに武器や防具の解体時に得られるジャンクアイテムが増えるScrapperについては、4とは仕様が違う点に注意してください。4ではScrapperがあると解体時に得られるジャンクアイテムの種類が増えましたが、今作ではジャンクアイテムの種類は増えず、「得られるジャンクアイテムの数が増加する」、という効果になっています(上の画像参照)。

例えば画像でいえばポンプアクションショットガンを解体したときに得られる鉄片の数が5から8になっていますが、どの武器や防具もだいたいこんな感じです。

お勧めPerk

  • Hacker:ハッキング能力を高める。
  • Makeshift Warrior:近接武器の耐久度劣化が遅くなり、作成や高度な改造を可能にする(設計図が必要)。
  • Gunsmith:銃の耐久度劣化が遅くなり、作成や高度な改造を可能にする(設計図が必要)。
  • Power Patcher:パワーアーマーの耐久度劣化が遅くなり、修理に必要な材料が減少する。
  • Armorer:防具の高度な改造ができるようになる(設計図が必要)。
  • First Aid:スティムパックの回復量がアップ。
  • Contractor:C.A.M.P.での建築に要求される材料が減少する。

Agility(AGI)

Fallout 76 Perk AGI

運動神経、敏捷性といったものを表す能力で、APの量やステルスの成功率に関係します。取得できるPerkにはAPの回復速度を上昇させるAction Boy/Girlや、ダッシュ時のAP消費を減少させるMarathoner、またステルスに関係するSneakなどがあります。

これら移動を快適にするPerk以外にもピストルのダメージを上昇させるGunslingerや高度な罠やタレットの作成と解除を可能にするHome Defenseなど、結構バラエティ豊かな能力ですね。

イメージ的にちょっと繋がりにくいですがAGIのPerkの中でお勧めなのがWhite Knightで、このPerkがあると防具の耐久性の劣化を減少させることができるほか、修理にかかるジャンク品の節約もできます。

Fallout 76 Perk White Knight

具体的には上の画像の通りで、ランク1あるだけでも結構違っています。このランク1だけでも耐久性劣化を30%減少させるため、だいぶ快適性が違ってくることは間違いないです。パワーアーマーは装着しない、常に生身で戦いたいという方は取っておいて損はないでしょう。

またこの他にも弾薬をクラフトしたときの作成量を40%増加させるAmmosmithもお勧め。ヘビーガン使い、あるいはフルオート武器使いで弾薬をたくさん用意する必要のある人はまず取っておきたいPerkです。

お勧めPerk

  • Thru-Hiker:食料と飲料の重量が軽くなる。
  • Gunslinger:ノンオートマチックピストルのダメージアップ。
  • Guerrilla:オートマチックピストルのダメージアップ。
  • Sneak:ステルス時に発見されにくくなる。
  • Ninja:近接武器によるステルスアタックのダメージが増加する。
  • Covert Operative:遠距離武器によるステルスアタックのダメージが増加する。
  • White Knight:防具の耐久度劣化が遅くなり、修理に必要な材料が減少する。
  • Ammosmith:弾薬の作成量がアップ。
  • Dodgy:APを消費して確率で敵の攻撃を避ける。

Luck(LCK)

Fallout 76 Perk LUC

運の強さを表す能力値です。LCKが高い場合V.A.T.S.攻撃時のクリティカルメーターの溜まり具合が速まります。また取得できるPerkとしては、特定の状況において確率でプレイヤーに有利な状況が生まれるという、運試しのようなPerkが多いです。

確定で何かが起きるというわけではないので不安定なところもありますが、効果そのものは強力なPerkが多く、装備しておけば意外な場面で一発逆転の要素を得たり、命拾いするかもしれません。

個人的にお勧めなのはSuper Duperで、これは何かをクラフトしたときに確率でクラフト量が2倍になるというもの。フルオートライフルやヘビーガンなど、とにかく弾薬を必要とする武器をよく使う人にはAmmosmithと組み合わせて使うのがいいのではないかと思います。運が良ければ一度に大量の弾薬が手に入ってお得な気分になること間違いなし。

また変異を利用していくのであればRADアウェイ使用での変異治療を防ぐPerk、Starched Genesはぜひランク2まで上げたいところです。

  • Bloody Mess:武器攻撃ダメージが増加し、倒した敵が四散する可能性が出る。
  • Super Duper:何かをクラフトしたとき確率でクラフト量が2倍になる。
  • Starched Genes:RAD蓄積による変異を起こしにくくなり、RADアウェイ使用時の変異治療の確率が低下する。ランク2になると変異を完全に防ぎ、変異の治療も完全に防ぐようになる。
  • Class Freak:変異のマイナス効果を減少させる(ただしスピード狂など一部の変異には適応されない模様)。

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