次世代Xboxは非常にプレミアムなものになる?

Rog Xbox Ally

YouTubeの「Mashable」というチャンネルの動画にXboxの現社長であるサラ・ボンド社長が登場し、匂わせ発言をしたことで話題になっています。

ROG Xbox Allyから見えてくるもの

動画は基本的に先日発売されたROG Xbox Allyに関するインタビューですが、その中でインタビュアーの男性が、次世代のXboxについて「ゲーミングPCとコンソールが1つになったようなコンソールがあれば私にとって役立つと思います」と話をふったところ、サラ・ボンド社長が、

そうですね、あなたがおっしゃる通り、次世代コンソールは非常にプレミアムで非常にハイエンドな厳選された体験になるでしょう。このハンドヘルド(ROG Xbox Ally)に込められた私たちの考えの一部が見えてきたと思いますが、すべてを明かすつもりはありません。

と、肯定はしないが否定もしないという返事を返しています。

この動画についてゲームジャーナリストのトム・ウォーレン氏は、「Xbox社長サラ・ボンドが、次世代XboxがハイブリッドPC+コンソールになることを確認したようです」とポスト。

まぁ、数々のリーク情報を流してきたトム・ウォーレン氏だからこそ裏事情を知った上で断言しちゃっているのかなとも思いますが、僕もこれまでのサラ・ボンド社長の発言、つまり今年の6月に公開された「次世代Xboxは単一のストアに縛られない」という動画からも、そこに行き着くんじゃないかなーとは感じます。

そして動画の中ではサラ・ボンド社長が、「1つのストアまたは1つのデバイスにロックするという考えはほとんどの人にとって時代遅れです」とも発言しています。

Xboxサムネイル

ROG Xbox AllyがフルスペックのWindows11を積み、XboxのストアだけじゃなくSteamやGOGなどからもゲームの購入とダウンロード可能というハード構成をやった以上、まぁ次のXboxも同じようになると僕は思いますねぇ。これまでXboxで買ったゲームの互換機能を保ちつつ、PCゲームもいけますよという形になっているのであれば、誰も文句はないだろうし。これまでPCとコンソールの中間地点に明確に存在していた垣根というか障壁が、次でようやく完全に取っ払われる最終段階に来たんじゃないかと期待しています。

PC、ハンドヘルド、コンソールのどれでもPC含むストアにアクセスでき、買ったゲームのインストールとセーブデータは複数のデバイス間で共有できますよというのはある意味究極の形ではあります。それもこれも土台がWindowsOSのPCだからという前提で成り立っているものであり、Microsoftしかできない力技と言えるかもしれません。しかもゲームパスならインストール不要のクラウドもいけると。

なので次世代Xboxはもう家庭用ゲーム機ではなく、Microsoft謹製のゲーミングPCという立場になってしまうのかなと。XboxユーザーはそのままPCに合流してくれという形になりそうな気はします、ハイ。これに問題があるとすればあとはもう価格だけかなw

仮に今の円とドルの関係(例えば今日は1ドル151円)が続いた場合、次世代Xboxは少なくとも15万はいきそう…。ROG Xbox Ally Xが13万ですから。フルスペックのWindows積んでPCゲームもそこそこの環境で動かせる性能を有していると考えたら、結局そのくらいの価格まで行くんじゃないかなぁ。

とはいえ先日もSteamの接続数が新記録に到達したと報道されていたぐらいPCゲーム市場はますます拡大していってますし、日本人にとっても結局PCゲーム市場に行った方がCEROの規制をスルーしてゲームが遊べるというメリットがありますからね。オンラインマルチプレイやるにも無料ですし。お金を二重払いしているようなあのマルチプレイ料がなくなるのは、長い目で見るとトクです。間違いなく。無規制にしても無料マルチにしても、それが実現できるのは結局PCしかないというのが現状なので、ハード購入による初期投資は高くなりそうですがXboxユーザーはROG Xbox Ally買うか、次世代機がでたらさっさと乗り換えるかで全然問題ないんじゃないかなー。

次世代Xboxの発売は2027年と噂されていますが、それまでに円安が少しは円高に振れるといいですね。1ドル150円なんていう話じゃなければROG Xbox Allyももっと安く買えたのにねぇ…まぁこれは日本だけの問題じゃないですが。高市政権がちったぁなんとかしてくれることを期待していますw