さてそろそろメインクエストを進めるか…というその前に、ギザの大スフィンクス像を見学。ここに来るとバエクも呟くのですが、実際のところいうほど大きくはないんですね。また現在の大スフィンクス像と比べると、やけに形も整っていてカラフルですな。wikipediaによれば紀元前2500年ごろ、カフラー王に似せて作られたものなのだとか…。
スカラベとトカゲ
メインクエストでは仮面の司祭達の正体を突き止め、バエクが復讐を果たすというものですが、今回は「スカラベ」と呼ばれる者と「トカゲ」と呼ばれる者を捜しました。なぜこの2人なのかというと単に推奨クエストレベルが20と低めで、現在のレベルでもなんとかなりそうな強さだったからです。
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で、まずはスカラベなる者を探しに砂に埋もれた街レトポリスへと向かうと、そこではいかついハゲ頭のおっさん・タハルカが採掘作業を指揮しながら盗賊たちと戦っていました。バエクはスカラベの情報を得るためこのタハルカと共に盗賊退治におもむき、勝利したことでタハルカとは家族ぐるみで仲良くなるのですが…実はこのタハルカこそがスカラベだった、というオチw
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見事一杯食わされてしまったバエクは装備をすべて没収され、砂漠にバスタオル一枚で埋められるという仕打ちを受けたのには笑いました。まぁゲームの都合上バスタオルだけは与えられたんでしょうけど…バスタオル一枚姿で砂漠を駆ける主人公ってのはなんとも新鮮ですね^^;
この後装備を取り戻し、ホルス神殿にいるタハルカにお礼参りしにいくわけですが、激しい戦いが待っているのかなと思いきや、タハルカは普通に作業を指揮していただけだったので背後からそっと近づいてプスリ。正体をあらわすまでが面白いシナリオだっただけに、最後がちょっとあまりにあっけなさすぎて拍子抜けしていましました。
ただこの後タハルカの息子から「友達だと思ったのに!」と、バエクが非難されるシーンは辛かったですね。バエクからしてみれば息子の敵討ちという大義名分あっての行為ですが、タハルカの家族からしてみればバエクは家庭をめちゃくちゃにしたという存在なわけですから。ましてタハルカの息子という、バエクの息子と重なるような幼い少年に言われたのでは、バエクも言い返す言葉なく立ち去るしかない辛さがありますな。そういう意味で「めでたし、めでたし」とはいかない、後味があまり良くないクエストでした。
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続いてはトカゲと呼ばれる者を捜すべくメンフィスへ。なんでもこの都市は聖なる牛・アピスを祭るところだったそうで、神殿にはそういった牛の像があります。ググってみるとゲーム内に登場するアピス像はルーブル美術館に所蔵されているアピス像と似てますね。それにしてもどこかくすんだ色合いの街ですな。
で、このメンフィスでは街に呪いをもたらすアヌビスの神官がトカゲであることが分かり、倒すことになります。
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このアヌビスのコスプレをした神官は神殿に5人いて、その中から真犯人を捜す…というものだったんですけど、事前に「青いスカーフをしてよく咳をしている」というヒントをもらえるのでターゲットを間違えることもなくあっさり倒せました。このトカゲ、神殿内を散歩しているだけで特に警戒もしてないので本当にあっさり…「えっ、これで終わり?」みたいな感覚で終わってしまいます。先のタハルカより簡単でした。
ある程度ゲームに慣れたせいもあるかもしれませんが、今回のスカラベとトカゲについてはかなり簡単にクリアできてしまいますね。アサシンクリード1のときのようにターゲットを始末したあと現場から逃げる必要もなく、自動的にシナリオが進んでしまうということもあって随分簡単に終わっちゃうなと。僕はステルスアクションのゲームはそれほど得意ではないのですが、そんな僕でさえ「これちょっと簡単すぎない?」って感じるほどにこの2人は簡単に倒せちゃいました。特にトカゲに関してはこれまでの中でもっとも苦労しないというか、苦労しようがないってぐらいに簡単に終わりますね…むしろ前座の謎の巨大蛇の方が苦労するという。まぁ、残りのターゲットはこんな簡単にはいかない、と期待します。
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ところでタハルカを倒したあとアヤが船に乗ってエーゲ海でポンペイウス・マグヌスと会うっていうクエストがあるのですが(突然海上戦が始まるのには参った)、ポンペイウスの顔は画像検索して出てくる石像の顔とそっくりですねwやっぱり石像をモデルにゲームも作られているんですな。石像をモデルに作られていない実在の人物はクレオパトラぐらい?
それはともかくこのクエストではアヤがクレオパトラの密使としてポンペイウスに会い、クレオパトラとポンペイウスが手を結ぶという運びとなるわけですが、これがプトレマイオス派の怒りを買い、のちにポンペイウスはやられちゃうってことになるみたいですね。つまりここがポンペイウスやクレオパトラにとっては人生の結末を左右する分岐点だったのでしょうか。これからゲームのストーリーがどう史実と絡み合っていくのか、楽しみです。