ゲームパスで「スカーレットネクサス」をプレイ #02

スカーレットネクサス 1

ゲームパスで始めたバンナムのアクションRPG・スカーレットネクサスですが、とりあえずフェイズ7まで終わらせました。レベルも30越えたので、大体ゲームの半分は終わった感じがします。

ここまでの感想

大抵のRPGはレベルが30も過ぎればゲーム後半戦って形でデザインされていることが多いですから、おそらくこのゲームも実のところもう少しで終わりそうな予感。ユイト君の秘密もだんだんと分かってきましたし。

まぁそれはそうとここまでの感想としては、このゲーム、めっちゃ丁寧に作られていると感じますね。開発はトーセとのことですが(珍しくタイトル画面前にトーセのロゴが表示される)、グラフィックは細かいし、アクションも軽快でド派手だし、キャラクターボイスもふんだんに収録されているしで「金かけてんなー」って感触は受けますなw

フェイズ7まで終えたところまでで言えば素人目にもわかるバグとか、フリーズの類も全然ないですし、すごく土台をしっかり作っているなと。主人公パーティーと複数の敵が入り乱れるような場面でも処理落ちを感じないし、アクションゲームとして本当にしっかりしている。トーセの作ったゲームは僕も過去にいくつか遊んだことがありますけど、「こんな派手なゲームも作れるのか!」ってちょっと驚いているぐらいで、会社の印象が変わった感じ。

スカーレットネクサス 2

アクションが派手な分、最初は操作方法が複雑すぎると感じたところもありますが、おっさんの僕でもだんだんと分かってくるぐらいなので、若い人ならスンナリいけることでしょう。

ただ気になったのは「ストーリーに分岐が一切ない」点ですね。もっともゲーム開始時に主人公を男にするか、女にするかで大きな分岐があると言えますが、その後は今のところ何もありません。特にもったいないと思えるのがフェイズ間のインターバルパートで、各キャラクターと個別のイベントが発生する仕組みになっているのに、そのイベント中すらも会話の選択肢がなく、ただただ話を聞くだけというのが残念すぎるなと強く感じます。

せっかく味方キャラに心配性で優しい幼馴染、コミュ障のょぅι゛ょ、脳筋、ショタ、チャラ男、お節介好きのお姉さん、ツンデレと、これでもかというテンプレキャラを揃えてきているのに、イベントではプレイヤーが何一つ介入できないというのは寂しいなぁ。特殊な能力を持つ少年少女が集って戦うという王道を征くストーリー構成は好きなんですが、なぜ選択肢の一つも設定されていないのか。コレガワカラナイ。

まぁそんなのやってたら開発期間伸びちゃいますよって話なのかもしれませんが、そこが惜しいんだよなぁ。ゲーム自体からはどことなく東京魔人學園に近い情緒感を感じるというか…それだけに各キャラクターとの個別イベントに介入する余地がなく、どこか薄っぺらいのが残念。今井秋芳監督を呼んで、キャラクターのイベント掘り下げを担当させた方が良かったのでは、と思うぐらいですw魔人學園並の感情入力でキャラクターイベントを作っていたらもっと面白くなっていただろうにと、思うところありますねえ。

ところでこのゲーム、パッケージの売り上げはPS4版が2.1万本、PS5版が1万本と、大ヒットしたとは言えなかったっぽいですが…これだけの作りでちゃんと儲けって出るものなんですかね?しかもサンライズがアニメ作ってるという…ガチじゃないですか、バンナム。ゲーパスで少しでもユーザー数増えるといいですね。

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