トレーラーにも登場していた、Londonにおけるドッグミート枠と思われる犬くん。ただ話しかけても仲間にならず…。何か条件が足りていないのでしょうか?謎。
缶詰工場とテムズヘイブン
とりあえずしばらくの間はメインクエストと思われるものを集中的にやってみようということで、スタート地点から北を目指すことに。
するとセバスチャン・ゴーントなる、眼帯をしたいかにも怪しげな野郎を中心とした3人組と遭遇。名前からして、主人公がいた研究所に忍び込んでいた泥棒のようです。でもケンカをふっかけられるわけでもなく、「喉が渇いている」って言ったら水が貰えました。そしてユニーク武器のバタフライナイフもゲット。
で、目的地までプラプラしながら歩いていたのですが、さすがロンドンが舞台というだけあってイギリス特有の(?)赤い2階建てバスが放置されていたり、それと街中は結構黒いゴミ袋が散乱しているのも目立ちますね。こうしたところは本家のFallout 4ともまた違った美術設計というか、このMODならではの崩壊の表現で面白いなぁなんて思います。
それに加えてこのLondon、音楽も一新されているのですが、結構ホラー調の音楽が多いような気がします。Fallout 4は普段は寂しくもゆったりとした音楽、戦闘は派手にジャーン!ジャーン!と鳴り響くような印象なんですが、Londonは静かに、ゆっくりと這い寄ってくるような音楽と言えばいいんでしょうかねぇ…忍び寄る恐怖、みたいな。4とはまた違ったテイストの音楽で、そこもまた新鮮でいいですね。
途中レイダーみたいなならず者たちと戦いながらさらに歩くと、プリラドッグ・フード工場を発見。入り口前には武装した民兵?たちが屯していて、ミニッツメンみたいなクエストでも始まるのかしらんと思いながら恐る恐る工場に入ると、キャロウェイという男が工場の従業員たちの前で「労働者の権利を勝ち取るぞ!」とストライキを促すようなアジテーションをしていました。あ、普通に工場だったんですね、ここ。
すると、この工場の経営者であるハーヴィン・クィニーから「キャロウェイがウザいからなんとかしてくれないか?」という話を持ちかけられます。それに対する返事として、「暴力以外の選択肢はない」の他に、PER5、CHA5、INT5で選べる選択肢が用意されていて、特定のS.P.E.C.I.A.L.がある程度育っていれば暴力以外の解決方法でクエストをクリアできる仕組みになっているみたいでした。
まだLondonを始めたばかりなので断言はできませんが、こうしたギミック付きの、複数のクリア方法が用意されているクエストっていうのは結構用意されているのかもしれませんね。ちなみに今回はCHA5の条件でクエストをクリアしました。もし暴力で、ということになればキャロウェイは死んでいるのかも。
無事ストライキを未然に防ぎさらに歩くと、途中小さなキャンプにクッキングステーションがあったのでようやくここでこれまで剥ぎ取ってきた肉を調理することができました。メニュー一覧を見るとLondon独自の料理も多く、やっぱり中にはイギリスらしく紅茶なんかもありましたね。
しかし中でも驚いたのが「謎のミートパイ」です。材料に「ヒトの肉」てwこれ絶対日本のゲームじゃ不可能なやつですな。粛清されたゼニアジだったらきっと「謎の肉」とかで誤魔化していたことでしょう。するって〜と、どこかで肉をむしり取れるような場所、あるいは方法があるってことですかい?なんかデカダンスな匂いがするなぁ。
料理も終えてさらに道なりに進むと検問所のようなところがあって、そこにターバンを巻いたランディープという男より、「テムズヘイブン」という場所に医者がいるという話を聞きました。このゲーム、スタート時は主人公がスティムパックでは治せない怪我を負っており、それを治療することがひとつのクエストになっています(治さないと与ダメ・被ダメのデバフがかかる)。
まぁ色々と探索してみたいところではあるのですが、やはりデバフがかかったままでは戦闘で超不利なので、医者を求めてテムズヘイブンへ行くことにしました。
目的地となるテムズヘイブンへは崩壊した駅を経由して行くことになるのですが、これがまぁ道が分かりづらい上にそこかしこが放射能汚染されていてキツい!その上、「リーチリング」なんていうバカでかいヒルの化け物?がたくさん徘徊していて気持ち悪いったらありゃしないwラッドローチとはまた違ったキモさがありますね、これは…。
リーチリングを薙ぎ払いつつ奥へ奥へと進むと、「テムズフォーク」というミュータントの一種?のような人たちが集まる場所に出ました。テムズヘイブンというのはこのテムズフォークたちが隠れ潜むコミュニティになっているみたいですね。
ここでテムズヘイブンのマーケットに入るためにテムズフォークの頼み事を聞くか聞かないかという話になります。でもまだ現時点では未翻訳のテキストも多く、なぜこのテムズフォークというミュータントが生まれたのかについてはハッキリと読み取れませんでした。またいずれ翻訳が更新されたら調べてみたいところではあります。
このテムズヘイブンではフェリーマンと呼ばれる男性を助けつつ、下水道のような場所から次々に侵入してくるリーチリングを阻止すべく、地下を爆薬で崩壊させて道を塞ぐ、みたいなクエストとなっていました。当然何匹ものリーチリングと戦いますし、汚染された水の中に飛び込む必要があるので放射能ダメージがキツかったッスね(一応Rad-Xは貰えるけど)。まだ序盤でRadアウェイも1つしか持っていなかったので、ここは精神的に厳しかったクエストでした。
無事リーチリングの侵入を止めることに成功するとマーケットへの立ち入りが許可されるようになりました。マーケットというだけあって雑貨屋とかピザ屋があって、活気がありますね。しかもここで売られている特製のピザには食べると病気耐性が付く効果があるという。サバイバルモードで遊ぶのには便利なアイテムと言えそうです。
そしてマーケットの奥には医者のDr.アラン・ウェッブなる人物がいて、鉄道脊椎症を治してもらいました。やったぜ。これで永続的なデバフのひとつが消えたことになります。でも、鉄道脊椎症はこのDr.アラン・ウェッブじゃないと治せなかったのでしょうか?それとも他の医者でも治せるのか…。もしかしたら別のルートもあるのかもしれません。
19世紀に流行った、鉄道事故に巻き込まれた乗客の心的外傷後症状のことだそうです。別名エリクセン病とも。
テムズヘイブンの一連のクエストはとにかく放射能ダメージを受けまくったため序盤に受けられるクエストとしてはやや厳しい感じがしなくもなかったですが、永続デバフを付与する鉄道脊椎症が治療できただけでなく、マーケットの出入りが解禁されて店が使えるほか、医者もいるので回復手段の確保もできたという点ではかなり大きなプラスとなるクエストと言えると思います。やっぱり店と医者がいる街にファストトラベルできるってのは精神的な負担がかなり和らぎますね。苦労しただけの意味はあった、というところでしょうか。
ただ先述したように、現時点ではまだ翻訳が追いついておらず、テムズフォークというミュータントについての細かな情報、出自というものについてはほとんど分かりませんでした。しかしマーケットにいるNPCの台詞に、
彼らは俺たちを海の悪魔、深海の戦士、怪物と呼ぶ。放っておいてくれないか?
というものがあります。この記事に載せている画像は縮小されているので分かりづらいかと思いますが、テムズフォークたちは首の辺りに魚のようなエラがあるんですよね。つまり魚人的なミュータントであるがゆえに、海の悪魔、深海の戦士と呼ばれるのではないかと思います。
それに加えてこのテムズヘイブンのダンジョンではそこかしこに「キュート・トゥルフ」といった、どことなくクトゥルフを暗示しているかのような形のぬいぐるみが多数落ちていて、回収することができます。
エラのある魚人的な見た目、そして多数のクトゥルフ的なぬいぐるみがあるところから察するに、テムズフォークというのはクトゥルフ神話における「深きものども」のパロディなんじゃないか?という気がしなくもないです。まぁラヴクラフトネタを絡ませてくるのって、ゲームじゃよくある話ですし。
まぁともかく、クエストの中で助けたフェリーマンと再会して主人公が脱出した研究所のことをたずねると、以前研究所から逃げてきたアーチーという人物を助けたことがあるということでした。つまり研究所について何か知りたければアーチーを捜せ、ということみたいです。
もしかしたらもうひとつのデバフの治療に繋がっているかもしれないので、とりあえずロザーハイズという場所に行ってみようと思います。
それにしても完全に手探りで進めてますので、何をやるのも戦々恐々って感じなのですが、なんかFallout 4を初めてプレイしたときのような感覚でもあり、めっちゃ楽しいです。どこに何があるか、どんなクエストが待っていてどんな敵が潜んでいるのか、本当にまったく分からない状態ですからね。マジでFalloutの新作を遊んでいるような感覚です。これであとは進行不能バグに遭遇せずクリアできればとは思うのですが、ある意味それが一番難しいのかもしれません。
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