Skyrim AEの没ネタ

このページでは「ゲームのデータ上には存在するが手に入らない」というアイテムを紹介します。

没アイテム

「制作中には用意されたものの、なんらかの都合で入手する機会がなくなった」というアイテムは、ゲームにおいてよくある話です。Skyrim AEについてもそれは例外ではなく、ゲームのデータ上には存在するもののなぜか手に入れることはできない、いわゆる「没アイテム」という類のものがいくつか存在しています。

このページでは通常は見ることができない、そうした没アイテムなどを紹介したいと思います。

1.カースタンズの杖シリーズ

正確には杖ではないかもしれませんが、ここでは便宜的に杖という括りにさせてもらいます。

没アイテムの中には「カースタンズ（Karstangz）」という名称がついた杖が4本存在します。それぞれに「コール（Koor）」「オダス（Odus）」「グラヴーン（Gravuun）」「ヴァハ（Vah）」とあり、杖の見た目はスパイダーの制御棒と同じものがあてがわれています。

これらカースタンズの杖にはそれぞれ属性と特別な効果が付与されています。

• カースタンズ-コール：45ポイントの炎ダメージを与える。対象の炎耐性が50%、10秒間低下する。
• カースタンズ-オダス：45ポイントの氷ダメージを与える。対象の冷気耐性が50%、10秒間低下する。
• カースタンズ-グラヴーン：45ポイントの雷撃ダメージを与える。対象は10秒間、雷撃呪文に50%弱くなる。
• カースタンズ-ヴァハ：45ポイントの毒ダメージを与える。対象は10秒間、毒に50%弱くなる。

これらの杖は実際に装備もできますし、使えば効果も出ます。ダメージと一緒に属性耐性を下げる効果を持つため、もし手に入れることができれば、破壊呪文中心の魔術師ロールプレイには最適な杖になったかもしれません。

ちなみにこれらの杖はクエスト「忘れられた季節」の中で手に入る予定だったようです。

2.帝国のドラゴンのマント、ストームベアのマント

コンテンツのひとつ「内戦の勇者」のデータの中には、帝国軍とストームクローク、それぞれにマントが存在しています。

「帝国軍のドラゴンのマント」と「ストームベアのマント」は重装の防具扱いとなっており（ただし防御力はどちらも0）、実際に装備することも可能です。

装備しても一見して特に問題はなさそうなだけに、手に入らないのは残念。防御効果はなくとも、おしゃれアイテムのひとつとして正式に実装してほしかったところです。

3.売却通知

正確に言うとこれは没アイテムというより、「AEでは手に入らなくなったもの」です。

売却通知はメモの一種で、3通存在します。その内訳は、

• 売却通知-ニクスハウンド（リーバス・サルバニ）
• 売却通知-ニクスハウンド（ゲルディス・サドリ）
• 売却通知-ドワーフ鎧のマッドクラブ（カルセルモ）

となっており、本来はCreation Clubでコンテンツを購入しインストールしたさい、自動的にプレイヤーのインベントリに入れられるというものでした。つまり「ペット購入の準備が整いましたよ」的な合図の役割を持つメモだったのですが、AEではこの3通のメモは手に入らなくなりました。

メモにはそれぞれに文章がちゃんと用意されていますので、以下に紹介します。

4.「眼」

最後は「眼」、です。

「眼」はメモの一種のようですが、読んでもその内容は設定されておらず、文章を読むことはできませんので、その背景を窺い知ることは不可能となっています。

タイトルからして何やら怪しげな雰囲気も感じられますが、何に使われる予定だったのか、コンテンツ制作者がどういうメッセージを書くつもりだったのか、ちょっと気になるところではありますね。