現在ベセスダが公式で推しているMOD「Sim Settlements 2」を遊んでみました。
MOD説明
Sim Settlements 2はFallout 4の居住地建築システムを大幅に拡張してくれるMODです。作者はKinggathさん。
前作のSim Settlements自体もXbox向けに出てはいましたが、この2は全面的に作り直し、かつ独自NPC、独自クエストを追加したというかなり豪勢なMODとなっています。その作り込み具合はベセスダ公式も気に入っているらしく、現在北米版のFallout 4のタイトル画面には上の画像のように文章が表示されています。
Whether you’re looking to automate the building process, or add depth to settlements tou’ve designed yourself, Sim Sttlements2 is a magnificent expansion of FO4’s workshop system!
We’re currently featuring this mod and its Wasteland Venturers Addon Pack.
訳:Sim Sttlements2は、構築プロセスを自動化する場合でも、自分で設計した集落に深みを加える場合でも、FO4のワークショップシステムを大幅に拡張したものです。
現在、このMODとそのWasteland Venturers Addon Packをフィーチャーしています。
普段はCreation Clubの新アイテムやセールの告知が出ているのですが、特定のMODのことをこうしてゲーム中で宣伝するというのは珍しいですね。もちろんMOD自体は無料です。またFallout公式TwitterアカウントでもこのMODは宣伝されています。まさにベセスダお墨付きのMODと言えましょう。
Featured Mod Friday! Kinggath's "Sim Settlements 2" mod for #Fallout4 drastically expands the workshop system and introduces a fully voiced questline. https://t.co/M4Jls08eiB pic.twitter.com/0OfTYpG94Y
— Fallout (@Fallout) November 13, 2020
MODの使い方ですがまずMODを有効化すると「Settlement Recruitment Beacon」がラジオに追加されるのでそれを聴いたのち、サンクチュアリのワークショップに置かれているスキルブックをゲットしてください。その後、任意の居住地に通常の居住者リクルートビーコンを立てて電源を入れると、Strangerという謎のおっさん(この記事のアイキャッチ画像)がやってきてクエスト「Laying Foundations」が開始されます。
このStrangerには音声と口パクがついているほか、その会話の選択肢の一つ一つにもちゃんと主人公の音声がついています。主人公の音声はオリジナルの声優さんの新規録音(?)っぽい。
クエストは主に居住地内に特定の施設を作るとか、あるいはStrangerと共にコンコードのワークショップに行くといったものが用意されています。内容自体はそれほど難しくはなく、クエスト一覧に簡単な英語で何をするべきか書かれているので大丈夫です。
このMODの大きな特徴がやはり居住地の建築で、家、農地、工業といった分野に分かれた土台を設置すると、そこに自動的に人が割り振られ、建築が進んでいきます。どんなものができるかは実際にできあがってみるまでのお楽しみのようで、バニラの素材ではできない凝った建築物がどんどんできあがっていき、見ているだけで楽しいですね。
MODの中にはバニラにはない階段やパイロンといったものも多数収録されています。見た目に凝った使い勝手の良さそうなものが入っていますので、これは建築がますます楽しくなりそうですな。ここへさらにSim Settlements 2に対応したアドオンパックMODも出ているので、ガンガン作り込みたい人はそちらも注目ですね。
設置した建築物はクラフトモードでカーソルを合わせると空中にパネルが表示されます。その建築物がどんな役割なのか、発展レベルがいくつなのか、ちゃんと人が割り振られているか、といった情報が表示されているようです。こういうグラフィカルで分かりやすい設計になっているところもこのMODの面白いところです。
先ほど独自NPCに音声が入っていることを書きましたが、独自クエストの説明にもしっかりとMODオリジナルのVault-Boyのアニメーションが入っているところがすごい。しかもクエストごとにアニメーションが違うという細かさでした。
クエストを進めていると途中から「Old Paul」という謎のじじいが現れて、Strangerと一悶着起こす(?)ようでした。適当に選択肢を選んでいたらStrangerが去り、じじいが居住地に居座り始めたので、もしかしたら選択肢次第でストーリーが分岐する仕組みになっているのかも。
とにかく内容が盛り沢山でこれはベセスダ公式が特集組むほどなのも納得ですね。ただMODのサイズが1GBもありますので、そこが2GB制限のあるXbox One版では厳しいところではあります。ですがここまで作り込まれたMODも珍しく、居住地建築のシステムをガラッと変えてしまうダイナミックなところはとても面白いです。XSX/Sを買って久々にFallout 4を最初からプレイし直してみようか、という方はこのMODを導入してスタートさせるのもいいと思いますね。かなり新鮮に遊べるのではないでしょうか。
なおSim Settlements 2で遊ぶには他にも「HUDFramework」「Workshop Framework」という2つのMODを入れておく必要があります。あらかじめダウンロードしておいてください。
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