DLC「凍てついた大地」、クリアしました!いや〜、最後はちょっと切ない話でしたね…。
おっ、開いてんじゃ〜ん!
開けたんだよなぁ…。というわけで、永久の溝の北より扉を破壊し、雷鳴の頂、いわゆるラストダンジョンへ向かうことになります。ダンジョンに入る前に「戻ってこれないかもしれないぞ」と言われる、親切設計です。それとここで族長命令でオーリアからサイレンスの過去をちょっと聞き出すことができます。
なんでもサイレンスはここより遥か北からバン・アーにやってきた、「梟の目」というシャーマンだったそうですが、バン・アーのシャーマンらと交流を持つも、その後古の遺跡の遺産を盗み出してトンズラしたのだとか。これにはアーロイさんも「サイレンスらしいな」と納得の様子。自分の過去(しかも悪事)を暴かれてしまったサイレンスの心中やいかに…。まぁやはり、本編のエンディングとあわせて考えても、一筋縄ではいかない人物なのは間違いないですね。
ダンジョンはDLCのメインクエストを飾るだけあって結構手の込んだ長いダンジョンでした。ここはオーリアとアラタークとともに3人で攻略することになりますが、途中ルート分岐があったりするところが面白いですね。一つは目の前の機械を倒して正面突破する方法、もう一つは隠れながらコソコソと戦闘を回避しつつ進む方法。僕はムダな戦闘をしたくないというのもあって後者をとりましたが、よくよく考えてみるといつもと違って3人いるんだから戦っていくのもありっちゃあありですね。DLCトロフィーの中には「レベル60になる」というのもありますし、レベル上げを兼ねて突き進むのも悪くないかもしれませんな。
ダンジョンを突き進むと機械炉EPSILONの入り口が。しかしそこはオーリアが「魂」と呼ぶ人工知能「シアン」が、ヘファイストスの送ってきたマルウェアに感染してしまい、正常な動作ができない状態になっていました。紫色のウネウネがなんともそれらしい不気味さを醸し出しています。この機械炉は落ちると一発でゲームオーバーになってしまう溶岩地帯を飛びまわりながら進むアスレチックがメインで、さすがに即ゲームオーバーの罠があるとなるとちょっと緊張しました。これまでの機械炉に比べると長さも難易度もかなり上じゃないかと思います。
機械炉のボスはファイアクローという炎の熊。それだけでなく、周辺では一定時間ごとに制御塔が起動し、ファイアクローを修理してしまうのでさぁ大変。ただでさえファイアクローの攻撃が激しいのにその上制御塔のオーバーライドで数秒間無防備にならざるを得ないとか、とことん忙しない戦いでしたね…。
ファイアクローについては僕の場合、まず一旦ロープで動きを止めて改良型霜の槍で氷結させ、そこでまたさらにロープで動きを止めて氷砲orラトラーを撃ち込む…というパターンで戦いました。氷砲はチャージタイムが長いのが難点ですが、それだけに一撃ブチ込めたときの爽快感は高いですね。なんかこういうちょっと使いづらい武器で戦うのってロマンを感じるので、僕は結構好きな武器です。
無事ファイアクローを倒してコアをオーバーライドしようとするも、コアから放たれる電撃?にアーロイさんは耐えきれず弾き返されてしまいます。そこでオーリアがアーロイさんに代わってオーバーライドに挑戦、なんとか成功させました。…が、同時に、オーリアは息絶えてしまいます。
これねぇ…。僕はアラタークがオーリアをかばって…みたいな展開を予想していたんですが、まさかオーリアが逝くことになるとは…。意外でした。
ヘファイストスの動きが止まったところでシアンは施設内の感染してしまった部分を破壊し始めたため、アーロイさんとアラタークは命からがら機械炉を脱出、一命を取り留めます。
機械炉脱出後にオーリアの隠れ家、シアンのもとに行くとシアンからいろんな話を聞くことができ、ヘファイストスの脅威はとりあえず退けることができたものの、まだ完全に倒し切ったわけではないことを知ります。ここら辺、ちょっと続編を匂わせる感じがしますね?本編のエンディングでもハデスを完全に倒せたわけではなかったですし、もしかしたらハデスとヘファイストス、両者との決戦が続編ではあるのかもしれません。
外に出ると、アラタークがオーリアを失って初めてその真意を理解できたことに臍を噛んでいました。このシーンのアラタークの台詞は味わい深いですね…胸にじんわりと染み入るものを感じます。せつなさが残る、良いシナリオだったと思います。
とりあえず、これにてメインクエストは終了です。
その後
一旦ゲームを中断してトロフィー情報を見たら、ファイアクローを一定数倒すものとレベル60まで上げるものしか残ってなかったので、一気に片付けました。ここまで来て残ったままだとモヤモヤしますからねw
DLCのトロフィーコンプは全然難しくなかったです。そのほとんどが普通に遊んでいればいつの間にか取っている感じのトロフィーばかりで、特に苦労したところはありませんでした。本編でもトロコンした人ならそれこそ楽勝じゃないですかね。なんかあっさり全部取れちゃったなって感じ。
遊び終えての感想
素直に面白かったです。新しい武器、新しい防具、新しいスキルと結構充実した内容だったと思います。雪国育ちの僕としては雪原を歩いているときのSEがまさにそれだなぁとか、一面銀世界のフィールドはとても楽しかったです。クエストの量も多すぎず少なすぎず、程よいボリュームだったんじゃないでしょうか。
それとクエストをこなしている中でいいなと思ったのは、アーロイさんとともに戦ってくれる仲間が結構いるってところでしょうか。本編の方でも誰かしらと共闘するクエストはありますが、DLCの方が共闘してクエストをクリアするという印象がより強いというか。それはクエスト数が本編より少ないというのもあるのでしょうが、一緒に戦ってくれるキャラクターが多いのは遊んでいて楽しかったです。
ただ一つ欲を言わせてもらえば、新しい機械はもう少し欲しかったってのはありますね。スコーチャーはラヴェジャーの流用っぽいですし、新規のファイアクローとフロストクローは色変え敵みたいなもんですし、ちょっと寂しいなと。新規機械の登場は次回作に期待したいです。
とにかくトロフィーも集め切ってゲームに一区切りつけることができて良かったです。Horizon Zero Dawnは全体を通して非常に満足のいくRPGでした。ゲリラゲームズ、楽しいゲームをありがとう!
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