スクウェア・エニックスが「ドラゴンクエスト新規タイトル」の開発スタッフ募集を始めました。詳しい情報は明かされていませんが、「Ⅻ」の開発がスタートしたということなのでしょうか?
海外市場も大きく意識?
リンク:ドラゴンクエスト新規タイトル
上記リンク先では募集職種と応募条件等を見ることができます。
現在募集しているのはプランナー、デザイナー、テクニカルアーティストの契約社員となっていますが、中でも注目なのはプランナーの「ゲームデザイナー(バトルシステム)」でしょうか。業務内容を読んでいってみると、「あると望ましいスキルと経験など」の項目には、
アクションゲームの豊富なプレイ経験
というものがあり、あくまで推測ですがこの一文から次のドラクエはアクション性が主体となるような戦闘・バトルシステムに移行しようとしているのだろうか?と勘ぐってしまいます。
もっとも一口にドラクエといってもビルダーズなど既にアクション主体になっているドラクエはあるにはあるのですが、肝心の本家は昔ながらのコマンドRPGですからね。もし今回の募集がⅫの開発であるとするならば、いよいよ本家もアクション成分を多く取り入れたゲームになるのかなと…ちょっと興味深くはありますな。
まぁドラクエは日本だと「国民的RPG」として揺るぎない地位になっていますけど、中国のドラクエⅩはサービスが5月で終了したとか、海外では結構苦戦しているというニュースは目にしますしねぇ…海外で売り込むためにはこれまでのコマンドRPGというスタイルを破らなければならないという使命感というか危機感というか、そういった狙いもあるのかもしれませんな。同時に「モーションデザイナー」も募集されており、とにかく「動かす」という点に力を入れてきそうな予感もしますね。
現代のゲーム、とりわけAAAに該当するタイトルはアクションやシューティングといった要素に加えて舞台がオープンワールドであったりするなど、作るのも大変だとは思うのですが、世界規模でガンガン売れるゲームにしたいならばここは避けて通れない部分なのかなと感じるところはあります。「新規HDタイトル」というこのドラクエが果たしてこれまでのドラクエとどう違うゲームとして世に発表されるのか、僕は結構楽しみです。
時期的にも次世代ハード向けのゲームになるでしょうし、堀井雄二さん、鳥山明さん、すぎやまこういちさんの御三方の年齢を考えると、もしかしたらこのオリジナルスタッフが作るドラクエとしては最後になるかもしれないですし…ファミコン時代のドラクエ直撃世代としてはもしそうなったなら御三方が集う最後のドラクエは見届けたいなと。まぁ、まだどうなるかは分かりませんが、なんとなくそういう予感もね、するじゃないですかさすがに。すぎやま先生もう88歳ですよ。いくら超人的な体力を持っていたとしても次が最後のような気もします。
スクエニ的にもドラクエでコケるわけにもいかないでしょうし、やると決めた以上はとことんリッチなゲームにして欲しいです。「ドラクエもこう進化したか!」と驚くようなものが出てくることを期待します。
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