Xboxポッドキャストが更新され、その中でMicrosoftの担当者が現在新たなゲームパスプランを検討中であることに言及したようです。
クラウド専用プラン
The Vergeがこのポッドキャストについて記事で紹介しているのですが、要約すると以下の内容になるそうです。
より安価なクラウドゲーミングの可能性
- 現在、Xbox Cloud Gaming(xCloud)は「Xbox Game Pass Ultimate」にのみ含まれる形となっており、単独での利用は不可です。
- Microsoftの次世代担当VP、Jason Ronald氏は、ポッドキャストの中でモバイルユーザーや新しい地域に向けて、より安価でアクセスしやすい選択肢を提供したいという考えを示しました。具体的な価格やモデルは言及されていませんが、Ultimate以外の形態を模索していると受け取れます。
過去の取り組みとの接続
- 実は、以前からMicrosoftは「広告と引き換えに無料で提供する」といったモデルも視野に入れており(特にアジア市場など)、その構想が再び浮上しているようです。
クラウドゲーミングの未来:AI・専用チップ
- MicrosoftはAMDと連携し、次世代クラウドゲーミングに向けた専用シリコンやハードウェアを開発中です。特に「ニューラルレンダリング」やAI駆動ゲーム体験の向上に投資しています。
- これらは、専用のAI処理ユニット(NPU)を搭載する新ハード「Xbox Ally X」で初期的に試される予定です。
とのことで、「クラウドゲーミング」に限定した上で、より安価なゲームパスプランというのが今後出てくる可能性があるみたいです。
まぁゲームパスは便利だけど現状ではUltimateプランじゃないとクラウドが使えないんですよね。そこでクラウド上でのプレイのみに限定した上で価格を下げて、よりゲームパス加入者の増加を狙っていくっていうのは悪くない考え方だと思います。なんやかんやアクティビジョンの買収完了したあたりから、ゲームパスの料金も値上げしましたからねぇ…。
もしこの安価なプランが登場したら、スマホやFire TVでゲームパスを利用する場合は、このクラウド専用プランで安く楽しむというのがベストになるんじゃないでしょうか。AMDと連携してクラウドゲーミングに特化した専用のチップも開発中とのことですし、Microsoftとしては自前でインフラが用意できているクラウドサービスに今後も力を入れていくのは間違いないんでしょうね。
つい先日MicrosoftのCEOであるナデラ氏が2024年7月〜2025年6月の1年間においてゲームパスの収益が50億ドル(約7400億円)に到達したと述べたことがニュースになっていましたが、そこから安価なクラウドプランが実現するとしてどれだけ伸びるのか見ものです。
僕も今はPCゲームパスで遊んでますけど、クラウド専用のプランで価格がさらに下がるならそっちを試してみるのもいいかもしれないなぁなんて思ってます。PCゲームパスの月額990円からさらに安くなるのか、注目ですな。Avowedのような競技性のないゲームを中心に遊ぶなら、クラウドで十分な気もする。
そして次世代Xboxは「単一のストアに縛られないハード」であることが公式に発表済みですし、SteamなどPCストアへのアクセス、そしてより安価なゲームパスプランの追加が実現すればさらに便利になるかなぁと。選択肢が増えるのはユーザー側にとってメリットしかないので、ぜひ実現してもらいたいものですな。「日本独自の規制入ってまーす❤️」なんてゲームをSteamで買って回避し、PCとXboxどちらでも遊べたり、より安く手軽にゲームパスで遊べるとか最高じゃないですか。
まぁ心配なのは、次世代Xboxの価格がこの円安の時代にどうなるのかくらいですね(これがある意味最大の問題!)。
コメントを残す