iOS/Android向けに先日配信された「D×2 真・女神転生 リベレーション」をダウンロードして遊んでみました。とりあえず主人公・男を選んでスタート。
ゲーム内容
ゲームではプレイヤーが「リベレイターズ」という組織に入り、「アコライツ」という謎の組織と戦うというもの。舞台は東京です。僕は中学生のとき真・女神転生Ⅰが発売されてハマったクチですが、あの頃とは違ってポストアポカリプスという雰囲気は完全になくなり、現代劇として描かれていますね。悪魔召喚もスマホからおこなうという設定でした。
ゲームを始めると早速戦闘が始まりますが、基本はPS2で発売された「真・女神転生Ⅲ」ほぼそのままって感じでした。グラフィックは標準モードで遊んでいたのですが、それだとPS2と3の中間ぐらいのグラフィックに見えます。敵の弱点を突いていくことが重要なプレスターンバトルも懐かしいですね。サクサク動いてテンポも良かったので、戦闘は弱点を的確に突けばあっという間に終わる印象です（チュートリアルだけあって敵が弱いのもあるかもしれませんが）。
悪魔と会話して仲魔にするというおなじみのシステムもありました。ここは昔に比べるとだいぶ簡略化されたような感じで、3択から選んで悪魔のご機嫌を取る行動を2〜3回やると仲魔になるかどうかの判定があるみたいですね。喜んだとき、怒ったときとでちゃんとリアクションのモーションもあって結構可愛いですな。ゲーム中の説明だと、稀にしか会話に応じてくれない悪魔がいたりいなかったりするみたいです。
シナリオは基本的に文章を読み進めていく形で進行し、登場人物は全員フルボイスみたいですね。しかも立ち絵がユラユラと動いたり、台詞ごとにポーズを変えたりと、2Dながらも演出を工夫している印象です。あからさまにヒカキンをパクった「メガキン」という兄ちゃんはどうかと思いましたが、テンプラドラゴンこと龍造寺梨花ちゃんは結構いいですねw見た目は昭和のスケ番って感じでどうも浮世離れしているのですが、悪魔召喚時に入るカットインがなんともアレでいい感じです。
システム面ではこうしたリベレイターズの仲間と行動を共にし、彼らの（もしくは彼女らの）召喚する悪魔のチーム編成もできるところがいいなと思いました。プレイヤーが一人孤独に戦うのではなくて、いろんな悪魔を仲魔にして成長させて楽しんでくださいねっていうゲームデザインになっているみたいです。
その仲魔なんですけど、仲魔にした悪魔は3Dモデルをグリグリ動かして眺められるほか、金子一馬さんのイラストや悪魔解説も読めるのがいいですね。特にイラストは懐かしくて涙がで、出ますよ…。3Dモデルと比べると結構忠実に作られているんだなーと感心します。アリアンロッドのハイレグアーマー、今見てもいいですねぇ！
ゲーム中では新たな仲魔を得るために会話で悪魔を仲魔にする、そして悪魔と悪魔を合体させ新しい悪魔を召喚する、という方法がありますが、それとは別にいわゆる「ガチャ」が存在し、このガチャでレア悪魔を召喚するという方法が用意されています。初回は無料でできるんですけど、ガチャを回すために「ジェム」という有料アイテムを購入するとなるとこれが結構高いなぁという…。現在のところガチャを1回回すのにジェム100個が必要なのですが、一覧表を見ると90個で360円という価格設定なんですよね。そして210個セットで840円。これで2回ガチャですよ。
僕はスマホゲームは滅多にやらないので標準的な相場はしりませんが、そんな人間から見ると全体的に高いなぁっていう印象は強く受けました。それで確実に超レア的なやつが引けるわけでもないですしね。まぁこのガチャは必ずしもする必要のない要素とはいえ、スマホゲーって結構エゲツないなと^^;毎日ログインボーナスなんかもあるのでそういうのを駆使すれば少しはジェムがもらえたりして、無料でもそれなりにガチャを回せるのかもしれませんが、買うとなると個人的にはちょっと躊躇する価格設定だなというのが正直な感想です。
全体的な感想
見た目は今人気のペルソナ寄り、バトルシステムは真・女神転生Ⅲで、昔の女神転生ファン向けというよりはやっぱり10〜20代の若い人向けな真・女神転生といったところでしょうか。金子一馬さんデザインの悪魔、そして悪魔合体と、一応昔のファンも受け入れられる土台はあるとは思いますが、ポストアポカリプスの世界観、サイバーパンクな世界観が好きだったという人にはちと厳しいかもしれません。とはいえゲーム自体はサクサク動きましたし龍造寺梨花ちゃんもなかなか可愛いので、キャラクターが気に入ったらやってみるのも悪くないと思います。ガチャなしでも最後まで遊べるという話ですし、カジュアルなゲームとしてうまくメガテンを落とし込んでいるのかなとは思いました。
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