ゲームパスで配信中のEAタイトル「マスエフェクト レジェンダリーエディション」より、マスエフェクト1をプレイしてクリアしました。
銀河を股にかけた戦い
このゲーム、Starfieldの話題になるとたまに目にするタイトルだったのでちょっと気になっていたんですよねぇ。元は2007年にPCとXbox360で発売されたゲームだそうで、それを3部作詰め込みで4Kリマスターしたのがレジェンダリーエディション、ということみたいですな。なお日本語字幕あり、Xbox Series最適化済みで60fpsとなっています。
遊ぶ前は見た感じゴリゴリのシューティングゲームなのかと思いきや、主人公の見た目、クラス、略歴のカスタマイズから始まり、とにかく次から次にイベントが起こるというRPGでした。
主人公のカスタマイズも面白くて、まぁ元が2007年、つまり今から15年も前のゲームなだけに今どきのゲームに比べると見た目の自由度は少ないですが、クラスによる得意分野の変化、それと成長の上限なんかも変わってくるらしく、なかなか凝った作りですね。
ストーリーは主人公が銀河・惑星間を移動して謎と敵を追いつつ、人類を揺るがす大きな戦いに巻き込まれてゆく…みたいな感じで、そこに政治的な思惑が絡んでくるという、SFと戦記ものを足したような構成かなぁ。
このストーリー面で面白かったのはバカみたいに会話中の選択肢が多いということでしょうか。もうとにかくいろんな場面で選択肢が登場し、フルボイスで進みます。しかも結構「究極の選択」的な、一度決めちゃうと取り返しのつかない選択が多いんですよねw「誰々を助けるか、見捨てるか」「誰々にとどめを刺すか見逃すか」なんてのもそうですし、さらに厄介なのは主人公の成長次第で選択できる選択肢がある、というやつで、しかもこれが続編にまで影響してくるという、なんとも壮大なギミックがそこかしこに仕掛けられています。そういうのがラスボス戦やエンディングまで続きます。
クリアしてから攻略サイトを見たのですが、途中のサイドクエストまで続編に影響するらしく、完全に網羅するとなるととんでもなく時間かかりそうですね。
ストーリー中の選択の中にはダンジョンを一緒に探索できるフォロワーの生死に関わるものもあり、実際僕も途中、仲間が一人死んでしまったのですが、完璧データ的なものを作りたい完璧主義者にとってはこのゲーム、辛い内容かもしれませんね。何が正解で何が間違っているのか…は、まさにプレイヤーごとに違ってストーリーも変化するという、かなり幅の広い遊び方ができる内容です。
一方で戦闘は、三人称視点のシューティング。例えるならディビジョン的なやつで、カバーアクションなんかも実装されていて、この時代のゲームとしてはなかなか進んでいたんじゃないでしょうか。
ただ時代が時代なだけに今時のゲームに比べれば派手さはないし、敵の動きも単調ではありますが、ピストル、アサルトライフル、スナイパーライフル、ショットガン、グレネード、スキルを駆使して戦えるのは、時代を考えればすごいと思います。今じゃ当たり前のようなことを15年も前にRPGに組み込んでしっかり作ってあるわけで。クラスによる得意武器の違いに加え、フォロワーの武器や防具も自分で変更ができますし、ストーリーも戦闘も、時代を考えると作り込みがハンパないゲームだと思いますね。
今回メインストーリーのみを追ってクリアしたのですが、クリアタイムは11時間というところでした。まぁ時間だけ見ればそれほどでもないですが、内容自体は濃かったし、面白かったです。時代的にはFallout 3が後発になるわけですが、Fallout 3が好きな人、ストーリーの選択肢が多いRPGが遊びたい人にはお勧めできるんじゃないかなぁって思います。難易度を下げれば戦闘も難しくないので、ストーリーに集中しやすいところも個人的に◯。似たような題材である(と思われる)Starfieldが発売される前に遊んでおくのもアリだと思います。
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