PC/Xbox版Skyrim MOD「Celestine」

Celestine 1

PCとXboxで配信中のフォロワーMOD「Celestine」を試してみました。

MOD説明

Celestine(セレスティン)はかつてステンダールの番人で、今もステンダールに誓いを立てている聖職者・セレスティンをゲームに追加するMODです。作者はCraftianさん。

PC版 Celestine(Nexus)

Xbox版 Celestine(ベセスダ)

Celestine 2

セレスティンはかつてはステンダールの番人でしたが、方向性の違いで離れ、現在は独自でスカイリムに蔓延る邪悪と戦っている、という設定のおばさんです…おばさんですよね?まぁ、セレスティンのビジュアルを変更するMODも出ていますので、僕は「Celestine – A Visual Replacer」というMODを一緒に導入しました。

リンク Celestine – A Visual Replacer

リプレイサーMODを入れると髪型を4種類の中から選ぶことができるのですが、僕は肩までの髪型にしました。あと肌の質感も若いのか、ちょっと熟した風かみたいなもの選択肢もあったかな。そこはお好みで。

Celestineは現在バージョン1.6が配信されていますが、今のところ日本語訳されていないので自分で翻訳していました。その台詞の数1500行以上とかなりボリュームがあり、実際ファイルをのぞいてみるととにかく喋りまくります。

Skyrimの本編はもちろんですが、DLCのドーンガードやドラゴンボーンでも、それぞれのメインクエストについて細かく話しかけてきたり、感想を言ったりします。しかも一言一言が長い!

それとステンダールの信者というだけあって、極端なまでにデイドラを憎んでおり、デイドラが絡んでくるクエストにも深く関わってきます。台詞の中にはよく「Corruption(腐敗、堕落)」という言葉が出てくるほか、

  • 死ぬために彼の地からやって来たか、デイドラ!
  • ひざまずけ、そうすれば主はまだ許しを与えてくださるかもしれん!
  • 降伏すれば、速やかな死を与えよう!
  • お前は主の炎で浄化されるだろう!
  • さあ、来い… そして死に直面せよ!

などなど、もう一度敵とみなした相手には容赦ないですw

そしてこれがある意味一番重要なのですが、セレスティンは仲間にする前にデイドラとの取引きや犯罪、人狼化、吸血鬼化などをしている場合、そもそも仲間にならないどころか即敵対化します

セレスティンはブルーパレスの前にいて、仲間になる最初のクエストでは一緒に「狼の女王の目覚め」をクリアすることになっています。逆にいうと、「狼の女王の目覚め」をクリアしてしまっている場合、クエストが進まず詰みます。

そして先述したようにプレイヤーが何らかのデイドラとの取引きをしていたり、あるいは過去犯罪に手を染めている、人狼化している、吸血鬼化しているといったセレスティンの価値観上で「邪悪」「腐敗に染まっている」と判断された場合は、その気配を嗅ぎ取られて攻撃され、導入となるクエストも失敗になって終わります。動画でもいきなりこちらを睨みつけてきており、ものっそ怒ってますねw

Celestine 3

セレスティンは「殉教者の手」という炎上効果の付いた片手メイスと皮の盾、そして重装扱いの殉教者の鎧、篭手、ブーツを装備しているほか、「Aspect of the Martyr(殉教者の相)」という、ドラゴンアスペクト的なパワーを使っているみたいで、実際のところ結構強いです。この他にもプレイヤーが盗みを働いた場合、衛兵に突き出そうとしたりしますし、言ってみればAEのアイテムで言うところの人間版聖戦士みたいなおばさんでしょうか。

ゆえに、デイドラクエストでは手に入れたデイドラのアーティファクトを破壊しろと言ってきたり、それを拒否すると敵対化します(ただ、メリディアは違うらしい)。人狼も邪悪とみなしていますので、同胞団のクエストでは狼に変身できることがわかると、ここを出るぞと同胞団と決別する発言をします。闇の一党なんてもってのほかで、「この少年が犯したことは、この世界の善と正義に対する侮辱だ。私はそれを許すことはできない」と、アベンタス・アレティノすら浄化しようとするぐらいです。まぁなんていうか、Skyrimではなかなか珍しい、極端すぎる性格のフォロワーですな。真・女神転生で言えば極LAWです。自分の価値観以外は絶っっっ対認めない、そのぐらいの性格なんですよね。

僕は翻訳した都合上、セレスティンの独自クエストのネタバレも知るところになりましたが、次遊ぶときはまっさらな状態でセレスティンに会いに行こうと思います。もう完全善人プレイというか、自分自身ステンダールの番人になりきるようなつもりでやってみようかなと。むしろここまで極端なキャラクターだとこれまでとは違った旅になるかもしれない?と期待できるので。

作者さんによると新機能を追加したバージョン2.0を準備中とのことなので、それがきてからでもいいかな。とりあえず翻訳とリプレイサーがうまく機能していることはテストでわかったので、あとは細かな調整をしつつ待とうと思います。