フィル・スペンサー、ベセスダの買収について語る

Xbox Series X

次世代機であるXbox Series X/S、PS5共に予約が始まりどちらもいいスタートを切ったようですが、そんな中、Xboxのボスであるフィル・スペンサーさんがファミ通のインタビューに答え、ベセスダ買収についてちょっと語っていますな。

買収は絶対に見逃してはならない機会だった

リンク:フィル・スペンサー氏に聞く。「XSX/Sは、コンテンツやハードウェア、サービスなど、すべての面においてPS5より優位性がある」

インタビューではXbox Series X/Sについてコアユーザー、ライトユーザーどちらも取り込めるようにという意図があることと、いずれは安価なSの方が多く購入されるのでは、という見通しを立てていることが語られています。

まぁ確かに、安いってことはそれだけで大きなセールスポイントになりますし、なんと言っても今Microsoftが狙っているのはゲームパス会員のさらなる増加でしょうから、まずはこの安価なSをXboxの入り口にしてもらって、あとはサブスクリプションで稼ぐというのは現代的な賢いやり方と言えるのかもしれませんな。Netflixしかり、AdobeのCreative Cloudしかり、この手のサービスで大きな利益を得ている企業が多いことから考えても、妥当な流れなのかも…。

そんな中、先日世界中のゲーマーを驚かせたベセスダ買収の件については、「この夏から話を始めました」だそうで、「ゆくゆくはXboxプラットフォーム独占供給に?」という質問については、

今後に関してはいろいろと機会を見ながら、その都度決めていくことになるかと思うのですが、1点だけ、Xboxユーザーの皆さんにお伝えしておきたいのは、私たちはこれだけの投資をしていますので、Xboxというハードでゲームをプレイしていただくことに対して何のためらいもいらないと、自信を持ってお伝えできます。

と語っておりますな。

「その都度決めていく」と、現段階ではあえて若干含みを持たせているところがもどかしくもあるのですが、同時に「Xboxというハードでゲームをプレイしていただくことに対して何のためらいもいらない」と言い切るあたりに関しては、Xboxを買って損はさせないよ、という自信も感じられますね。

まぁ常識考えて日本円にして約7800億円もの金額で買収しておきながら、Microsoftの手の内にあるXboxとPC以外のハードで今後ベセスダの新作RPGを同時発売する理由はあるんだろうか?とも僕は感じます。どう考えてもゲームパス最大の目玉商品にすることは間違いないわけで、当然それが最優先であり、他ハードでの発売はState of Decay 2に見るように良くて2年後とかの発売になるんじゃないかなぁと思います。

その2年間ベセスダのRPGを遊ばずに耐えられますかって聞かれれば、僕は無理ですね。だから出るかどうか分からないハードを買うよりは、出ると分かっているXSXを予約したという話です。

もっとも、だからってベセスダの新作RPGが今から1〜2年後ぐらいに発売されるとは正直思っていませんが、ベセスダもあれだけの巨額のお金で買ってもらった以上、成果を出さなければ立場も危うくなるわけで、スターフィールドやTES6といったものをまさに今必死で作っているものだと信じたいところです。ゲームエンジンの大規模なオーバーホールもできたと先日トッド・ハワードさんが語っていましたが、それを使ってどのようなゲームを生み出すのか非常に楽しみです。Microsoftの技術協力で今まで以上のXboxへの最適化も期待できそうですし、他のゲームを遊びながらのんびり待とうと思います。

仮にもしフィル・スペンサーさんの言葉に裏切られたと感じたら…僕はもう今後一生Microsoftの商品は買わないと心に誓って、ゲームを引退しようと思いますwだから頼むぜ、フィル・スペンサー!

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