Days Gone、無事クリアしました!というわけで、今回はゲーム全体の感想になります。
最終決戦
ついにこのときを迎えてしまったというか…トラックいっぱいに爆薬を詰め込んでブーザーと共に民兵基地に乗り込むぜ!というイベントが始まると、ディーコンのもとに次々と別キャンプ地の住人たちが集結してきました。
多分これ、フリーカーの大群を掃除して信頼レベルを3に上げたためでしょうか、「今度は俺たちがお前を手伝うぜ」と、一緒に最終決戦へ臨むシーンはベタベタな王道を征く展開ながらも熱いものがありますねw
特にコープランド(画像の人)なんていっつも陰謀論をラジオで垂れ流しているだけの典型的な陰キャ気質の人物かと思いきや、やるときはやるもんですねぇ!でも見た目がなんとなくsyamuさんに似ているように見えるのは僕だけでしょうか。
ともかくディーコンは相棒のブーザー、そしてキャンプ地の助けを借りながら民兵に突っ込むことになります。
正直いってここからの展開はサラが民兵に拘束されているだけにどうなってしまうのか僕もドキドキでしたが、ラスボス戦含めて大佐の扱いが思ってたよりショボかったというのが正直な感想です。
まずブーザーが門を破壊するために爆弾トラックで特攻、そして民兵を始末しながらスキッゾとの対決になりますが、これが実質上ラスボス戦という…。超巨大なフリーカーが出てくるだとか、スキッゾ自身がフリーカーと化して襲ってくるという展開があるわけでもなく、近づいてナイフで首を掻っ切って終わりとういうのはちょっと味気なかったッス。
もっとも僕はスキッゾのことだからサラを人質にして脅迫してくるとか最後の最後までゲスゲスしいことをしてくるんじゃないかと期待してたんですが、そういうのがなかったのはちょっと残念w
また大佐に関してはサラが淹れたお茶を飲んで自動的に死にましたね…。ミッションの中で「ドクニンジン」という北米でもっとも強い毒を持つ植物を摘みに行く話がありましたが、もしかしてあれを利用してサラが毒札したってことですかい?絶対的な権力を振るっていた大佐ですが、なんともあっけない死に方ですな。権力者の最期としてはドレイク・ルフト以上にあっけない。
ウィキペディアによるとドクニンジンは、
ドクニンジンは、各種の毒性アルカロイド(コニイン、N-メチルコニイン、コンヒドリン、N-プソイドコンヒドリン、γ-コニセインなど)を含む。これらの毒の中でも最も重大なのがコニインである。コニインは神経毒性の成分で、中枢神経の働きをおかし、呼吸筋を麻痺させる。人間や家畜にとって有害である。
だそうです。怖いな〜。
まぁ大佐に関しては最終的にゲーム中でも狂人扱いされてはいますが、法も秩序も失われた世界であれだけの規模の軍隊を組織し、フリーカーと戦ったところまではまだ良かったんじゃないかとも思うんです。ただ唯一の医者がテイラーに頃された辺りから気が触れ出したというか、あの辺りからおかしくなった感じがありますね。
長期的な計画が崩れ出したというか、医者というなかなか替えの効かない人間がいなくなったことで精神的な不安定さが出てしまったのかなぁという…現実に考えても医者がいないというのは不安で仕方のないことではありますし(まして戦地で)、ある意味仕方なかったんですかね。
ともあれデシューツ郡民兵組織は完全に崩壊しサラを救出、特攻で死んだと思っていたブーザーも生還したところでゲーム終了。無事、エンディングを見ることができました。
しかし…
エンディング後しばらくするとちょっとしたエピソードが入ります。まずはリッパーから助け出したあと行方不明になっていたリサ。
あのあとどうなったんだろうと気にはなっていましたが、まさかのバイカーへ転職。完全に頭は禿げ上がっているし、顔もヤバいことになっていますが、どうにか生き延びていてよかったですね。最初は怯えてばかりで小動物のような女の子でしたが、今では目に入ったフリーカーを次から次へかっさばいていく、立派なサバイバリストになったようです。
なんていうかこう…下手すりゃディーコンにすら斬りかかってきそうな面構えになっており、頼もしいですな。
そして一番ビックリしたのがオブライアンですね。ディーコンを呼び出したかと思えば実はすでに自身がフリーカー化していることを明かすという…。「もう誰にも止められないんだ」と、ウイルス感染の拡大を防ぐことはできないというような警告を残し去っていきますが…これはもしかして次回作もしくはDLCのフラグでしょうか。
オブライアンは常に防護服に身を包んでフルアーマー状態でしたが、それでも感染してしまうということは、いずれディーコンたちもってことかなぁ。この辺りをどう決着つけるのかが続編の内容になるのかもしれないですね。そのときはオブライアンもキーマンとして引き続き登場しそうです。
全体の感想
発売日に買ってから20日間でクリアとなりましたが、この3週間ほどとても楽しかったです!はじめこそジメジメしたストーリーと雰囲気で漠然とした不安感もあったのですが、ゲーム中盤、ブーザーの腕を斬り落とした辺りからのストーリー展開は非常に面白く、このまま終わるのも寂しいなってぐらいに楽しめました。最後はキャンプ地の仲間たちが集結して民兵を倒し、サラの救出にも成功するという爽やかなあと味の残る結末だったのも良かったです。
ゲームプレイの内容としてはこれまでもプレイログの中で何度か書いてきましたが、GTA風のミッションの進め方に、アサシンクリードやファークライ的な戦闘要素を入れたもの、という印象です。僕は最初からこう感じていたのですが、クリアした今もだいたいそんな感じじゃないかなと思っています。
なのでこのゲームは有名ゲームのハイブリッド作品と言える節はあると思います。一応フリーカーの大群を始末するミッションはこのゲーム独自の面白さとスリルがあるとは思いますが、ゲームの土台部分は有名ゲームのハイブリッド型なのかなと。ですので単純にゾンビと戦うゲームだと思い込んで買ってしまうと後悔する可能性も孕んでおり、その点は要注意じゃないですかね。最後のミッションも結局人間と戦う内容ですし。
単純にゾンビものというよりは人間ドラマに重きを置いた作品である、という認識で遊んだ方がスッキリするかもしれません。実際声優さんの演技…特にディーコン、ブーザー、アイアンマイクの声のピッタリ感と演技はかなり熱く、翻訳もとても良かったと思います。ドラマ部分のデキはかなり良かったです。
僕は全体的に満足いく内容に感じましたが、不満点も少なからずあります。まずひとつはディーコンの服装の変更や防具を装備するといった概念がないこと。服装はストーリーにも関わる部分なのでしょうがないところはありますが、ちょっと寂しいです。見た目の変更は無理にしても防弾チョッキとか何らかの防具要素は欲しかったかも。
あとこれは後々解決するとは思いますが、本体ごと電源が落ちるというヤバい現象が何度かありました^_^;どうもフリーカーの大群と戦ったあと手動セーブすると本体ごと落ちるようでした(僕の環境だけかもしれません)。しかもセーブ中に落ちるのでセーブデータが破損扱いになり、ロードできないという…確か2回ぐらいあったかな。
このゲームはオートセーブがこまめに働くので落ちても大した被害はありませんでしたが、それでもさすがに本体ごと電源が落ちるとヒヤッとしますね。ただこれは普通のPS4を使っているのも原因という可能性もあります。フリーカーの大群の処理がかなり大きな負担になっているのかなぁ…。Proなら違うかもしれません。ですがこうした本体への安定性に関わる問題は早急に修正して欲しいです…。
ちなみにオートセーブやクイックセーブ中に落ちたことはなく、落ちたのはいずれも手動セーブ中でした。なので極端な話、手動セーブをしなければ問題がないのかもしれません。
それと規制問題についてですが、ショットガンを使えば部位欠損表現はありますし、イベントシーンでもエグいシーンはあるにはあります。ただゾウモツ関係は全面的にダメみたいですね。
個人的には北米同様の内容が望ましいとは思いますが、でもレベルの高い翻訳、声優さんによる吹き替えはこれはこれで魅力的であり、物語を隅々まで堪能する意味でも日本版もいいと思います。話の内容を把握しやすいのはやっぱり大きいです。僕自身は北米版も興味があるのですが、まず最初は日本版でストーリーの全体的な雰囲気をバッチリ理解した方がいいとも思いますね。それでなお物足りないと感じたら規制なしの北米版というところでしょうか。
繰り返しになりますが僕はかなり楽しめました。続編やらDLCが出たら買おうって思うぐらいには面白かったです。PS4の性能をギリギリまで使い切っている感じのあるゲームですので、オープンワールドゲーム好きな方はぜひ遊んでみてください。
最近のコメント