ニコニコ動画で2018年夏アニメ「深夜！天才バカボン」が無料放送だったので見てみました。別に期待も何もすることなく、ただなんとなしに見たのですが…これが結構面白かったです。
これでいい…のか？
バカボンというと僕としては昔フジテレビの土曜18時ぐらいからやっていたアニメ枠で見たような、というぐらいの印象なんですけど…なのですごい久々なんですが、そういう昔のノリを持ってくるのかと思いきや、もうのっけから現代的なネタのオンパレードでびっくり。だって、見た目は昭和のテレビアニメ風なのに、いきなりX JapanのYoshikiが出るわ、野沢雅子さんが本人役で登場するんですよ？！
なんか、例のモノマネ芸人に寄せた感じの野沢雅子さんって感じですが、声はちゃんと野沢さんでした。ところでこれ本当に野沢さんて今も髪が真っ赤なのか知らないですけど、赤塚不二夫先生が範馬勇次郎を描くとこうなりそうでもありますね。
それからさらにびっくりしたのがブラックジャックの登場ですね。え？っていう。普通、こういうときって「それっぽい見た目と台詞でごまかす」というのがセオリーじゃないですか。ところがまんま、名前も声も見た目もすべてガチでブラックジャックという。手塚プロダクションもよく許可したなとw
しかもこんなノリで原作者である赤塚不二夫先生と猪瀬直樹元都知事もネタにしちゃってるわで、なんか第1話にしてすべてを出し切るかのような怒涛のネタのオンパレードでした。これ、いきなりこんなスピード出しちゃって大丈夫なんですかね。ロケットで突き抜けすぎて途中で力尽き、打ち切りにならないことを祈りますよ…。
しかも声優陣がまた豪華で。ママ役に日高のり子さん、本官役に森川智之さん、レレレのおじさん役に石田彰さんて。21年前の夏、「渚カヲル君がおよそ20年後、レレレのおじさんを演じるぞ！」と映画館に旧劇場版エヴァンゲリオンを見に来た客に向かって叫んだとしても、誰一人信じないでしょうな。これはたまげたなぁ…。
まぁ良い意味でしょっぱなから暴走気味なテイストがあって面白く、掴みとしてはOKだったのではないかと思います。「昭和の漫画だから」と食わず嫌いせず、ギャグアニメが好きな人はとりあえず目を通して見ることをお勧めします。
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