先月のAmazonプライムセールで「Motorola g64 5G」を購入してからはや1ヶ月。使ってみてこれまでに感じたことや、普段使っているアプリなどをつらつらと書いてみようと思います。
特に問題はなかった
結論から言うと、今のところ「特に困ったことはない」、です。まぁ初めてAndroidのスマホを使うのでOSに関して分からないことだらけだったという点はあるにせよ、それは一時的なものだししょうがないことで、今ではもう特に何もないです。
アプリの動作に関しても少なくとも現時点でモッサリして使うのが苦痛とかはないです。僕はスマホでゲームはしないので、あくまで普通のアプリでの範囲ですが、動作面で困ったことはないなぁ。メモリが8GB積まれているということなんですけど、なんでスマホで8GBもメモリが必要なのか、ちょっと思うところはありますが。

Motorola g64 5Gの設定をいじっていて少し驚いたのは、このスマホ、リフレッシュレート120Hzに対応しているってことですね。つまりゲームで言うなら120fpsってことですか。設定としてはアプリに合わせて「自動」で可変、「60Hz」、「120Hz」の3つのオプションが用意されています。
僕は普段は「自動」にしています。YouTubeとかアプリ側が60Hzまでしか再生できないという場合は自動的に変動するよってことだと思うんですが、バッテリーが急激に減りまくるということもなく、なんかこれでいいかなって感じ。節約志向の人なら60Hzでしょうし、実際60Hzでも特に問題はないとは思います…が、せっかく搭載された機能をわざわざ制限するのもアレかなーとも思うし、やっぱヌルヌルの方がいいとも思えるので、僕は自動にしています。
逆にガチ勢の人は120Hz一択ですか。バッテリーの消費がより大きくなるとのことなので、僕は試してすらいないですw
普段使いのアプリを見直す
というわけでMotorola g64 5G本体の性能、動作面では特に不満はないのですが、しかし一方で悩んだのが普段使いのアプリです。以前はiPhoneを使っていたのでそのままiCloudを通じてMacと同期してくれるMacとiPhoneの標準アプリを中心に使っていたのですが、当然のことながらAndroidではそうもいかないです。そもそもMacの標準アプリ自体がAndroidにはないですからね。
それとゲーミングPCを買ったことでWindowsも使う機会が多くなったので、ここで普段使いのアプリを一新しようと思いました。具体的にはmacOS、iOS、Windows、Androidの4つのOSでデータが同期される環境を作るべきだ、という課題ですな。これまではApple謹製のアプリを中心にしてきましたが、こうなったら色んなアプリを使ってみようと割り切って、一から考え直しました。
ウェブブラウザ:Edge
まず何はなくともこれがなきゃネットは始まらねーという点でブラウザを選ぶことになるわけですが、これはMicrosoftのEdgeにしました。

Microsoftのブラウザといえば昔はInternet Explorerというバグだらけの悪名高いブラウザがありまして、それがWindowsに標準で組み込まれているもんだからそれに依存したサイトやシステムも多く、HTMLやらCSSやら、IE6のバグを利用したテクニックなんてものも編み出されていたほどでしたが、今となってはそれも昔。今やIEは滅び、EdgeはChromeと同じChromiumベースで動くブラウザとなりました。
Androidを使うという点ではChromeをそのまま使えばいいじゃんという話でもあるのですが、いろいろ触った結果、僕はEdgeの方が使いやすいかなと感じたのと、Chromeの拡張機能も取り込めてしまう拙僧のなさが気に入ってEdgeにしました。EdgeはWindows、Mac、iOS、Androidのどれにも配信されていますし、ついでに言えばXboxもEdgeが標準搭載されているので、5つのデバイスでブラウザのお気に入りを同期させることができて便利です。

あとEdgeで気に入っている点がもうひとつあって、それはサイドバーにアプリを置いて呼び出せる機能です。僕はここにGoogleフォトとかKeepとかXを置いておいて、クリックすればサイドバーでヒョイッとアクセスできるようにしています。おかげでMacとWindowsではこれらのアプリをわざわざデスクトップで立ち上げることもなくなりました。ブラウザの中だけで完結するというのは楽でいいなと。
あとはそうだなー、これはChromeを使っても感じるんですが、Safariってなんか動作が遅い気がするw微妙にイラッとしていた部分があったので、Edgeに乗り換えてから快適性は多少上がったなと実感しています。
To Doリスト(リマインダー):Microsoft To Do
To Doリスト、リマインダーと呼ばれるアプリに関しては、これもMicrosoftのTo Doアプリにしました。下の画像はMacのアプリストアのものですが、結構Macユーザーも使っているんですよね。

最初はAndroidに標準搭載されているGoogle Taskでええんちゃう?と思ったんです。んが、Google Taskって、それ単体のアプリがAndroidとiOSには配信されていても、MacとWindowsにはないんですね。一応前項で紹介したように、EdgeのサイドバーにGoogle Taskをおいて使うという手も使えますが、タスクに設定された時間が来ても、ブラウザ登録では通知が出ないのがちょっともどかしい。
僕はこの手のアプリはちょくちょく使うので、そこに少し困っちゃって。やっぱ画面に通知が出て欲しいわけです。なんかいいものはないだろうかと探したところ、Microsoft To Doに辿り着きました。AndroidとiOSはもちろん、Mac向けにも配信されているし、Windowsでも標準のアプリです。
これで4つのデバイスでTo Doリストを同期できるようになり、どれでも新しいタスクをすぐに登録できて便利になりました。もちろん、Mac上でも通知は出ます。ただまぁ、Google TaskだとGoogleカレンダーにタスクが反映されて表示されるメリットはあって、Microsoft To Doにはそれがないのは弱点と言えるかな。しゃーないですが。
メモ:Upnote
最後、メモ系アプリに関しては「Upnote」に落ち着きました。

Mac、Windows、iOS、Android、Linuxで同期が可能というノートアプリです。ノート50枚までは無料で、それ以上はサブスクか買い切りで無限に保存できるようになります。

これ、凄まじく便利ですな。見た目もシンプルで動作も超軽く、複数のデバイス間で同期もできちゃう。Evernoteに絶望した人はUpnoteに移住するのが無難かもしれない。
実際使い心地もいいのではないかと思います。headerでタイトル、サブタイトルを書くと自動的に目次を作ってくれて、クリックするとその場所にジャンプできたり、ハイライト機能など各種ツールも充実。ちゃんと文字数なんかもカウントしてくれています。
欠点としてはノートブックで分類はできても、タグをつける機能が今のところ実装されていない点ですね。もう数年間アプデが続けられているアプリですが、それでもなおタグ付けがないということは、タグ機能をつける気が開発者側にはそもそもないのかもしれない。
なのでその点については自分で「#生活」とか、#を使ってタグをノートに入れておくとかして、あとで検索しやすいようにしておくしかない感じ。
ただ個人的にはこの軽快な動作と機能を考えると十分だなって気はします。ヘビーユーザーの人はいっそ無料プランではなく買ってしまってもいいかもしれないですね。
まとめ
まぁなんやかんやありつつも、当初の目的だった「Mac、Windows、iOS、Android間での普段使いアプリ統一」は無事達成。同期環境も整ったおかげで、日常的な作業の柔軟性が一気に向上しました。ちなみにカレンダーはGoogleカレンダーで統一。これは定番なので特に説明は不要ですね。

正直、これまではApple純正アプリだけで揃えてきたので、バラバラな環境にするのは抵抗がありました。でも、実際に組んでしまえば便利さは段違い。とはいえ、MacもWindowsもiPadもAndroidスマホも全部使う──そんな“何でも手を出す派”でないと、このメリットは最大限感じられないかもしれません。
もしPCを絡めないなら、iPhoneはApple純正、AndroidはGoogle純正で統一するのが一番楽ですね。PCが複数絡んでくる場合は、OSを横断できるアプリが必要になってきます。ガジェット好きなら、このパターンにハマる人は多いでしょう。
さて、そもそもなぜAndroidに乗り換えたのか。最大の理由は──iPhoneの価格がエグすぎるから、です😅廉価版のiPhone 16eですら最低99,800円。スマホにそこまで出す価値があるか?というのが正直な気持ちです。僕がプライムセールでMotorola g64 5Gを買ったときは約23,000円。それで120Hz対応、動作もサクサク。正直これで十分(ちなみにiPhone 16eは120Hz非対応。約10万もするのに)。
円安・インフレの現状を考えると、iPhoneが昔の価格帯に戻る可能性はかなり低いでしょう。1ドル110〜120円の時代がまた来るかもしれませんが、すぐではないはず。僕が初めてMacを買った頃は1ドル78〜80円の円高時代でしたが、それはそれで円高不況で企業がバタバタ倒産していたわけで…。やはり110円前後で安定するのが理想でしょうが、現実は厳しそうです。
Appleは今後も高性能パーツを投入してくるはずで、iPhoneはさらに高騰すると予想しています。そこまで追いかける気もないので、今回は潔く乗り換えました。仮に16eに約10万円払うなら、2〜3万円の格安スマホを買って差額を維持費に回したほうが賢いと思っています。やることはどちらも変わらないですし。どうしてもiPhoneが欲しいなら中古や実質無料の2年後返却プランもありますが、僕は新品がいい。生活必需品をレンタルするというのも、どうも好きになれません。
長年使い慣れたiPhoneからの乗り換えには勇気がいりましたが、今はむしろ「これでよかった」と思っています。Appleの縛りから解放され、どのデバイスからでも同じアプリとデータにアクセスできる柔軟性は一度作れば快適そのものですから。
以前も書きましたが、スマホでゲームをしない人にはMotorola g64 5Gは本当におすすめ。価格は安く、性能は必要十分。僕はスマホに10万円もかけるつもりはないので、今後も手頃なAndroidで行くつもりです。

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