妄想力を高めるべく「ウィザードリィ外伝五つの試練」をやる #06（クリア）

PCゲーム「ウィザードリィ外伝五つの試練」の中のシナリオ「旅人の財産」、無事クリアできました。

首切りは正義

10年以上ぶりとなる久々のウィザードリィ、ラスボスのメラスケイモンを倒して財宝を入手、感動のエンディング（？）に辿り着けました。

とは言っても、一度ラスボスに挑戦して全然歯が立たなかったのでしばらく地下10階でレベル上げ兼アイテム集めをしていたのですが、結果を言うと村正とか聖なる鎧（君主の聖衣）といった超レアアイテムは手に入りませんでした。この地下10階でしか戦えない強モンスター（アークデビルなど）もそこそこ倒したんですけど、やっぱり倒しても宝箱からアイテムが出てこないなんてことも多く（体感30%ぐらい？）、アイテム集めの効率が良くないんですよね、このゲーム。

で、結局なんかもうめんどくせーなってことになってヤケクソ気味にラスボス戦に再挑戦してみたところ、

斬九郎が初手ラスボスの首を切り飛ばして速攻倒しやがりました(；´∀｀)ハハハ…。レベル上げとは一体何だったのか…。

ま、まぁ、何であれ無事倒せたのでよしとします。これにてゲームクリアとなりましたとさ。

最終決戦を終えて

ここで、ゲームをクリアして称号を貰った時点でのパーティーメンバーの紹介と雑感を書いてみとうございます。

まずはパーティーのリーダーである君主のアルドリック。レベルは22まで上がって攻撃回数は5回まで上がったものの、カシナートの剣以上の強い武器が手に入らず、終盤戦はちょっとパンチ不足な感じも否めませんでした。実際のところ明らかにダメージが低いし、首切り能力もないのでどこか地味なんスよね。

ただ僧侶呪文はしっかり覚えてくれたので、戦闘中は攻撃と回復、どちらもそれなりにこなせるというポジションに落ち着きました。でもまぁ、地味だったかなw

次に戦士のリリアン。銀の刃とスターホイールを持たせて攻守ともに強力なキャラでした。戦士はレベルが上がりやすく攻撃回数も最終的に7回になったし、それで悪魔系に倍ダメージ効果のある銀の刃が猛威を振るった感じ。

往年のウィザードリィよろしく終盤は悪魔系の強敵が多く出現するため、戦士の攻撃回数と悪魔倍打の武器の組み合わせはめっちゃ相性が良かったです。終盤戦はエースだったかなぁ。

侍の斬九郎は…ある意味MVPと言えますね。何たってラスボスを一撃で討ち取りましたから。装備していたのは達人の刀だったんですけどね。まさかラスボスを一撃で屠るとは思いませんでした。

盗賊のエルウィンは正直終盤までは本当に宝箱の罠解除ぐらいしか役に立ってなかったのですが（それが一番重要だけど）、森の精の弓を手に入れてからはちょっとしたザコ程度であれば一撃で倒せるぐらいには強くなり、戦力としても十分な感じでした。ブラックドラゴンとかあそこらへんでも一撃でいけるという。できればアイシングダガー二刀流なんかもやらせてみたかったですねぇ。

司教のセリーナはとにかく鑑定係でしたね。これがあるとないとじゃ効率面も資金面も全然違ってきますな。このゲーム、司教の鑑定が結構成功しやすいというか、恐怖状態になる確率がそれほど高くなく、低レベルでも結構鑑定が成功するところはよかったです。

戦闘面ではコルツ、マディ、マディアル、カドルトの4つばかり使ってた印象。司教なので魔術師呪文も使えますが、それほど攻撃はしなかったかな。終盤は呪文とブレスを防げるコルツが重要なので、攻撃よりはコルツ、みたいな場面が多かった気がします。

そして最後、魔術師のアルチーナはマラー、ティルトウェイト、そしてやはりコルツですね。あとは隙を見てディルトとかポンチで補助に回る、みたいな。

終盤の敵は呪文抵抗率が高い奴らがとにかく多いので、下手に攻撃呪文撃ってターンを無駄にするよりは、補助呪文で確実にパーティーを強化した方がいいって場面が多く、それで大忙しだったかな。とにかくコルツかけないことには一撃で半壊しかねないみたいな状況が多いので、そういう意味では重要な役割を担ってはいました。

でも呪文抵抗力が高い敵ばかりってのはどうかなって思いますけどね。魔術師の持ち味が半分死んでるというか…ボスはまだ分かるんだけど、ザコ敵にまでそれを徹底させられるとなんかモニョる。

レベルについては上から順番に22、34、26、36、24、32でした。基本職の3人はレベル30以上でHPも十分に育ち、結構タフに戦えてましたね。まぁそれでも敵に首飛ばされることがなかったわけではないですが、それもまたウィザードリィということで。

振り返ってみるとやはり地下9階の太陽のマスク探しが一番面倒くさかった気がします。本当にあれ、単に運ゲーですんで。あと気になったのはエルミナージュみたいに宿屋でメンバー一括宿泊の指定ができないのが不便だったかなぁと。有料部屋で泊まるとパラメーターが下がらないという要素もないし、そこが不便に感じたかな。ああいう便利機能はこっちでも取り込んでもらいたいぐらいです。それ以外は本当に楽しかった。

ただ難易度に関しては良くも悪くもウィザードリィファン向けって感じで、簡単ではないような気はします。言い方変えればウィザードリィ好きな方が遊ぶにはちょうどいい作りなのかなと…。地下9階以外はw

ユーザーシナリオもありますし、ポートレートを揃えてキャラ作りをする楽しみもあるしで、長く遊べる一本ですよね、これは。何なら自分でシナリオを作れちゃいますし、色んな意味でやり込み甲斐のある一本だと思います。ウィザードリィが好きな人、あるいはウィザードリィライクなゲームが好きな人は遊んでみる価値があるゲームでしょう。