先日から始まったXboxのアルティメットゲームセール、僕は「ウィッチャー3 GOTY」を買ったのですが、インストールし終わったので以前から興味のあったEnhancedによる「4Kモード」と60fpsでプレイできる「パフォーマンスモード」で画質がどの程度違うのか比較してみました。
その差は歴然ッ…!!
まず最初に、パフォーマンスモードの画質をここでは便宜上「2K画質」と表現させてもらいます。おそらくこれは通常の、PS4を含む家庭用ゲーム機上におけるノーマルな画質と特に変わらないと思われます(僕の印象では)。
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4Kモードとパフォーマンスモードの変更については、設定メニューの「ディスプレイ>詳細」の画面で変更できます。これはいちいちタイトル画面に戻る必要も再起動の必要もなく、ゲーム中いつでも呼び出して変更が効くので便利だなと思いました。なおデフォルト設定では4Kになっていたように思います。
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比較についてはとりあえずゲームを始めてまずはローチに乗った状態のゲラルトさんで試してみます。上の画像はブログに載せる都合上縮小していますが、これだと4Kなのか2Kなのかはさすがに分からないですね。そこでゲラルトさんの顔の部分を実寸大で比較してみますと、
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説明するまでもなくクッキリ感が違いますね…。ゲラルトさんの顔一つとっても額のシワ、目元のシワなどをはじめ、4Kだと細かな部分もよく分かります。目やヒゲといったところも、2Kと比べると非常にクッキリと描写されており、逆に2Kは全体的にボヤッとしている印象を受けます。
それと背中の剣の柄頭も4Kと2Kでは全然違います。2Kだと錆びついたようなガタガタさを感じますが、4Kでは綺麗な円で描画され、光沢もだいぶ綺麗に表現されています。
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これは部分的な問題ではなく、ゲラルトさんの身体全体にも言えます。例えば鎧に目を移すとベルトやメダルの質感がまるで違いますな。ベルトの一つ一つも質感のリアリティが違ってますし、メダルも2Kでは柄頭同様ガタガタだったものが、4Kでは非常にエッジの効いたシャープな描写になっていますね。
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次に適当な田舎道に立ってみて、景色を比較してみました。こうした何気ない、普段であればササっと通り過ぎてしまうような景色でも、比較してみるとやっぱり画質は全然違っています。
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木の柵、草花一つ一つのクッキリ感はもちろんですが、小石・砂利といったものも4Kと2Kではかなり差がありますね。人物も、道端の小石ですらも、360度どこを見渡してもクッキリ、そんな印象を画面から受けました。これトゥサン行ったらどうなるのか、すごく楽しみです。
しかしパフォーマンスモードも魅力的だ
このように画質面では4K化されたその違いをはっきりとした形で実感できるのは事実ですが、実のところ60fpsでプレイ可能なパフォーマンスモードの方も効果は高いと感じました。
じゃあどのように違うのかという話になってきますが、簡単にいうと、パフォーマンスモードに切り替えてゲラルトさんをジャンプさせたりちょっと走らせたりするだけでも「うわっ!」って感じるぐらいにヌルヌル感を実感できます。そしてパフォーマンスモードから4Kモードに変更してゲラルトさんをちょっと動かすと、「うわ…」というぐらいにガッカリしますwもうこれは一瞬で差が分かりますね、恐ろしいぐらいに…。なんか拙い表現ですが、率直な感想なんです!
よくPCゲーマー様が「30fpsなんて冗談じゃない、やってらんねー!」と仰るわけですが、確かに60fpsの動作を味わったあとに30に戻ると、そういう気分も分かります。快適性というか、操作感が根本から違うような印象を受けるのは事実だと思います。ましてこのゲームはアクションシーンも多いので、なおさらそういう印象も強くなる部分はあると思います。
4Kだけど30fps、2Kだけど60fps、どちらを取るかは難しい問題ですね。僕はとりあえずパフォーマンスモードで遊んでみようかなぁと考えていますが…4Kの表現力も捨てがたい、しかし自分としてはパフォーマンスモードで動かしたときの感触の方が感動は大きかったかなぁという感じです。皆さんならどちらを選択するでしょうか?
こうしたオープンワールドRPGでも4Kかつ60fpsが保てるのは、Xbox One Xの次の世代のハードで実現するのでしょうか?今はあくまで4K時代の入り口でしかなく、真の意味での4K時代はその次なのかなぁなどと、Enhanced化したウィッチャー3を遊んでいて感じた次第でございます。