かねてから発表されていた、Xbox Series X/Sにおける互換ゲームのFPSブーストモードがいよいよ実装されるようですな。
とりあえず5本
この旧世代機で発売されたゲームをXbox Seriesで起動するとFPSが倍になるという機能は本体発売前から発表されていたことで、実際に一部のゲームについては自動的にそうなっていましたが、Microsoft自身が公式にサポートするというのは今回が初で、本体の機能として盛り込まれるみたいですね。
ただ今回はファークライ4など5本となっているようです。
リンク:Making Backward Compatible Games Even Better with FPS Boost
公式発表を翻訳すると、
When we were designing Xbox Series X|S, we knew we wanted to continue our commitment to compatibility we started back in 2015, enabling gamers to play their favorite titles from past generations on the new consoles. Nearly all titles benefit from next generation features like faster loading times and the ability to Quick Resume. Then the team went one step further; adding enhancements to many of our most played games so they look, feel and play better than ever before.
As we detailed in October, with the increased CPU, GPU and memory from our new consoles, all of your existing games look and play better. With certain titles, we can make the experience even better, all with no work required by the developer, and no update needed by the gamer. To that end, the backward compatibility team has developed FPS Boost, which employs a variety of new methods for nearly doubling (and in a few instances, quadrupling) the original framerate on select titles. Higher, steadier framerates make games visually smoother, resulting in more immersive gameplay. We partnered closely with developers to enhance the experience while maintaining the game’s original intent. And while not applicable to all games, these new techniques can push game engines to render more quickly for a buttery smooth experience beyond what the original game might have delivered due to the capabilities of the hardware at the time.
訳:Xbox Series X|Sをデザインする際には、2015年に開始した互換性への取り組みを継続したいと考えており、ゲーマーは過去の世代のお気に入りのタイトルを新しいコンソールでプレイすることができます。ほぼすべてのタイトルが、ロード時間の高速化やクイックレジューム機能などの次世代機能の恩恵を受けています。その後、チームはさらに一歩進んで、最もプレイされているゲームの多くに機能強化を加え、これまで以上に見栄え、操作感、プレイ感が良くなるようにしました。
10月に詳述したように、新しいコンソールのCPU、GPU、メモリの増強により、既存のゲームはすべて見栄えが良く、プレイしやすくなりました。一部のタイトルでは、開発者が作業をする必要がなく、ゲーマーがアップデートをする必要がないため、より良い体験を提供することができます。そのために、下位互換性チームはFPS Boostを開発しました。このFPS Boostは様々な新しい手法を採用し、一部のタイトルでは元のフレームレートを約2倍(場合によっては4倍)にすることができます。より高い安定したフレームレートにより、ゲームは視覚的にスムーズになり、より没入感のあるゲームプレイを実現します。私たちは、開発者と密接に協力して、ゲーム本来の意図を維持しながら体験を向上させました。すべてのゲームに適用されるわけではありませんが、これらの新しい技術により、ゲーム エンジンのレンダリング速度が向上し、当時のハードウェアの性能により、オリジナルのゲームが提供していたであろう、より滑らかでバターのように滑らかな体験が得られるようになりました。
とのことで、今回5本なのは発売元、開発元の承認を得ることができたものに限ったということなんでしょうかね。会社によってはリメイクとかリマスターの計画があるでしょうから、そういう予定がないタイトルに関しては順次ブーストがかかるようになっていくのかなぁなんて、想像しています。
Fallout 4なんかがそうですがCS向けのものは30fpsに制限をかけている場合もあり、そうしたものはXSX/Sで起動させても制限に引っかかったままなんですよね。この前ディビジョン2がそういう制限をなくして60fpsで動作するアップデートをCS向けに行いましたが、すべての会社がそうした余裕があるわけでもないでしょうから、これはのちにゲームパスに含めることも考えてのことかもしれませんが、互換性と快適な動作を公式にサポートしてくれるというのは単純にありがたい話ですな。
個人的にはやっぱりFalloutシリーズの60fps化のサポートはなるべく早くしていただきたいところではあります。一応リンク先の記事キャッチ画像にはNVも写っていますが…これは期待していいのだろうか…。本来であればベセスダ自身がハード性能を見極めた上で画質や描画の調整をしつつ60fpsのアンロックをしてくれるのが一番なんですけど、スターフィールドやらTES6やらでそんな余裕もなさそうなので、Microsoftの本体アップデートに期待した方が早いかもしれないッスね。
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