テレビアニメ覇穹 封神演義、最終回を見終わりました。この半年間一応全話見てきたんですけど…いや〜、これはちょっと、マズイんじゃないですか?
ナツコを封神せよ
だって最終回、聞仲倒したあと太公望と王天君との融合も、つまり伏羲の話はまったくなく、黄天化の死を描くこともなく、女媧のエピソードも省き、突然原作最終話のラストシーンに移り、妲己が地球と融合したことを申し訳程度に描いて終わりてw
おいおいおい、いくらなんでも飛ばしすぎだろ!と。話をたたむどころかキング・クリムゾンを発動させてラストシーンまで一気に時間をすっ飛ばす暴挙に出るとは思わなんだ。ありッスかぁ、こんなの!?これね、ドラクエⅢに例えるならバラモス倒したあと突然アレフガルドに光が戻ったシーンから始まるという感じですぞ。ラスボス戦のゾーマとそこまでの道のりを完全にすっ飛ばしたようなものですよ。僕は原作をリアルタイムで読んでいただけで濃いファンってほどじゃないけど、そんな人間でもこれはねーよってなりますぜマジで。
だいたいこのアニメ、前半あれだけ端折っておいて、中盤の楊戩絡みはやたらじっくり描き、それでなぜか総集編を不自然に2回も入れて、最終話でこれでしょ。構成のバランスおかしいですよwただでさえ話数が少なくて「本当にこれ原作全部入るの?」って疑問だったのに、総集編2回入れて重要な部分を丸々カットして突然ラストシーンへとか、どういうことなんですか、構成の高橋ナツコさん!なんかもう、途中で「こりゃ全部やるの無理じゃね?」と、放り投げたかのようなブツ切り構成ですな。
アニメ自体は…まぁアップ多様でごまかしているのかなというのは感じるものの、作画は原作に忠実で非常に綺麗だったし、そこはまぁ、まだいいんですが…この話のブツ切り感は、原作の濃いファンの方にしてみれば激怒モンでしょうな。
実際Abemaでは毎回毎回コメント欄がヘイトにあふれており、実のところ僕はその原作ファンの阿鼻叫喚含め楽しんでいたのですが、さすがにこの最終回の構成に関しては酷すぎると思いました。
公式サイトを見るとグッズ展開もしていて、フィギュアだのキーホルダーだのマグカップだのTシャツだのと12月まで発売予定の商品がびっしりあるようですが、その前にもっとアニメをなんとかすべきだったんじゃないですか、みたいな…。だってこれはなぁ…。
う〜ん…また20年後ぐらいに今度は全50話ぐらいの構成で再々アニメ化されるといいですね…。
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