このページではベセスダ公式Skyrim Creationコンテンツ「Truth in Legends」に含まれるテキスト翻訳文を掲載します。
内容
Truth in Legendsについて、どうせなら日本語環境でプレイしたいと思い、自分でテキストを翻訳しました。このページではクエストの説明テキスト、書物、メモ類などについてその内容を掲載しておこうと思います。
なお翻訳の精度についてはなるべく違和感がないようにと配慮はしましたが、なんせ素人がやったものなので期待しないでください😅
クエスト:価値の証明
ムンガンド鉱山で、私は古代ノルドの地下墓地への入り口を守る、未知の魔法によって封印された扉に出くわした。その表面の奥深くにある亀裂が、特定の鍵か呪文を待っているかのようにかすかに光っている。かすかな鼓動が聞こえ、まるで何かに手招きされているようだ。その近くで、ドラゴンの頭蓋骨の顎に収められた強力な盾を発見した。その魔力はドアに結びついているような気がするが、目的は不明だ。
ドラゴンの顎から盾を手に入れると、その表面から反射していた光線が、今度は彫像から印章に反射している。おそらくこの光線は、地下墓地への入り口を封印する魔法と関係があるのだろう。
封印を解き、私はストランダール[註1]神殿の地下墓地に入った。冷たい空気に不吉な予感が漂い、遠くから石の揺れる音が響いてくる。この先にはきっとドラウグルが待ち構えている。この古代の広間に封印された謎を解き明かすため、慎重に進まなければならない。
ストランダール神殿の至聖所で、私は古代の強力な魔術師を目覚めさせた。彼はかつてイスグラモルの500人の戦士[註2]の一人で、今は地下墓地に眠っていると言われている。雷撃魔法とスゥームを使いこなすとされる彼は、恐るべき敵だ。
ストランダール神殿の至聖所で、私は以前に聞いたドラムの音の源を突き止め、私が見つけた盾を盗んだ古代の魔術師を目覚めさせた。彼の魔法は強力だったが、私は彼を退けた。彼が姿を消すと、盾は地面に落ちた。
ストランダール神殿の至聖所で、私はこの忘れられた広間を守っていた強力な魔術師を倒した。彼の無残な死体が横たわり、彼の頭上には雷撃魔法を帯びてパチパチと音を立てる古代のハンマーが浮かび、その力が私にハンマーを手に入れるよう呼びかけくる。ハンマーに近づくにつれて、あの馴染みのあるドラムビートが聞こえてくる。
ストームヘラルドとミョルニルについて
ドラゴン崇拝の時代から、ドラゴンの魂が宿った魔法の石で作られた古代のハンマーの話が伝わっているが、ほとんどは吟遊詩人の作り話だと信じられている。
この古代のノルド人については、巨大な嵐を指揮して敵軍を打ち負かす力を持ち、ドラゴンにさえその力を認められたということ以外、ほとんど知られていない。噂によれば、彼はドラゴンの血を引いていたらしいが、それを示す証拠や聖典はほとんどない。
スカイシャードは隕石ガラスの一種である。時に 「エセリウスの破片」と呼ばれることもあるスカイシャードは、ニルンのエッセンスを宿したエセリアル[註3]の魔力の破片である。しばしばロルカーンと結びついている。スカイシャードはエセリウスから星々を通してニルンに落ちてくるが、特定の月の配置のときにのみであるため、非常に稀である。
伝説の中の真実 スカイリムにおける古代ノルド文化の簡単な歴史1〜3巻
第1巻
ハンマー
ビョルンソン・ストームヘラルド[註4]はストランダール神殿の麓で7日7晩の作業を行った。彼はスカイシャードの塊と殺されたドラゴンの魂を使い、ドラゴンの血でそれを鍛え、嵐と雷の古代ドラゴンルーンで結びつけた。鍛冶場は異常な熱で燃え上がり、スカイシャードの塊を叩くたびに、鍛造中は空に稲妻が走った。
最後に神の祝福として、カイネは自ら天より稲妻を降らせ、鍛冶場のハンマーに撃ち付けた。嵐がその力を武器に封じ込めると、空は耳をつんざくような轟音に包まれた。ビョルンソンがハンマーを掲げると、上空の雲が渦巻き、その間に稲妻が音を立てて走り、まるで空自体が武器の意志にひれ伏しているかのようだった。
こうしてミョルニルは作られたと伝説に伝えられている。しかし、ハンマーの表面に彫られたドラゴンの彫刻を考えると、この物語にはいくらかの信憑性があり、ハンマーとその盾の起源は神の創造ではなく、メレシック時代の竜教団に起源を持つ可能性があることを示唆する手がかりを提供している。また、ストランダール神殿が存在するという証拠はほとんどなく、もし存在していたとしても、刻の流れの中で忘れ去られてしまったのかもしれない。ノルドの文献にはほとんど言及されていない。
第2巻
盾
盾の力の秘密はその材料だけでなく、そのコアに織り込まれた魔法にもある。相棒のハンマー・ミョルニルように、盾はスカイシャードの塊から作られた。これは非常に珍しい強力な魔法の材料で、第三紀以来見られていない。このおかげで盾はドラゴンの魂を宿し、そのドラゴンの力の一部を引き継ぎ、自然の光や魔法の光など、あらゆる光源を吸収し、持ち主の命令でそれを方向転換することができる。
この盾の威力は、王子に率いられたスノーエルフ軍が最後の抵抗を行ったモースリングの戦いで発揮されたと言われている。ノルド人が城壁に押し寄せる中、スノーエルフの王子は魔法を使い、わずかな敵を消し去った。持ち主が盾を掲げると、その瞬間、薄明かりが盾に反射して屈折し、暗闇を切り裂く純粋な太陽光線となった。
盾を手にすると光を反射させるだけでなく、それを武器にすることができた。灼熱の輝きが盾から放たれ、自らの魔力を反射してスノーエルフたちを焼き尽くした。戦いはイスグラモル軍の勝利で終わり、盾は伝説となった。
第3巻
ストームヘラルドの裏切り
ビョルンソン・ストームヘラルド。生まれながらのアトモーラ人であるビョルンソンは、同族とは違っていた。多くの者が武器の強さと戦いの激しさを尊ぶなか、ビョルソンは魔法の秘密と彼方の世界の神秘性に惹かれていた。雷撃魔法を使いこなすビョルンソンはイスグラモルの側近たちから尊敬を集めたが、多くのノルドの戦士たちは魔法に不信感を抱いていた。
ビョルンソンは偉大な帰還のさいにイスグラモルと共に戦い、エルフをスカイリムから追い払い、雷の使い手として敵を壊滅させた。彼の技量と忠誠心は疑う余地のないものであり、イスグラモル自身もビョルンソンに宮廷魔術師としての栄誉を授け、新興王国の防衛を任せた。
しかし、ビョルンソンの野望は彼が操る稲妻よりも燦然と輝いていた。仲間たちがエルフ[註5]征服を祝う一方で、ビョルンソンはイスグラモルの遺産よりも遥かに壮大な知識を求め、ドラゴンの力を渇望した。
ビョルンソンは密かに、ドラゴンに仕えるドラゴン・プリーストに魅了されていった。彼らは単なる召使いを超えて、人間の想像を遥かに超えた、ほとんど神のような魔法を使っていた。ビョルンソンは彼らのやり方を学び、ドラゴンの言葉を習得し、スゥーム、すなわち声の力を解き放ちたいと切望した。
ビョルンソンが竜教団と同盟を結ぶ機会を得たのは、ドラゴンたちまでもが、雷撃魔法の達人である彼を尊敬し始めたときだと言われている。ビョルンソンはある司祭から竜教団への入信を勧められ、スゥームの知識と永遠の生命の秘密を約束された。司祭はドラゴンを神として語り、ドラゴンがいつかムンダスを支配すると主張した。ビョルンソンは、スゥームと不死の約束に誘惑され、耳を傾けた。
良識に反し、イスグラモルへの誓いにもかかわらず、ビョルンソンはドラゴンと教団に忠誠を誓った。魔術師は仲間を裏切ったのだ。
メモなど
ノルド人が歩き回る石の広間で
鋼のように冷たい空
山の高さの下で暖炉は明るく燃え上がり
戦士たちは酒を酌み交わす
蜂蜜酒は古い樽から黄金色に輝く
蜂蜜のように甘い酒
魂を温め、人を大胆にする
スカイリムの果てしない氷結の中で
ソブンガルデの呼びかけのために、私たちは背筋を伸ばしている
我々の戦いは激しくも壮大だ
だが戦いが終わった夜
我々は手に蜂蜜酒を掲げる
匿名の支援者からの手紙
採掘を続けるために必要な金を同封した。質問は不要、遅延もない。お前が何を発見しようがお前には関係がなく、それが地上に運ばれることだけが重要だ。
お前の進捗は監視される。
走り書きのメモ
エストルモが他の誰かをここに送って私を見つけたら、爪に触れないでくれ!
もしそうなら...ここの像には何か意味があると思うんだ...ここの至る所にある他の像とは違うからね。私はドラウグルの大群に追われてここに入った...爪を持ち上げて何とか閉じこめることができたが...今は部屋からの明確な出口がなく閉じ込められている。
補足
- 註1:原文では「Strundaal」。ストランダール?ストルンダール?
- 註2:「戦士」としたが、原文では「Champion」となっている。
- 註3:Aetherial。Truth in Legendsでは度々出てくる単語。「Ethereal(エセリアル、エーテル)」をより古めかしくした表現、らしい。
- 註4:原文では「Bjornson Stormherald」となっている。問題は、場所によっては「Jornson」と書かれている場合があるところ。単純にタイプミスなのか、それとも何か意味があってBがないのか分からなかった。ビョルンソンという読み方についても正確なのかは不明。
- 註5:ここの部分の「エルフ」は原文だと「Mer」となっている。TESの世界におけるエルフの総称とのこと。他に適当な表現が思いつかなかったので、単純にエルフとした。
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